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【休職中のおっさんストーリー#3】カッコつけなくていい、家族がいることに感謝すればいい

「こんな親でゴメン」と思う毎日

鼻毛白かったおっさんには、家族がいる。
子供はまだ小学生で二人、それと奥さんの4人家族。

親って、自分が思ってたより全然完璧じゃないねんな。
家族といると癒されるけど、たまに「あぁ、こんなんで親しててええんかな」って自問自答してしまう。

子供たちには「こんな親父ですまんな」って、ほんま思ってまう。

家族への責任感

家計は、はっきり言って裕福じゃないから贅沢はできない。
奥さんにも働いてもらって、なんとかやってるけど、それがまた心にひっかかる。申し訳なくなる。
金銭的なことって、ただの数字以上の重みがあるよな。
自分が「家族を守る人」って役割、ちゃんと果たせてるやろかって…

家族がいる責任感がどっしり。

もし家族がいなかったら、こんな将来のことで悩むことはなかったんやろか?
いや独り身でも、全くスキルがない自分に嫌気がさして、終わりを考えたかもしれへんな。

家族がいるから、今は踏みとどまれている。

家族の笑顔が逆に辛くなる

子供達は些細なこと、些細な遊びで笑ってくれる。
一緒に公園で遊んだり、アニメを見たり、工作をしたり。
そういう時に見せる子供たちの無邪気な笑顔は、めっちゃ幸せって感じさせられる。
でもほんまなら、もっと最高のことをしてあげたい。
気兼ねなく旅行したり、気兼ねなくものを買ってあげたり…

お金の心配がなくなったら、将来の不安がなくなったら、もっと大きな笑顔を作ってあげれるんちゃうかなって思ってまう。
今の小さな家族の笑顔が、大きなハンマーで殴られたように胸が痛む。

カッコつけるのはやめにしよか


もっとバリバリ稼ぐ旦那になりたい、いつもカッコええ親父でありたい。
それで、もっと家族にしてあげられることを増やしたい。
やけど全然、今の自分には無理な話。

そやでこう思った。「してあげるってことが、おこがましいんちゃうか」って。
何を偉そうに言うてんねんって話。

カッコつけるのはやめて、ダメな姿を見せて、泣き言も言ってみる。
全てを含めて家族は受け入れてくれる。
自分の家族はそんな家族やと思うから。

あたりまえに家族がいることに感謝して、家族との些細な時間、些細な楽しみを大切にしていく。
そう思うと、少し気持ちが楽になった。

つづく…


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