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先物で見る米ドル上昇と円下落の可能性(2023年9月2日)

COTレポートで米ドルと円を見た場合、米ドル上昇及び円が下落する可能性を示唆しています

米ドル COTレポート

米ドルCOTレポート プライス&ネットポジション

機関投資家(non-commersial・水色)と商業筋(commersial・黒)のポジションが0に近づいています

赤丸の部分と価格を見ると、そのあとポジションが拡大し、価格が上がる傾向になっています

短期的にトレンドを形成して上昇とは限りませんが、少なくとも米ドルが下落しにくい状況になりえると思えます

スパンをみると3年から4年毎に起こっており、時期としてはそろそろというところになります

下がるときは50,000枚を超えてこないと下がりにくい状況です

金利が天井を付けて低下傾向にあり、米ドルが売られやすくはなっていますが、これをみると米ドルが簡単に下落するとは思えてこないのです

円 COTレポート

円COTレポート プライス&ネットポジション

円インデックスの価格は途中で変わったのかわかりませんが、途中から表示できていません

円は米ドルと違い全く逆の関係になっています

水平線を引いたくらいまで上昇及び下落すると、円が下落する可能性があります
8月は若干円が買われたときもあったのですが、それはさほど円売りの買い戻しが若干起こっただけと見えます

つまり円買いは一時的であり、円売りのターンが近い将来来る可能性があります
米ドルとは全く逆の関係ですね

ドル円はどうなる?

これだけで判断できませんが、これにより円安ドル高になるのであれば、150円は軽く突破するのではないでしょうか

米ドルや円が先物だけで動くわけではありませんので、上がるとしても早々単純に上がるとは思えませんが、近い将来上昇の可能性を頭に入れておいていいと思えます

さいごに

個人的にドル売りで見ているトレーダーが多くなっている気がします
そのため、大きなイベントがあると巻き戻しが起こっていますね
そのためドル円が大きく下がることなく推移しています

円が買われるための絶対条件は、マイナス金利をやめることと思えます
YCCを解除したくらいでは、一時的な円買いにはなるものの、結局は巻き戻される気がしています


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