仕事のデキは才能で決まるのか?
文章で成果を出すサービス・ホギコトの日野成美です。
お休みいただきありがとうございました。今日より復帰です!
前回のnoteはこちら
業務連絡です🙏
当面のあいだ、平日不定期12時更新としたいと思います。
12時に記事を見られたらラッキー✌️いつもありがとうございます!読者のみなさま愛してる!
さて。
遅ればせながら新年度迎えまして、新入社員のみなさんおめでとうございます!
新しい環境で大変かと思います、たくさん成長されていってください!
今日はこのマーケティングという仕事をしていてつくづく思う
「才能に凡人は勝てない」
「場数をふまないと才能は意味をなさない」
という2つの相反する所感について話そうと思います。
新しい環境で戸惑われている人、
「勝てっこない」と思う人がいる人、
新しい春になにか目標をみつけたい人に宛てたnoteです。
前提。あなたも私も、他人にはなれない
才能云々を語る前に、ひとこと言わせてください。
学校教育って、めちゃくちゃよくできてるーーー!!
大人になってからどんな部署に回されても大丈夫なように、あらゆる基礎的な知識・方法論を10代までに学べるよう仕組まれているんです。オールラウンド!
財務諸表でさえ四則演算ができれば読めるシロモノ。義務教育さえ頭に叩きこんでおければだいたい大人になっても応用が効く!
凡人でも気合い入れてがんばればジェネラリストとして食いっぱぐれないよう、幼少期から仕組みが作られているのですね。
しかし学校でのテストの目的が「100点満点(誤答をなくし正答を答える)」だったのが
仕事だと「会社の利益創出」に目的が変わります。
そう、売上や成果が自分のアウトプットに求められる。
そして仕事だと、会社に正解を教えてもらえなくなる。
しかしどんな環境でも、やることは同じです。
わからなかったら自分で学ぶしかない。
本を読むなり、セミナーを受講するなり。
私の出会ってきた天才は、自分の才覚を最大限に発揮できるよう、学びと研鑽が日常と化していました。
アウトプットには技術や知識が必要ですから、どうしたって勉強することが必要不可欠になるんです。
あたまの中にあるものをどう表現する?
どう伝えればわかりやすい?
答えは、学んでつかむしかない!
どうしても「自分もできるようにならなきゃ」「あんなふうにならないと」と、焦るものですが、
しかし。
一見、欠点にみえるものが才能だったりする。
「話し下手」が「聞き上手」
「文章しか書けない」が「文章ならあの人にまかせて大丈夫」
「体力がない」が「コスパよく効率的な方法を考えるのが得意」
もし、これから仕事で活躍したかったら、自分の才能を捨てないでほしいと思います。
才能を駆使する世界では、「自分」の特色を捨てたら負け。
他人になろうとした人から才能をドブに捨てることになるんですから。
何回か失敗して、できるようになるヤツは天才だ
「天才」
とよばれる人を、私は何人か見たことがあります。
彼らは見る目があり、1をみて100学ぶ。
というか、何回か実践に出して転んだりしてるうちに本質をつかんでパパっと成果を出してしまう。
マーケティング畑の天才にはHSP(過剰に感覚が過敏な体質の人)とみられる人も多く、「満員電車キライ」「出社はむり」という中だからこそ貪欲に成果を求めます。成果さえ出せば、自分の望むフルリモ環境で仕事できる確率が上がるからです。
私もHSP(内向的にみえないHSS型HSP)ですが、感覚が敏感だと生きづらさを強く感じたりするもの。
しかしHSPは処理情報量が人の10倍から多いと推察され、インサイトの発掘やニーズの推定など、行間のなかに埋まった売りポイントを掘り起こすことに類稀な才覚を発揮したりするのです。
こればかりは!
生まれつきの体質!今からとっかえとかきかない!
さらに天才は自分の中に独特の勘どころを獲得しています。
自分自身とデータとの対話の先に、最適解を導き出すことができるのです。
彼らは口をそろえて言います。
「コツをつかめばカンタンにだれでもできるよ!」
うん。
そうだね。
そのおさえるべき「コツ」の部分が多すぎてかつ難易度高すぎて、ふつうは処理しきれない情報処理量なだけでね!!
HSPの処理情報量って非HSPと比べてえぐく多いから!私もクリエイティブ品質管理のマニュアル作るときに着目しているポイント多すぎてげんなりしたことあるわ!
才能を語るのに、わかりやすくHSPを例に出してしまいましたが、結局は自分の特性を活かすように向き合う人だけが「天才」の称号を手にしているんですよね。
HSPの人は多すぎる情報にあっぷあっぷ溺れがちですが、マインドフルネスやヨガ等のボディーワークを学んで自己管理できるようになれば、これほど力強い才能もないわけです。
HSPだから優秀というわけではありません。
非HSPのマーケターやディレクターはHSPと比べると圧巻に疲れにくく耐久力がある。だからフロント対応やクライアントワークで力を借りるとすごく心強い。
また、才能を捨てて他人のコピーになろうとすると十中八九うまくいきません。
「自分も◯◯さんみたいにバリキャリのスーパーウーマンにならなきゃ」とふんわり系かわいい女子が思ってるとしたら、そのほんわか感を全面におしだしたほうが絶対クライアントワークでもヒアリング内容の質がよくなるって!と止めますし、
デザインやイラスト描くのが好きな人が「コピーライティングとコーディングもできるようにならなきゃ」と焦っても、図像画が得意な脳はそれ自体が才能だからデザイン・イラストを磨いてほしい!焦らなくてええ!とすすめます。
人は生まれついて、出されたカードで勝負するしかないのです。
訓練が9割
ライティングの仕事をはじめて早15年。
この仕事をしていると言われるセリフがこちら。
「文章書ける人って、才能ですよね!」
これについて、回答としては……
「そんなことはない。9割は訓練でなんとかなる。
しかし訓練を続けられるかどうかが才能の分かれ道かもしれない!」
読みやすいメール文章、カンタンなメルマガなんかは多少訓練を積めば3年で土台ができあがります。
いい文章は、リズム。
なのでどれだけ体にリズムの種類を叩き込めたか・瞬時にことばが出てくるかで腕の良し悪しが決まってくるのです。
ホギコト日野も年間400冊読書とか、目につく広告コピーぜんぶ分析するとか、鍛錬を積んで今に至ります。
むしろ私は持病を抱えながらの在宅ワークで「文章以外にない」という時期が長かった!
しかしあきらかに。
才能というものはある。
そのジャンルのことに対して考える思考体力、効率的な情報処理能力、「なんかよくわかんないけどスキ」。
突き詰めていえば、脳の仕組みがその仕事に向いてるかどうか。
才能は結局のところ個性です。
学校生活で基礎的な知識を会得している私たちは、どちゃくそがんばればどのポジションでもやっていけるように基礎ができています。
しかし努力は、研鑽なき才能を凌駕する。
才能ということばを逃げ道にするヒマがあったら、才能なくてもできる方法を探ったほうがずっといい。
先人がノウハウを積んでくれているおかげで、ググれば「話下手の人のための営業術」「文章苦手な人のためのメルマガ作成」「数字がキライな人のための数字の読み方」など、その領域が苦手でもできるようになる方法がKindleとかでたんまりでてくる!
才能ある人もみんな、「どうやったらできるようになるか」は必死に勉強しているわけです。
「できない」なら、本やセミナーで学ぶしかない。
「うまくできない」なら、トライアル&エラーで場数を踏むしかない。
どんどんトライしてみてほしい。
春先にはじめてマーケの世界にふみいれる方々にあてて、そんなことを思ったりするわけです。
やってみないと、自分のどこに才能があるかはわからない。
アウトプットの出来は、場数をふまないとうまくできるようにならないんです。
結局、
「うまくやろうとするな」ってことですね。
焦らないでほしい。自分の生まれついた才覚を手放さないでほしい。
そこから生まれる、あなたの仕事を応援しています。
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