北海道吃音・失語症ネットワーク

北海道(札幌中心)で、言語障害をお持ちの当事者、ご家族、応援者、言語聴覚士、公認心理師…

北海道吃音・失語症ネットワーク

北海道(札幌中心)で、言語障害をお持ちの当事者、ご家族、応援者、言語聴覚士、公認心理師で活動しています。 言語障害をお持ちの当事者やご家族からの相談、研修会や交流会、言語レッスン等、全道各地でお悩みの方々の力になれるよう努めています!

最近の記事

「全てが曖昧で、情報に振り回されて大変でした。」吃音がある幼稚園児のお母様にインタビューしました。

こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワーク代表の三谷です。 このnoteでは吃音や失語症など、ことばに悩みを抱える当事者やそのご家族などにインタビューを行い、体験談や想いを発信しています。 今回インタビューをさせていただいたのは、吃音がある幼稚園児の息子さんを持つお母さん(以下、Aさん)。 当団体にご相談いただいた後、受給者証の取得に向けて様々に行動を起こされましたがスムーズにいかず、とても困った経緯がありました。受給者証取得のために奔走された当時のことを詳しくお話いただき

    • 「絶対、お互いに歩み寄れるので、思ったことを周りの人に言ってみてほしい。」吃音当事者の奥様にインタビューしました。

      こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワーク代表の三谷です。 このnoteでは吃音や失語症など、ことばに悩みを抱える当事者やそのご家族などにインタビューを行い、体験談や想いを発信しています。 今回インタビューを受けていただいたのは、当団体の吃音当事者の奥様であるAさん(20歳代、女性) Aさんとのお話を通し、当事者同士のみではなく、当事者を近くで応援する周囲の方々同士でも、深く考える機会にしてもらえたら嬉しいです! お話を伺った方 学生時代の吃音にまつわる思い出 三谷

      • 対談シリーズ① 「僕たちが団体として活動する意味は何か-これまでと、これから-」

        こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワークです。 このnoteでは吃音や失語症など、ことばに悩みを抱える当事者の方々にインタビューを行い、体験談や想いを発信しています。 今回は、当団体メンバー同士の相互インタビューです。 個々のメンバーがどのような経験を重ね、そこから得たものや見えてきた今後の展望について、対談形式で熱く語ってもらいました。 今回の対談メンバー  当団体代表 三谷潤 × 副代表 内海浩平(言語聴覚士&吃音当事者) これまでの活動を振り返って 三谷(以

        • 「相談できる、というのは本当に大きいです。」失語症当事者のご家族の方へインタビューしました。

          こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワークです。 このnoteでは吃音や失語症など、ことばに悩みを抱える当事者の方々にインタビューを行い、体験談や想いを発信しています。 今回インタビューを受けていただいたのは、札幌市の近郊ににお住まいのAさん(50 歳代、男性)。 脳梗塞の後遺症で失語症の影響が残存しているお母さまと 2 人で暮らしています。 今回は主に、お母さまが脳梗塞を発症してからのエピソードや、現状のお母さまとのリアルな生活について、お聞きしました。 失語症を発症

        「全てが曖昧で、情報に振り回されて大変でした。」吃音がある幼稚園児のお母様にインタビューしました。

          「自然体で接してくれたらありがたい。」失語症当事者の方へインタビューしました

          こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワークです。 このnoteでは吃音や失語症など、ことばに悩みを抱える当事者の方々にインタビューを行い、体験談や想いを発信しています。 今回インタビューを受けていただいたのは、札幌市にお住まいのA様。脳梗塞により失語症となり、現在もことばの不自由さと日々対峙されています。日々の中で直面する戸惑いや困難とどのように付き合い、または乗り越えてきたか・・・。想いを一生懸命にことばにして伝えていただきました。 同じく悩める方々にも、支援者側の方

          「自然体で接してくれたらありがたい。」失語症当事者の方へインタビューしました

          「吃音と就職活動」 吃音当事者へインタビューしてみました#2

          こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワーク 言語聴覚士の三谷です。 このnoteでは、吃音というものについて知って貰うとともに、吃音当事者の方々の体験談についても紹介していきたい!と思いインタビュー記事を投稿していきます。 第2回目は、札幌在住の吃音当事者である石黒航生さん。 就職活動で思い悩んだこと、就職してからの実際、吃音当事者が働きやすい環境を作るためにいかに発信していくか・・・ 経験してきた石黒さんだからこそ伝えられるメッセージがたくさんあります。様々な人の心に刺

          「吃音と就職活動」 吃音当事者へインタビューしてみました#2

          「精神保健福祉手帳をもつことの意義」 吃音当事者へインタビューしてみました#1

          こんにちは。北海道吃音・失語症ネットワーク 言語聴覚士の濱屋です。 皆さんは吃音症という障害をご存知でしょうか。 話す時に音や語の一部を繰り返したり、引き伸ばしたり、言葉が詰まるのが代表的な症状です。成人の吃音当事者は120万人(100人に1人)いるといわれ、決して珍しい障害ではありません。しかし、正しい理解がいまだに広がっていないため、「話し方が変だ」「コミュニケーションに問題があるのでは」という偏見をぶつけられることも珍しくありません。 このnoteでは、吃音というも

          「精神保健福祉手帳をもつことの意義」 吃音当事者へインタビューしてみました#1