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「俺は底辺の人間」と言っていた貴方へ。

随分前にnote上で言葉を交わした方がいます。
その方は機能不全家庭に育ち、私から見てもすごく苦労人でした。
その方は自分と同じような境遇の若い人を集めシェアハウスを作っていました。

ところがこの方はご自分のことを「底辺の人間」と呼ぶんですね。
私はコメント欄で「貴方は底辺の人なんかじゃないですよ」とお伝えしましたが…

私の中には「底辺の人」という言葉はありません。
そんなものは存在する必要がないからです。
「権力のない人」
「お金のない人」
「仕事がない人」
はいると思います。
実際私が今その状態ですし。
でも、人間に権力や力関係はあっても底辺なんかないんです。

少なくとも自分と似た境遇の若者に居場所をと行動したこの方は「勇気」があります。
「行動力」があります。
「優しさ」があります。

そんな方が、常々「俺なんか底辺の人間だ」と繰り返すのに私は悲しみを覚えました。
怒りすら覚えました。

この方を頼ってきた若者たちが、自分を「僕は底辺の人間だ」なんて言うようになったら嫌だったからです。

いまはご自分を「底辺だ」なんておっしゃってなければいいなぁと思いつつ。
まずは、ご自分の心の傷の手当が先だったのかもしれませんね。

「俺は底辺の人間」とおっしゃっていた貴方。
違いますよ。
貴方を慕う若者たちは貴方をそんな風に思っていないはずです。



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