【第6話】サウナリーマン日記「ぼっちサウナは最高のステージ」~ソロサウナtune〜
たまたま予約サイトを見た。
偶然一枠だけ空きが。
ものすごい感情の高ぶりに
襲われる。
しかも空いているのは、休日の午前中。
きっとキャンセルになってしまったのだろう。
ランチはお気に入りの「サ飯」をいただける。
予約受付完了のメールを見て
思わずニヤけてしまった。
なぜソロサウナがいいのか
サウナブームと言われてから久しい。
休日の温浴施設は若者からご年配までより
賑わうようになった。
施設によっては、サウナ室の前に
行列ができることも
珍しくはない。
自分のペースで楽しみたいときに
行列を強いられるのは
ちょっぴりストレスになる。
ラーメン屋の行列なら、
「このランチの時間帯なら仕方ないな」と
割り切れるが、サウナの行列の発生は
時間帯問わず発生の
可能性がある。
つまり予測ができないのだ。
さらに最近目立つのは20代の
若者のグループだ。
サウナに若い人が興味を
持ってもらえるのは嬉しい。
ただ4人で行列に並んで延々と
大声でくだらない話を
されても困る。
リフレッシュしにきているのに、
逆効果になりかねない。
そこで、ソロサウナの出番である。
東京の神楽坂にあるソロサウナtuneである。
好きなタイミングでサウナに入る。
セルフロウリュのタイミングも自由。
周囲の雑音や私語も気にする必要はない。
当然外気浴のイスはいつでも空いている。
そこにあなたのサウナステージがある。
ソロサウナの魅力
受付は非常にシンプル。
名前をいうと、ルームナンバーの書いたホルダーとサウナハットを渡される。
予約時にクレジットカードで
事前決済できるので、
スムーズだ。
予約は2週間先までできるようだ。
(来店時の次回予約は1ヶ月先までできる)
はじめて参戦されるかたは今回の筆者のように、
粘り強くサイトを見てチェックしよう。
個室に入ると、そこは完全に
外界から遮断された世界。
薄暗い照明の独特の雰囲気が漂っている。
まずやることは、bluetoothのスピーカー接続。
デフォルトでもヒーリングミュージック
がかかっているが、
ここでは自分の好きな音楽を流すことができる。
そう、周りがどうとか関係ない。
周囲には誰もいないのだから。
ソロサウナの最大の魅力はこの自由だ。
かける曲は決まっている
「行ってきましたよ、ソロサウナtune」
ドラマ「サ道」に出演する原田泰造をマネして
いつかサウナ北欧で言ってみたい。
そんな空想をしながら、「サ道」のサウンド
トラックをitunesから引っ張ってくる。
ドラマ一つ一つの場面をイメージしながら、
シャワーを浴び身体を清めよう。
もし「サ道」で、ソロサウナtuneが
取り上げられたら、
どんな俳優さんが演じるのだろう。
そんな想像をふくらませるのは、本当に楽しい。
気分転換、リフレッシュすることのひとつは、
非日常を味わうことだと思う。
ひとりでサウナに没頭する、
つまり高温のサ室にこもることは、
こうした日常世界から遮断できる。
さらに非日常を味わう方法がある。
それはなりきること、演じることである。
幼いころから何かになりきることで
浄化されてきた。
仮面ライダー、プロ野球選手、
社長などになりきった自分を
イメージすることで
いったん「今の自分」から切り離す。
それが気分転換やリフレッシュにつながる。
今回は「サ道」の出演者になりきって
サウナに没頭した。
そして最高のステージが始まる
そしてサウナ室へ。
聞き慣れたサ道の音楽に囲まれ、
もうすでに心地よい。
セルフロウリュという演出の
タイミング。
もちろん自分で決められる。
周囲への配慮もいらない。
好きなだけやったらいい。
あなたがこれを贅沢だと感じられるなら、
きっと立派なサウナーであろう。
正座でもあぐらをかいても、
寝っ転がってもいい。
誰も咎めるものはいない。
ロウリュで充満するアロマの香り。
したたる汗が増えるにつれて、心地よさは
最高潮になる。
ファーストステージが終わると、あとは
水シャワーへ。
全身が一気に冷やされる感覚。
少し、乱暴にリクライニングチェアに
身体を預けてみる。
もう時間が止まった感覚だ。
たった60分でこんなにも濃密な時間を
過ごすことができるのか。
外にでれば、空気にふれる肌の感覚が全く違う。
この感覚をぜひあなたにも味わってほしい。
贅沢な一日の幕開けだ。
そんな余韻に浸る帰り道。
本日のサウナポイント
ひとりぼっちのサウナステージで
自由に演じて踊れ
追伸
サ飯のラーメンがいつもよりしょっぱく
感じた。
そういえば、どこかの施設でサウナハットを
置き忘れてきてしまったっけ。
twitterで見かけたこれに興味を持ったので、
ポチってみよう。
読者の皆様のオススメのサウナハットも
ぜひコメントお待ちしています。
「サウナリーマン日記」は、
サウナをより身近に感じていただく
機会を提供するショートエッセイ
マガジンです。
興味を持っていただけたかたは、
ぜひマガジンのフォローをして
頂けたら嬉しいです。
励みになります。
「スキ」「コメント」もお待ちしています。
そして今日も私はサウナへ行きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。 みなさんが生き生き健康に働けるためのメッセージを発信していきます。 ぜひサポート、よろしくお願いします。