子どもの嘔吐対応ガイドブック(保存版)

こんにちは。毎日保育勉強中のぱんだです。

子どもの嘔吐のアレコレについて
皆さんと共に学んでいきたいと思います。

今回の構成はこんな感じ。

1.嘔吐の原因
2.嘔吐の観察ポイント
3.嘔吐時の対応
4.まとめ


1.嘔吐の原因

嘔吐の原因は、胃腸炎や頭部外傷、食物アレルギーなど様々な要因が考えられますが、大半の場合やノロウイルスやアデノウイルス、ロタウイルスによる胃腸炎の場合が多いです。
頭部外傷の場合は、子どもの行動を見ていればすぐにその可能性を疑う事が出来ますね。食物アレルギーも同様に誤食があったかもしれないことに気づけると思います。
次項の観察ポイントを踏まえて、どこに原因があるのか判断することが重要になります。


2.嘔吐の観察ポイント

嘔吐の際にはその様子を細かくチェックしたり、嘔吐前後の行動、別の症状が同時に発生していないかを確認することが大切です。
以下、主に確認すべき事項になります。

☆発熱はしているか
☆下痢は出ているか
☆頭痛や腹痛はあるか
☆食欲はあるか
☆機嫌はどうか
 (スッキリしているか、ぐったりしているか)
☆嘔吐の時間、回数、吐物の内容を記録する
☆吐しゃ物に血は交じっていないか、
 緑色だったりしないか

これらは緊急性があるかどうかを計るモノサシになりますし、医師に診断してもらう時にも必要になりますので慌てずに必ず確認するようにしてください。

3.嘔吐時の対応

まずは上記した7つの確認ポイントを観察しましょう。それでしかるべき対応を取っていきます。
保育園などであれば、他の子どもを吐しゃ物や嘔吐した子どもから話して二次感染を防いでいくことも必要になります。

1章でも記しましたが、嘔吐してもそこまで機嫌が悪そうでなかったり、また発熱を伴っている場合など大半は胃腸炎である可能性が高いので、子どもの様子が少し落ち着いてから、受診すると良いです。

反対に何度も嘔吐と下痢を繰り返していたり、食べたものでなく色の違う(茶色、黄色、緑色等)吐しゃ物が出ていたりする場合にはすぐの受診が必要です。またアレルギー反応が出てしまった場合や頭部への強い衝撃による嘔吐なども場合も緊急の受診が必要です。

急な嘔吐や、繰り返す嘔吐の場合には慌ててしまう事もあると思います。これらの確認事項がもれてしまっても、受診は必要そうかどうか子どもの様子を見て確認できればいいと思います。子どもの様子を先ずは確認するという事を記憶しておければ大丈夫です。もし余裕があれば嘔吐時の対応や確認リスト、受診する病院名などの簡単なメモを自分で作っておいておくのも良いかもしれませんね。

嘔吐していると体内の水分が不足していきます。なので水分補給が必要になりますが、必ず子ども自身がのどの渇きを訴えているかを確認するようにしましょう。喉の渇きを訴えるようなら1時間に100~150㏄を目安に与えていきましょう。あまり水分を多くとってしまうと、また嘔吐して更に水分が失われてしまうので適度に与えていきましょう。もし本人がのどの渇きを訴えていないのであれば、無理せずスプーン1杯ずつでも与えていきましょう。尿の量や回数なども体内の水分量を考慮する材料にしていきましょう。

そして水分をとっても嘔吐を繰り返さなくなってきたら、おかゆやうどんなどの消化の良い炭水化物から食事を進めていきましょう。野菜などの繊維類やお肉など消化に時間がかかるものは避け、胃に負担がかかる油もの、下痢がひどくなる可能性がある乳製品なども避けましょう。

4.まとめ

ここまで嘔吐時の対応について解説させていただきました。どんな時もそうですが慌てずに冷静に対処することが重要です。嘔吐時も緊急の場合もありますが、まずは子どもの体調をいつもと違うかどうか確認するようにしましょう。そしてその後の対応はインターネットで調べながらでも救急センターと相談しながらでも1人で抱え込まずに対処していけば大丈夫です。嘔吐は長くても数日で治まりますので、子どもに寄り添って対応していきましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

また来週の記事もご覧いただけると嬉しいです(^_^)/

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