お家でできる読書感想文の書き方②
前回は,読書感想文のおける読み進め方,導入の書き方についてまとめました。
今回は,中心部分からまとめまでをまとめていきたいと思います。
1 その作品の登場人物が自分だったら,どのような行動をしていたか
これは,小説を読んだ場合に限定されますが,課題図書になったり,心に響いた作品の山場や動きがあるシーンについて考えます。
その時の登場人物の行動によって,人間の心の機微や感動,価値観の変化が起こってきます。
自分だったら,どのような行動をとっていただろうか
その時,道徳観や倫理観に従って振舞うことが出来るだろうか
あるいは,
自分だったらそんな失敗をするだろうか
などでも良いですね。
ぜひ,登場人物の一つのシーンを,自分に置き換えて考えてみてましょう。
新しい発見やおもしろい視点が見えるかもしれません。
2 自分の価値観がどのようになったか
本の登場人物は,多くの場合変化します。
これは,アンパンマンやドラえもんなどの,アニメなどにも共通します。
登場人物が変化をした過程で,読者に訴えかけるもの多いでです。
読書感想文においては,
読者がどのように価値観が変わったのか
あるいは
自分を強く持てるようになったか
自分を俯瞰して,多角的にみることができるようになったか
などが述べられていると,
読者はこの本と出合えてよかった
学ぶことがあったのだと感じることが出来ます。
これは読書の醍醐味ですよね。
「はじめは~~と思っていたけど,この作品を読んで,~~と考えるようになった」
「~~は大切だと思うけど,登場人物が~~の課題に当たった時に,より一層その思いが強くなった」
など,自分が感じたことや大切にしたいことに気付けたら素晴らしいことですよね。
自分の学びを言語化する作業は,大変有意義なものです。
ぜひ,その視点で文章を考えてみてください。
3 これからどのように生きていきたいか
読書をして一番意義が大きいと感じるのは,幸せな人生を送るための武器となるからです。
本を読んで多くのことを学び,さまざまな価値観や経験を得ることが出来ます。
そして
自分はこのように生きていきたい。
これからこのように過ごしていきたい
ということを少しでも感じることが出来れば,人生はより豊かなものになります。
それは,読書の価値の一つの側面です。
一冊の書物から何か得ることが出来れば,それはとても価値のある読書です。
ぜひ,そのことについて言語化することに挑戦してみてください。
4 おわりに
読書感想文の書き方を家庭向けにまとめてみました。
読書は,とても面白いです。
生きるヒントにもなります。
人生を有意義にします。
ぜひ,家庭でも読書教育に力を注いでいただければと思います。
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