ほっかいどう暮らし46 旭川市 高砂温泉
4月のとある金曜日の夜、近所の飲み仲間のコーイチさんとお酒を飲んでいた時のこと。
先月は二人で伊達市大滝区(旧大滝村)にあります北湯沢温泉の大きなホテルの温泉に浸かってきたので
コーイチさん「今回は秘湯とまではいかなくても、ひなびた感じの温泉がいいかな」
僕「あー、それなら心当たりがあるわ」
コーイチさん「そう?じゃあ任せた」
僕「うん、任された」
次の日曜日、朝早くに出発。1時間半ほど走ったところでコーイチさんが
コーイチさん「はぁぁ?旭川?ずいぶん遠くまで行くんだねぇ…」
僕「大丈夫。絶対に『来てよかった』って言うと思うよ」
そしてさらに2時間。やって来ましたのは旭川市高砂台にあります
高砂温泉。
コーイチさん「ちょっと、駐車場から向こうはラブホテル街なんだけど!」
僕「ううむ、これは期待しちゃうな〜」
コーイチさん「ええっ…」
外観は普通の温泉ホテルなんですが、玄関を入るとすぐに
ドーン!と目をひくオブジェがお出迎え。
受付で630円を払って中に入ると
売店のショーケースには、最近見かけないような様々な物が陳列されていたり(「高砂温泉」の写真がデザインされたテレフォンカードなんかも売ってました)
古い映画のポスターにラジオ、テレビ、ジュークボックス…。しかもこのジュークボックス
演奏可能らしい! 1曲30円、5曲で100円。鳴らしてみたい!!
しかし他にもお客さんいるからな〜、ここで梶芽衣子さんの「恨み節」とか流したら引かれるかな〜と思い我慢。
「チャンスマシーン」!欲しいものは何一つ入ってないけど、やってみたい!!
しかしこちらは残念ながら動いていませんでした。
僕が思いっきり楽しんでいると、横からコーイチさんが
ええっ!このタイムスリップをしたかのような不思議な空気感にワクワクしないの?!
…しないか。まぁ、趣味趣向が大きく違うらしい。
それではお風呂に入りましょう。
ここから先は写真を撮れないので、結論から言いますと
先ほどまでつまらなそうにしていたコーイチさんの態度が一変!
おそらく『黙浴』でなければ「おおー!」とか「うわー!」とか言って大はしゃぎしていたに違いない。
お風呂は三階建になっていて、1階は内風呂、2階は休憩スペース、3階は露天風呂になっています。
1階の内風呂は少し薄暗いのですが、何故か各々の浴槽の底から青や緑のライトを照らしていて、それがお湯の中で拡散されて何とも不思議な雰囲気に。
さらに3人から5,6人入れるくらいの小さめの浴槽がたくさんあるのですが、全部違うお風呂になっています。「漢方エキス風呂」だったり「オゾン風呂」、「ジェット気泡風呂」「電気風呂」「ラジウム低周波磁気風呂」などなど。3階の露天風呂にも3つの違った浴槽があって楽しめます。
まさに「お風呂のデパート」。
お風呂好きのコーイチさんは「全部入りたい!」と、のぼせる寸前まで浸かってました。
(お風呂については「高砂温泉」さんのホームページに写真付で詳しく載ってます。ご関心のある方はそちらで)
すっかりお風呂を楽しんだ後
「さわやかイチロー」の前で爽やかにコーヒー牛乳を飲み干し、お土産を見に再度売店コーナーへ。
そこで
コーイチさん「はぁ?提灯って!?そんなのもらって嬉しいか?」
僕「いやいや、胸におっきく「高砂温泉」って書いたTシャツ、誰が着るんだ!?」
ここでも趣味趣向の違いが露呈。
結局Tシャツは今回保留ということにして、お土産に提灯を購入。
お金を払う時、売店のおねーさんが「少し安くしておきますから。来月で閉めるんで」
ええっ?閉館!?
と思ったら、ロビーのリューアル工事でしばらくの間休業するのだそうです。初めて来ましたが、今のままでも味があってとっても良いと思うのですが…。ちょっと残念。
その後は道の駅などに寄って、夕方過ぎに帰宅。
帰ると近所の飲み仲間のタケちゃんとゆういちさんが二人でお酒を飲んでいたので、「はい、旭川のお土産」と提灯を出すと
おしまい
(実際にはマスクはしっかりと着用しております)
ちなみに今回の提灯ですが
「ほっかいどう暮らし23 虎杖浜で朝食を食べる」で購入した『ホテルほくよう』さんの提灯と並べて飾ってあります(笑)
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