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知的財産権

○知的財産権とは


人間の知的活動によって生み出されたアイデアや創作物の中で知的な価値を有するものにつけられる権利のこと。
知的財産権は大きく分けて著作権、産業財産権、その他の権利の3つに分けられる。

・著作権ー①著作者の権利/②著作隣接権
著作権は著作者の権利と著作隣接権に分けられる。

①著作者の権利


創作時から著作者の死後70年まで著作物を保護するというもの。
著作者の権利は著作権(著作財産権)と著作者人格権に分かれる。

著作権(著作財産権)には複製権や演奏権、展示権などが含まれ、著作物に関する著作権法上の権利のことを指す。

著作者人格権は著作物の創作者が作品に対して持つ名誉権などの人格的利益を保護する権利のことを指す。

②著作隣接権


実演等を保護、実演等を行ったときから70年(放送等の場合は50年)の期間、創作物を保護する権利。実演家の権利やレコード製作者の権利などが含まれる。

以上の全ての権利は文化庁の管轄に入っている。

・産業財産権ー①特許権(特許法)②実用新案権(実用新案法)
       ③意匠権(意匠法)④商標権(商標法)

新しい技術やデザインなどについての独占権を与え、模倣防止のために保護し、研究開発を奨励し、取引上の信用を維持することによって産業の発展に寄与することを目的とした権利

①特許権


発明を保護する権利で、それにより産業の発展に寄与することを目的とする。
特許権のもとで、新しい発明は出願から20年(一部は25年)保護される。
特許権の対象となるのは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの。
例としてはリチウムイオン電池に関する発明や、ゲームのプログラム発明など。

②実用新案権


従来の技術に対して新しいアイデアを取り入れて、物品の実用性を高めた考案に対して与えられる。
権利期間は出願日から10年。

③意匠権


物、建築物、画像のデザインに対して与えられる、工業デザインを保護する独占排他権。
意匠権として保護されるのは、物等の全体のデザインの他、部分的に特徴のあるデザイン。
権利期間は出願日から最長で25年。

④商標権


商標またはサービスについて使用する商標に対して与えられる独占排他権で、その効力は同一の商標・指定商品等だけでなく、類似する範囲まで。
商標権の対象は、文字、図形、記号の他、立体的形状や音、ロゴやマークの位置など。
権利期間は登録日から10年だが、存続期間は申請によって更新可能。

以上の全ては特許庁に申請することで権利が得られる。
・その他の権利ー①不正競争防止法による保護 ②回路配置利用権
        ③育成者権         ④地理的表示(GI)
        ⑤肖像権・パブリシティ権

出典・引用:https://www.google.com/url?q=https://www.pref.ibaraki.jp/koho/kurashi-qanda/sangyo-rodo/shoko-roudou/sangyozaisan.html&sa=U&ved=2ahUKEwiL5Jrc-7GHAxXYZvUHHbHEABUQFnoECAAQAw&usg=AOvVaw0h56gq8Q19WxgeL8KHgfPG

https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/seidogaiyo/chizai01.html

https://www.jpaa.or.jp/intellectual-property/

https://www.projectdesign.jp/202103/intellectual-property-knowledge/009056.php

https://www.google.com/url?q=https://www.jpaa.or.jp/intellectual-property/designl/&sa=U&ved=2ahUKEwjll_iu_LGHAxW_nK8BHfU_KfUQFnoECAYQBg&usg=AOvVaw3PgS5E3ANwOjx-xuZMrgsE

高校生法学研究会 記事部
文責:記事部メンバー 佐藤

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