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今後のインフレと過去のインフレ

今後のインフレと過去のインフレ

だいぶアメリカのインフレが落ち着いてきて、市場がディスインフレを見始めていますが、今後はインフレ率が落ち着くのでしょうか

過去のCPIを見てみるとちょっと違うと思います
下図は1975年付近からのCPIと、インフレに敏感な原油とゴールド、そしてドルインデックスの複合チャートです

現在はCPIが9%をつけてから急落し、3%台で推移しています
この数値で落ち着いてくれれば、相場もそれほどインフレに

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【金】と【銀】動きに変化 と ゴールド現状把握

【金】と【銀】動きに変化 と ゴールド現状把握

2024年1月24日にゴールドが高値から$20ほど下落する中、シルバーは堅調な推移となっています
これが何故起こっているか、考察していきます

金銀比価(ゴールド・シルバーレシオ)

つい先日までゴールドが堅調な推移をしており、逆にシルバーが叩き売られるような下落を見せたため、金銀比価が92まで上昇しました

この値はレジスタンスとなるところであるため、ゴールドが割高、シルバーが割安と見られた可能

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アメリカ利下げ or 現状維持

アメリカ利下げ or 現状維持

利下げは行われないのでは?

利下げ期待から上昇した株・ゴールド、及びドル安でしたが、ここに来て現実を見始めたでしょうか
FED watchでも利下げ確率が急に下がっています

現状のFED金利は5.25%~5.5%であり、現在のCPIやPPIなどの数値と比べても高水準であることは確かです

そもそも利下げというのはどういうときに行うのかは、コロナショックを経験した方ならわかるはずです
そうです、

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通貨インデックスとゴールド(2023年10月2日)

通貨インデックスとゴールド(2023年10月2日)

ゴールドと関連性のある通貨との相関の確認です

ドルインデックス(DXY)

年初来からのチャートになります
ドルインデックスを節目の100を一時的に割ってから、トレンドを作って上昇中です

RSIが70付近で買われすぎ
ドルに強かったのですが、ここにきてドルインデックスとのサヤをほとんど埋めました

ユーロインデックス

反転させたドルインデックスとほぼほぼ同じチャートになってます
ユーロの下落

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ゴールドの下落した要因(2023年9月30日)

ゴールドの下落した要因(2023年9月30日)

今週ゴールドにとっては大きく下落した週となりました
まずはチャートの確認から

ゴールド 日足

いままで低ボラティリティが続いていたゴールドですが、$1885をあっけなく下割れし、$1850を割って今週引けました
かつ、今週は毎日陰線となり、RSI30を割り込みました
日足RSI30をつけると、殆どの場合大きめの反発をしていたのですが、その反発も短期的にはあったものの、結局は押し込まれる結果に

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株の下落と合わせるゴールドとドルとの関係性(2023年9月7日)

株の下落と合わせるゴールドとドルとの関係性(2023年9月7日)

9月に入って雇用統計の結果を受けてから、ゴールドが下げ基調に入りました
これは株の下落が大きな要因でもあると思えます

短期チャートですが、動きがほぼ一緒です
昨年ゴールドが$1610まで下げたときに非常に似た動きです

株の下落とともにゴールドから資金が抜けていることを指しています
もちろんドル高・金利高もありますが

9月16日まで水星逆行ということもありますので、株の調整が進みやすくなるでし

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先物で見る米ドル上昇と円下落の可能性(2023年9月2日)

先物で見る米ドル上昇と円下落の可能性(2023年9月2日)

COTレポートで米ドルと円を見た場合、米ドル上昇及び円が下落する可能性を示唆しています

米ドル COTレポート

機関投資家(non-commersial・水色)と商業筋(commersial・黒)のポジションが0に近づいています

赤丸の部分と価格を見ると、そのあとポジションが拡大し、価格が上がる傾向になっています

短期的にトレンドを形成して上昇とは限りませんが、少なくとも米ドルが下落しにく

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シルバー$25 プラチナ$1000(2023年9月1日)

シルバー$25 プラチナ$1000(2023年9月1日)

ゴールド以外にも注目したい貴金属である、シルバー及びプラチナが節目の価格に差し掛かっています

まずはシルバー(XAGUSD)

丸をつけてある箇所が$25付近となり、直近で大きめなレジスタンスとなっています
そのために、昨日(8月31日)は利食い優勢となりシルバーは$25の高値手前で若干折り返しました

チャートを見る限り、下値を切り上げて上昇しているため、非常に良い形に見えます
工業用需要が大

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VIXとゴールドが相関(2023年8月31日)

VIXとゴールドが相関(2023年8月31日)

ちょっと気になったのでメモです

ここのところVIXと相関しているようです

若干外れているところはありますが、かなり似たチャートに見えます
つまり、株の下落でゴールドが下落し、株の上昇でゴールドが上がりやすくなるといえます

ここのところの株価はどうでしょう

先週くらいまで調整局面で売られていましたが、急回復していますね
ゴールドも同じ動きになっています

株を買うと同時にゴールドも買われてい

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短期的過熱感に注意(2023年8月29日) ドルとの乖離発生中

短期的過熱感に注意(2023年8月29日) ドルとの乖離発生中

8月もまもなく終わりますね
今月の僕のトレードは今のところなんとかプラスですが、月初から大きめな損切りがあり、なかなかうまくいってません
まぁそんなときもありますよね

前置きはそのくらいにして、本題です
ここのところ下値を切り上げて上昇しているゴールドですが、ちょっとそろそろ怪しいかなと思っています

こちらのチャートですが、右上と右下を注目してください

まず右上のドル円とゴールドの相関です

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ゴールド上昇は続くか?(2023年8月22日)

ゴールド上昇は続くか?(2023年8月22日)

$1880付近まで下落したゴールドですが、このまま上昇するでしょうか
僕はまだその環境になっていないと思っています
現時点で高値$1900まで戻しました

下記がその理由となります

ゴールドが上昇する理由に米ドルがあります
その米ドルが急に下落し始めました

確かにドルインデックスの上値が重くなり下落していることがわかります
そのためにゴールドが上昇しています
中国が米ドルを売っているという情報

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まもなく反発あり注意 と 株の買い場(2023年8月17日)

まもなく反発あり注意 と 株の買い場(2023年8月17日)

残念ながら下落トレンド入りしてしまったゴールドですが、そろそろ反発がありそうです

三角持ち合い(でいいのかな?)を下に抜けてしまったため、下落トレンド入りしました

地合いがドル買いになっており、さすがに$1900を割り込んで16日は引けました

反発の根拠はRSIのみです
日足RSI30付近は反発するポイントになります
過去のパターンからも、その傾向がわかります(チャート上の垂直線)
ここから

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買い不在のゴールド相場 まだまだ下落するのか?(2023年8月8日)

買い不在のゴールド相場 まだまだ下落するのか?(2023年8月8日)

最近のゴールドは非常に動きが鈍くなっています
短期的に下落トレンドになっており、なかなか上がりにくい状況です

タイトルに有る通り、買い手が不在していることが大きな原因でしょう
どこかの記事で書いた気がしますが、下記に列挙します

上昇しない要因

機関投資家の短期買いの減少

商業筋の売りヘッジ積み増し

金ETF残高減少

ドル高

高値警戒($2000意識)

これらがゴールドの上値を押さえ

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$2000いけるか?と今後(2023年7月20日)

$2000いけるか?と今後(2023年7月20日)

現在価格$1985です(2023年7月20日 13:00)
一時$1987まで上昇しました

現在何を材料にゴールドは上がっているでしょうか?
それはドル安です
ドル安だけで上がっている相場になります
当然ですが利上げ停止などの憶測からも、買われていることではあるでしょう

さっそく結論ですが、$2000はありえると思います

ドル安以外ではどうでしょう
実はそれほどゴールド上昇のための材料はない

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