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狂犬病ワクチン:打たないとダメ!?獣医さんが解説!副反応(副作用)・世界のガイドラインなど・・

こんにちは!
ホリスティック獣医Saraです🌿


ついに!!!


狂犬病ワクチンについて語るときが来てしまいました・・・
狂犬病法律が絡むので、かなり話しづらい内容なんですよね・・・


私が言いたいことをストレートに言えない・・・
というところがあったのですが・・・

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やはり今年フィリピンから入国した人の狂犬病感染・発症が発覚してから、他の飼い主さんからの質問もよくいただくようになっていたので・・・



うーん、と考えた末・・・



まずは一般論として知ってもらうところからでもいいのかな、と考え、思い切って動画を公開しました✨


反論とかくるかもしれませんが、もしも自分が飼い主の立場だったら・・という視点に立つと、やっぱり事実を知っていきたいし、その上で自分で結論を出したい・・



何も知らないで言われるがままにやって、後で後悔するようなことだけはしたくないと多分思うだろうと考えたので


後悔する飼い主さんを増やしたくないと思ったんです・・・


事実についてお伝えし、飼い主さんそれぞれが決めていただくのが良いと思います🐶


狂犬病ってなに?


狂犬病というのは、が狂う病と書きますが、まさにそのとおりで、狂犬病ウイルスの感染によって脳の炎症がおきて、気がおかしくなるほどの苦痛を伴う深刻な病気になります。


感染している人や犬などの動画とか見たこともあるのですが結構苦しむので、見続けるのはかなりキツイです・・・ 💦


もともとワンちゃんが感染する病気ですが、犬から人へ感染することのある怖い病気です。
日本では1957年以降狂犬病の発生がでていないので、少なくとも60年以上は狂犬病ゼロの状態を保てているということになります🙌


ワクチンはどうしても打つべきか?

副反応(副作用)を結構見てきているので個人的には打つべき、とは言いたくないんですが、法律がからんでしまって飼い主さんの義務になってしまっているので、私から「打たなくてもOKですよ」とは言えない状況・・・💧


ワクチンを打った後に痙攣を起こして亡くなったケースもあります・・・
健康だったしシニアでもなかったのですが・・
打ったのは私の同僚でしたが、その後怒鳴り込まれたので忘れることができません・・💧


動物を健康にするのが獣医師の役割なのに、ワクチンを打った後に具合悪くなったり、打った場所にしこりができるような事が起きているのを見ても他のこに打ち続けなければならず、そういうプレッシャーを背負わされるっていうのは、正直にいいまして、精神的にもかなりキツイです・・💧

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狂犬病予防法
っていうのは基本的に犬をまもるものではなくて、人を守るためのものなんですよね・・・


いざ事が起きたら、ペットよりも人命が優先されます・・


では、他の国の状況はどうか??


日本では狂犬病ゼロなのですが、他のアジアの国々では狂犬病は発生しています・・・


世界的にもっと減らせれば、日本の法律も変えられる余地が出てくるのではないかなとは思うのですが、少なくともあと10年以上はかかりそうです

ちなみに、WHO(世界保健機関)では、2030年までに狂犬病による死者をゼロにすることを目標にかかげています(1)👀


去年、メキシコで狂犬病ゼロを達成できました!!
ただし、台湾では2013年に狂犬病が発生しています。


油断したころに突然出てきたりしているんです。


なので、慎重になるのもよく分かります。
狂犬病清浄国がもっと増えてくれるといいですよね


今回公開したYouTube動画はコチラ🌿

いつも15分くらいで終えようと思っているのですが、伝えたいことが盛りだくさんで20分くらい長くなってしまいました(汗)^^;
でも内容はかな~~り濃いです(有料レベル)!!

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コンテンツー流れー🐾
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◆イントロ
狂犬病ってなに?
◆どうやって感染するの?
猫から人への感染例について
◆クイズ!どの動物から移ることが最も多い?
アメリカでは・・CDC(アメリカ疾病予防管理センター)からの報告
世界に広がっている狂犬病の状況:WHO(世界保健機関)からの報告
◆狂犬病の感染が広がっている国(マップ)
ワクチンはどうしても打つべき?
◆日本の周りの国々における狂犬病の発生について
WSAVA(世界小動物獣医師会)ガイドラインに記載されていること
狂犬病ワクチン接種猶予について
             

ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
それではまた!


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<参考文献>
(1) Rabies. Health topics WHO: World Health Organization. Accessed 12th Jul 2020.
(2) Bats lead in US rabies risk. CDC (Centers for disease control and prevention) newsroom releases. Accessed 12th Jun 2019.


ー動物たちが健康的に,毎日笑顔で過ごせますようにー
イギリスからお届け!ホリスティック獣医Saraでした🌿


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