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【古本屋日報】不当な理由で潰されていく岐路

毎日本をタダで配っている古本屋です。色々な本(たまにDVDやCDも)を出しているのでよかったらチェックしてみてください。


この記事は古本屋が日々の出来事、つぶやきや感じたことなどをまとめる日記的コンテンツですが、さりげなく話題に関連した本をスッと差し出し売りつけようとするので、よかったらご検討ください。

2022/4/3

究極的な原因は「制度」

メキシコとアメリカ、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ。
これらの隣接する国々は経済的、政治的に極端な差がある。
これらの国々に相違をもたらすのは人種や文化の違いではなく「収奪的制度」であると、アセモグルとロビンソンは「国家はなぜ衰退するのか」で結論づけている。
問題は制度なのだ。


【買った本】Kindle本 社会・政治書キャンペーンにて2冊

ロシアの源流

ロシアの源流 中心なき森と草原から第三のローマへ (講談社選書メチエ) 三浦清美

Kindle本 社会・政治書キャンペーンにて。725円

第三のローマ=モスクワはいかに生まれたか。東から西から、ルーシの地に歴史の圧力がかかる。モンゴル、十字軍、異教リトアニア、そしてビザンツの正教会。中世期、激動するユーラシアでルーシがロシアへと固まってゆくドラマを追う。


乱読のセレンディピティ

乱読のセレンディピティ【文庫電子版】 (扶桑社BOOKS文庫) 外山 滋比古

Kindle本 社会・政治書キャンペーンにて。299円

一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きいということもあろう。乱読の効用である。本の数が少なく、貴重で手に入りにくかった時代に、精読が称揚されるのは自然で妥当である。しかし、いまは違う。本はあふれるように多いのに、読む時間が少ない。そういう状況においてこそ、乱読の価値を見出さなくてはならない。本が読まれなくなった、本ばなれがすすんでいるといわれる近年、乱読のよさに気づくこと自体が、セレンディピティであると言ってもよい。積極的な乱読は、従来の読書ではまれにしか見られなかったセレンディピティがかなり多くおこるのではないか。それが、この本の考えである。乱読によって思いがけないものを発見する能力〈セレンディピティ〉が起こることを教えてくれる。 「本は身ゼニを切って買うべし」「知識と思考」など、「知の巨人」が思考を養い人生が変わる読み方を伝授 !


不当な理由で潰されていく岐路

Twitterの多数派を世論と誤解しているってのは確かに今回の議論だけでなく、多くの識者が踏んでいる轍だと思う。
普段、同じ理屈で野党を小馬鹿にしてる人達もトピックが変わるとそれが分からなくなってしまう。
実際に選挙を勝ち抜き、しょっちゅう炎上している氏は体感としてよく理解しているんだろう。

橋下徹氏が「ウクライナは降伏すべき」と言った前提で氏を非難しているのを見かけるが、そもそもそんなこと言ったんだろうか?
これは橋下擁護なんかではなく、そのように不当に一つの主張を潰して理論構築していくと、それが足枷になり、状況に応じたフレキシブルな対応ができなくならないか?

破滅への道はそのようにどんどん可能性を潰して一本道に舗装されていくんじゃないのかね。

いずれにしても、もはや何のための議論なのか分からなくなっている。
というか、もう彼らのメンツのための個人的なケンカになってしまっている。
それはそれで好きにすればいいけど、無関係な人達が巻き込まれるようなことではない。


今でもあるAmazon1円本のカラクリ

一昔前はAmazonで本を1円で売っても送料で一応稼ぐことはできるというカラクリがあったんだけど、各社送料値上げでそのビジネスモデルはほぼ崩壊した。
が、それでも大手セラーはいきなり単独で1円に近い価格にしてくることがあり、不思議に思ってたんだけど、そういうとこって買取チラシ同封してることが多いからな。
宣伝ってカネかけてやるもんだからね。
もちろん、廃棄と天秤にかけて損切りしてるケースもあるだろうけど。


三木谷さんのラッシュアワー

妻が「三木谷さんのラッシュアワー」と言ってて意味不明だったので詰めていったら三谷幸喜のマジックアワーだった。


【読んだ本】積読こそが完全な読書術である / 人を動かす

屠殺と断捨離

ゴミ屋敷と断捨離のあいだ


第2章 積読こそが読書である

完読と言う叶わない夢

読めない「うしろめたさ」は当然のもの

「本と本の関係」に注意を払う

それでも堂々と語る

未読を良しとしない人

「完全な読書」を諦める

「よく知る」ことの傲慢さ


深く読み込むことと浅く読むこと

初級読書と点検読書

分析読書とシントピカル読書


ショーペンハウアーの読書論

古典を読みなさい

ショーペンハウアーの修行時代

フランス革命前後の出版事情


「自前」の考えを作る方法

読んでいない本について堂々と語るための積読術

テーマをひとまず「決める」

単なる多読は時間の無駄なのか

リストアップとしての積読


第3章 読書術は積読術でもある

1冊の本はそれだけでひとつの積読である

もっと、おそく読む

もっと、はやく読む

自分なりの古典をマッピングする


読めなくていいし、読まなくてもいい

タイミングが来るまで「積む」

2:8の法則

途中で読むのをやめる


本も読まない技術

「読まなくてもいい」本は「積んだほうがいい」

「読まなくてもいい」本は忘れられるべきか

そもそも本は読まなくてもいいか


積読のさらなるさまざまな顔

投資としての積読、チケットとしての積読

音楽的積読と絵画的積読

書店や図書館も「積読」


第4章 ファスト思考に抗うための積読

デジタル時代のリテラシー

ファスト思考とスロー思考

豊かさを「生み出す側」と「消費する側」

デジタルディバイドの「こちら側」と「向こう側」


書物のディストピア

もうすぐ絶滅するという紙の書物の未来

いたるところがスクリーンになる?

電子書籍と書物の破壊

それでも本はなくならないが、価格は高くなる

読書は贅沢になるか


積読で自己肯定する

セルフネグレクトとしての本の山

ファスト思考とスロー思考をバランスする

断捨離とこんまり

自己を肯定するための積読

スロー思考と瞑想

さあ、本を積もう

読了。


PART1 人を動かす三原則

盗人にも五分の理を認める


その他の気になったニュース、記事、ツイートなど

ウクライナの状況~ブチャの虐殺


ロシア兵のウクライナ避難民攻撃の可能性


クソリプに応対してもメリット無し


懲りずに感染対策を強いる医クラ


マジョリティの関心


理研600人リストラ


古本屋からは以上です

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