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「予算はない。でもマーケティングやりたい。今すぐなんとかしてほしい。来月にはCV上げてくれ」

「こんにちは、あるいはこんばんは。エージェント・マーケターよ。
今回はお問い合わせ獲得数/購買数を1ヶ月以内に最低でも3倍増させるのが君のミッションだ。これまで月数件しかアクションがなく、ディレクターやマーケターが次々と逃亡している。

なお弊社に予算はない!広告と人件費コミコミで月50万ってところだ。優秀な君のことだから、心配はないと思う。

マーケティング諸君の健闘を祈る。このメッセージは10秒後に消滅する」

文章で成果を出すサービス・ホギコト代表責任者、Webマーケター・コピーライターの日野成美です。
季節の変わり目で風邪ひいてました!お待たせしましたすみません、今日もご覧いただきありがとうございますー!今季アニメ、「葬送のフリーレン」がめっちゃいい。

「いいものなのに売れない」に答える前回はこちら

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フェルンに感情移入しながら下痢と発熱の中、note着手したところマーケ畑に渦巻く怨念が私に乗り移ったのか、筆が乗りすぎて長くなりました。読み手の時間を大事にする分析担当に怒られるので、2回に分けることにしました。


たとえ大企業でもベンチャーでも、企業にマーケティング予算があることはぜんぜん当たり前じゃない。みんな必死。
ご面談や商談の際には予算ない前提でしっかりご説明し、可能な範囲でお見積もりをとるのが大事だなと考えて、日々仕事をしています。
※ホギコトは小規模事業者なので柔軟な対応が可能なのが強み!時給もプロジェクト単価も成果報酬もどんとこいです✨

しかし!!
2023年秋、コロナ明けて
なんか、前以上にカオスになってる!!

「この予算で自社マーケティングはじめるとか…死にたいのか??ゲッター量産機のパイロットか?入団者の99%が巨人に喰われに行くこと確定の調査兵団なのか?しかもろくな営業資料もホワイトペーパーもなくて今すぐ問い合わせ件数10倍したい(マーケで3ヶ月は短期だよ)とか、大丈夫なのか?」


商談で「無理寄りの無理!」とお断りせざるをえない案件が急増。「社内でタスクを確認してからご連絡します」といってそのまま返事がこない!
最初はそこそこキレてたんですが、気づいたんです。

ああ、本当にみんな大変な中を頑張ってきたんだな。と。
できれば私も、売上につながるご提案をして差し上げたい。

アフターコロナでマーケティングやりたい企業様に、Webマーケティングの畑を耕してトータル17年。できることをできないと言い、やれる方法を示す使命が私にはある。その方が受注がとれる!(本音)
採用担当の人事の方、いつもありがとうございます!採用広報・マーケティングも担当経験あるから尊敬してます!

ってな感じで。


BtoB「1ヶ月以内に新規リードとってくれ。予算も時間もない
BtoC「1週間以内にCVs上げてほしい。あと広告予算はない
ジャンル問わず「部署全体で予算は100万円もとれないけど、自社マーケをやりたいんです!」
に、ギリギリなんとか応える方法を2回に分けてご紹介します。


よろしい、いい度胸だ!

もし採用面談や商談でフリーランスが言われたら、やることは2つ!
前半は1つ目をガッツリ解説。

なお、これはフリーランスや副業人材を活用する前提のため、正社員やインターン採用は該当しません。


「もっとコスパよくて優秀な人はいる」
そうか!ならば答えてやろう!!


プロが言われたらやること①「不可能です」とすなおに断る

えっーーっとね。

1ヶ月でお問い合わせ数の数倍増は、ふつうにムリです。
あと月100万円でマーケ人材経験者の採用はムリゲーです。コスパ悪いので代理店に頼むことをおすすめします。

  • 1ヶ月以内にCV改善は、導線設計とユーザーニーズが設定・完了されてないと無理

  • 最低半年間はマーケティング方針に変更がないことが大前提

  • ライティング・デザイン・運用・コーディングで専門スキルがまったく異なるので1人では成果を最大化できない


順番に説明します。

まず「導線設計とニーズが絞れないので無理」。

導線設計が成立してて、クリエイティブを最適化すればなんとかなると判断できる場合にはもちろんご提案します。うちは言語化で売上を立てるプロ。記事単価3万円〜でできることは可能な限りやる。

しかし特にこのオーダーが下る場合、事業者としては文句なしに超・優秀で、なんでもできる。

それゆえに、目的不在のマーケティングが常態化。Webマーケティングで成果を出しづらい状況になっていることがほとんどです。

  • ずっとユーザーとニーズが不在のターン。マーケティングメディアで広報をやっている&その自覚がない

  • ターゲット設計がそもそもできてない。広すぎて絞れないどうしよう(「なんでもできるって売ってほしい」って言われるけど、事業分析すればするほどなんでもできないことがわかるので現場とコンサルが頭を抱える)

  • アウトプットされた既存コンテンツがほぼない。マーケティングが営業資料作成頼まれる、採用記事〜SNSまで依頼されるetc…

  • 導線設計がぶっ壊れてて、お客様を引っ張ってくる道が絶たれている。どんなにいいコンテンツ制作してもムダに終わる

  • 言語化された資料がないので、競合他社との差別化が難しい


マーケティングは売上のためにある。それはもちろんそう。

しかしWebマーケティングの特性上、「なんでもできる」は売れない。
「できないことはない!なんでもやる!」って自信満々に言うクライアント様はニーズが絞れず方針も二転三転しやすい!


お客様のことを愚直に見続けてきたクライアント様は広報っぽい内容でも素でマーケティングできてて秒で収益化しますが、それでも1人でマーケティングを回すのは覚悟がいります。

方針が変わるって、KPIやマーケティングの目的がそもそもコロコロ変わるレベルなのはほんま勘弁してくれ。
2週間前「まずは成果出したいです!時間かけてもいいから、お客様に喜んでもらえて受注にもつながるように」
1週間前「このままでは成果が出ない!財政も厳しいので、今すぐCVできるようにできませんか?」

コンサルやマーケターとの相性次第でなんとかなることもある、まず相談してくれ!今すぐ問い合わせがほしいならオフライン営業に行け!

よほどの小規模事業者様でない限り、1人でマーケはできません。
プロや経験者に頼みたいのはわかりますが、その場合は「メイン担当者様と外部の人間がスムーズに話ができる」ことが最低条件。

まああの、すみませんがこうなる場合、発注者様側にディレクションスキルが圧倒的に不足しているわけです。
「関係者でない人にもわかりやすく説明する能力」と言っていいでしょう。

御社のよさをきちんと書けば受注とれる、って私も言えたら言いたいさ!
こちとら300社以上の実績があるんだ!文章一本で売上を立ててきて、方法論も蓄積されてるからあえて言えるんだ!ただ自社自慢して読んでもらえてそのまま買ってもらえるわけがないだろう!!

代理店に受けてもらえない企業様も含めて、こういうときは
「まず営業でがんばれ」
としかお伝えしようがありません。マーケティング苦手でも営業ならイケるとか、業種ごとに明らかにあるのです。営業心理学からいっても、目の前に人がいる対面orオンラインの方が圧倒的に購買につながりやすい。

Webマーケティングは「ユーザーニーズに合わせた発信でお問い合わせになる確度をちょっとずつ上げる」という世界。
ニーズ不在のマーケティングなんてやっても意味ないことは、実績あるプロほどわかってるんです。

たとえ気合入れて採用マーケティングと広報をがんばり、優秀な人を業務委託で採用しても、Webマーケティング人事がバブルの今。
ディレクション体制やコミュニケーションに難がある社内が改善されないとみるや、人事が血の涙を流して採用したプロ人材が秒でいなくなる未来がみえると、やってもムダと知悉している現場がまず協力してくれずになにもかもムダに終わることが多いです。もちろん採用コストは回収できない。

人事の方、いつもありがとうございます!寒暖差激しいからあったかくしてね!

クライアント様のディレクションスキルが厳しいとみられる場合。
独自のノウハウで安定運用を実現している、Web代理店各社にお願いした方がどうみても企業様のコスパがいい。

はい。

自社内でアクティブなのが「デザイナーのみ」「広告運用担当のみ」というような状況で、成果のためにはSNSやオウンドメディアも必要と判断される場合。

こうなると私はもう、
代理店をご提案します。

ディレクター・マーケター・デザイナー・コピーライター(業歴5年以上熟練組)・SEOライター(業歴2年程度若葉マーク🔰組)・コーダー・運用責任者・SNSマーケターの物量戦!

それでやっと戦えるか戦えないか。月30万円うちに払うなら代理店に払ってください!

当方は個人事業主。
不可能なものをムリとお断りするのも仕事のうち。

同額予算をうちに払うなら、絶対に代理店のほうがお客様が幸せになれる。

「そんな!できる人なら1人でも回せるでしょ?」

黙れ!今まで無茶振りに耐えてくれた正社員と家族に土下座して「ありがとう」と言ってから出直せ!

「より多くの方に弊社を知っていただき、選んでもらうために」という名目で無邪気にWebマーケティングでの即死パターンを踏みに行くのをやめろ!あと「PV100しかとれてない」って言ったやつは利根川の渡しに沈めるからそこに並べ!その状況でオウンドメディアが月100もPVあるなんて明らかに現場が血を吐きながら頑張ってるやんけ!

私の仕事のむこうには、売上がかかってる。だから言わせていただこう。

月100万円では自社マーケティングでは人件費にもならないんです。
その理由をみっちりとご説明します。

自社マーケやりたいなら、最低月100万円は必要

マーケティング人件費が月100万円を下回り、広告予算確保も難航が予想される場合。
私は自社マーケティングをおすすめしません。

成果につながるマーケターは、
「ニーズを絞る。オールインワンにしない」
「目的意識をもってメディアやSNSのコンセプトを立てる」
などを当然のように行います。 

この前提を崩して仕事はできません。

成果を追求してきたからこそ、話が通じる人、「これは危ないからダメ」「こっちの方がいい」って言ったら信用して聞いてくれる人、お話ができると仕事したいんです。


しかもWebマーケティングはそれぞれの領域が専門的に細分化されています。
ざっくり上流工程と下流工程にわかれており、必要とされるスキルが領域ごとにぜんぜん異なるんです。


上流工程はたとえば、プランナーやマーケター。
クライアントとの顧客折衝やアイデア出し、打ち合わせが主。コミュニケーションスキルの塊で、うまい断り方も現場で学んだ方々です。

なお下流工程のライターやデザイナーはクリエイティブ畑。方法論を学んで現場で鍛え抜かれたクリエイターです。
クリエイターだからこそエンドユーザーに近い。天才肌もしくはド秀才が多い。

クリエイターはおそらくみんな岸辺露伴の爪の垢を夢の中でせんじて飲んでるからエンドユーザー軽視したときの熟練SEOライター・コピーライター・デザイナーのキレ方はヤバいよ!

「この岸辺露伴が、ただ金のために漫画を描いてると思っているのか!?」
特にホギコトを含めたSNSマーケティング対応済みのマーケターは、当然のようにユーザーファースト!
だからエンドユーザーに寄り添ったクリエイティブで確実にお問い合わせをエグく獲得する!


そんな「岸辺露伴モード」が下手するとログインするデザイナーやコピーライターがクライアントに直で対応したら、ふつうにオラついて喧嘩売ります。
(うちだけかと思ったら、宣伝会議の本でも「コピーライターは読み手の立場でクライアントを言い負かそうとする」みたいなこと書いてあって安心しました。よかったー。電通・博報堂のクリエイティブも好きです。)

ってかクリエイターはそもそも打ち合わせ出てるヒマあったら、UX分析とか語句選定に時間をかけたい生き物。


このあたりを調整する技術的な知見があり、空気読めて全方位の気持ちがわかるのが、クリエイティブディレクターやWebディレクターです。「左ききのエレン」の光一くんやみっちゃんはすごいんですよ。すいません大ファンでして。


まあ目黒広告社のモデルは博報堂・電通などのガチ大手。

大企業の「ふつう」を中小企業でやってたら死ぬ。それが経営の常識。

中小企業の強みを逆に活かし、Webマーケティング業界はそれぞれのセクションの専門家があちこちを手伝って横断的・網羅的に仕事をこなすことで成長してきました。

結果!

「コンサルもできるし上流工程のセグメント・訴求考案からクリエイティブ制作、導線設計や広告運用、デザインもできて本気出せばライティングもイケる」

みたいなレベルが、2023年下半期のWebマーケティング人材フリーランス畑にはゴロゴロ実って大豊作です。
だいたいすべての領域に関する知識があるスーパープレイヤーたち。

かくいう私もそうです。言語化に特化した結果、卓越した事業分析とペルソナ作成能力により文章一本で狙ったお問い合わせをとれるようになってしまった!


そんな彼らは、
いくらすると思います?

フリーランスだと、スキルに単価がつく。
オールマイティにできる人を1人採用するだけで、時給10,000円のお見積もりになったりします。制作・運用込コンサルで時給1万円できてくれて本領発揮してくれる人はほんま大事だからどうか大切にしてあげてください!実績ある人ほど高いよ!

そしてマーケターとして優秀な人ほど、エンドユーザーファーストです。
もしくは、きちんと話ができる相手を希望します。無理なことを無理といったら聞いてくれる相手と仕事したい。

私たちホギコトはご予算に合わせて柔軟に対応しますし、状況によっては成功報酬も可能です。
たとえ1万円でも、お客様が稼いだ大事な1万円です。100万円の案件もうれしいけど、相場の範囲で成果につながる方法をご提案したい。

今、実績あるマーケターやデザイナーが時給3,000円で来てくれたら本当に感謝。
もっとラクで単価高い現場なんていくらでもあるのに!ありがとう!!ってなる!!!


なのに!!
嗚呼それなのに!

クライアント様がマーケティングについての知見がほぼまったくなく、
アンポンタンなことをやらかして、プロ人材フリーランスが頭を抱える様子を!
私は何度も見てきてしまった!

デザイナーに5色以上指定するな!!!

ホギコト分析担当はデザイン経験者、変な色の組み合わせしたら私がしばかれる!私も指定するとしたら1色か2色、あとはお任せするしなんかあっても私のディレクションスキルの問題!次から気をつける!

いやあの、フリーランスのWebデザイナーさんは、営業からヒアリングまでできるスーパープレイヤーだぞ?
色によって相手に与える印象が大幅に異なるとか、4色以上は目がチカチカして視認率下がるとか、そういうの計算してUI組んでくれたりしてるんだ。デザイナーさんの腕によって確実にCV率は変わる!薬機法の関係でコピーライティングが大幅に制限される医療・美容・食品業界だと特にそう!!!

広告運用も、領域ごとに対応が異なる。
InstagramでOKな内容も、Xでダメとかある!ローカルルールも踏まえた上で運用してくれる広告担当者は貴重!
コピー書くだけなら私もできる、でも広告運用担当者さんの腕に左右される部分もあることを知ってる。リスティング広告で温度感低いキーワードにクライアント様が課金してると止めたくなる!

プランナーやディレクターさんは、意地でもヒアリングして案件定義するプロ。相手がだだっ子でもしっかりやることこなす!
ごめんね記事単価の現場だとできること少ないんですけど、導線を踏まえて最高の記事なら書けますから!過去最高CVはホギコトの記事のおかげもあるけど死ぬ気で導線引いてくれたディレクターさんのおかげ!

しかも。
マーケティングチームというのは、時給3,000円でもなんとか頼み込めば時間を割いてくれる可能性がある、プランナーやディレクター、ライターにデザイナーだけでは完成しません。

ここにHTMLやPHPの専門家を組み込み、やっと自社マーケティングは成立するんです。


今めちゃくちゃ単価が高いと噂のプログラマー・コーダー・エンジニアを頼まないと、
たとえマーケチームが気合い入れてやってもシステムエラーでサイトや広告が機能しなくなりすべてが水の泡に!!

本当にあったマーケの怖い話だ!実話なんだ!
オウンドメディアのSSL有効期限切れてるとか、商談の前にリサーチしてると最近よくある。

最近、WordPressでオウンドメディア組んでるレベルの大企業がどんどんnoteに進出してるのはこの辺の事情もあると思ってます。ノーコードツールのほうがマーケ・広報問わず目的達成に適してるなら、それにこしたことはない。


エンジニア畑は今、本当に採用が難しい。マーケ人材の比ではないくらい予算も必要です。

マーケターもプランナーもコピーライターもデザイナーも、時給3,000円できてくれる人はいなくはない。
Webエンジニアは時給5,000円〜です。フリーランスだとこれが最低ラインと心得ておいたほうが無難。
いや、HTMLコーダーならまだ大丈夫かもしれないけど、自分で要件定義してコーディングも保守運用もするってなるとエンジニア単価払わないと申し訳なくて周囲が円形脱毛症になってしまう。

情報システム部門のマネジメント方法は、クリエイターチームとはぜんぜん質も内容も違う。彼らはロジカル重視!時系列で起こったことを書いて渡すと喜ばれる!

もちろん簡易的なHTMLなら私も対応できますがWordPressは特殊すぎて下手に触ったらサイトごと破壊されることを知ってるから(身内に情シス歴40年のプロがいる)、自分で担当する際には安全を確認した上で更新毎回絶対するし、下手なプラグインとか入れられない。

なんでここ、ガチで書いてるかというと、
「もっと安くてデキる人がいる」
と言い放つクライアント様には、
「更新してない放置プレイのWordPressサイト」
が体感90%、セットでついてくるので。


いやだ申し訳なくてプロに頼みたくない!「いや更新しろよ。」で終わる!!Webエンジニアさん大好き!私も無理、自分だったら絶対更新するから更新しないWordPressは専門家にお任せしたい、言い値で引き受けてくれたら神棚にその人の商売繁盛を拝む!あの人と当社に臨時収入がありますように!

なんかもう、予算ないって言ってるクライアント様はさ、背伸びしないでノーコードツール使おう?LPも独自ドメインとればそこまでバレないって。BtoBなら百歩譲ってWordPressもアリだけど、BtoCは今がんばらなくても大丈夫なように必死でシステム整えて2023年を迎えてるんだから。ね?

もうね、なんでここを叫んでるかというとね。

これまで商談まで行った企業様や、ホギコトでご担当経験がある商材がどれも、
「順番にやって、時間をかければ、確実にマーケティングで売れる可能性がある」のに。と。
いろんなチャンスをドブに捨ててる気がして。

マーケティングは最短の効果測定が3ヶ月なんです。
ガチのコンテンツマーケティングのプロでさえ「委託先が安定した運用ができるか、半年は見極める」って言ってるんです。

Webマーケティングの人材はみんな、売上や成果を出すつもりでジョインしてる。

成果を出しても売上につながらず。
「もっと安くてデキる人はいる」と叫ぶ現場で、やる気をなくすフリーランスを、
絶望して過労がたたり倒れていく正社員のみなさまを、
病んでる自覚、困ってる自覚すらない経営者さまを。
私はこれ以上見たくはない。


ライターについて書いてたら1万字を超える自信があるので短くしますが、
ライターも「長い文章を大量に書ける人」から「語句の強度・濃度を計算してコピー組める人」まで幅広くいます。

ブランディングのコピーライターに3万円の見積もり出されて渋ってる場合か!!特にブランディングコピーは工数がおそろしくかかる!!
ピンとくる語句をコンサルしながら選定するため、「100本作成して1本も残らず、また50本追加で書いてその中からチョイス」みたいな泥臭い作業が待ってます。
糸井重里さんはすごいんだ!!!助動詞のエモさはあの人天下一品だぞ!

ぜーはー…
なんかつかれてきた……

「これくらい、自分でできる」
ならクライアント様ご自身でやってみてほしいんです。むしろ応援してる!中小企業や小規模事業者は社長が1人でマーケ回してるうちに方針が固まってくるとかフツーによくある話だから!

これらのプロ人材を大事に回しているのがWeb代理店だ。
自分でうまくライターやデザイナーにお願いできる自信がないなら、代理店にお願いしてください!

わかってもらえるように説明できないと、
社内マーケターに理解できるよう言語化できないと、
社外のお客様にもお伝えできないんです。


荒ぶりすぎました。
整理しましょう。

  • 即日成果が出る方法もたしかにないではないが、マーケティングの仕組み上、時間をかけなければ無理なことがほとんど

  • 各専門領域が細分化されてるので、マーケティングのプロ人材最低5人は必要

  • 1人で全部できるプロもたまにいるけど、自営業はスキルに単価がつくからめちゃ高くなるよ

  • 1人採用するのに+100万円採用コストかかるのに人材を粗末にするな


ここまでケチョンケチョンに書いてきましたが。

クライアント様の事業を大事にしてるからこそ。
「なんでもできる」では売れない。という話に耳を傾けていただく必要がある。
いっしょにお客様の方をみて仕事できる方と、ご一緒したい。
そう考えるのは、ぜいたくではないはずです。

もちろん予算は大事。私もお金を受け取る分には、売上やCVになる仕事をしたい。そのための技術もノウハウも、持てるものはすべて使います。


導線設計が破綻していると、予算内では不可能なことが多い。
話が通じない相手にはコンサルもできない。「そんなことないでしょ!プロならできるはずだ!」って言われたらお断りせざるをえない!

しかしコンサルもマーケターも相性なので、私たち以外の方を担当にしてうまくいくならそれにこしたことはありません。
採用はご縁だから、ミスもあります。採用してからヤバさがわかるとか珍しい話じゃない。もちろんその後に大化けすることもよくあります。

「もっとデキる人がいる」と、今ある人材という豊かさから逃げないでほしい。

まずは、社内のマーケターや人事としっかり話し合うことをおすすめさせてください。
今ジョインしてくれている業務委託メンバーに、感謝を伝えること。
無理なものを無理というのは恥ずかしいことじゃないので、代理店の活用を視野に入れること。


え?


それでも自社でマーケティングやりたい!って?
今ある実力を出し切ってみたい!予算はないけど!
って?

しょうがないなあ。

文章書ける人がいて、営業がやり手で言語化された資料が一応あって、
人件費とは別に月10万円くらいならなんとか確保できそうで、

どうしても、1ヶ月以内に売上を改善する方法がほしいというなら。

次回「1人マーケが月予算10万円で、売上CVを1週間で叩き出す方法」
お楽しみに!

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