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頓服薬をもらいに。

昨日の大暴れで右上腕〜肩が膨れ上がっている。

なんだか、形がいつもと違う。

(※両親が吐いた暴言暴力など出てきます。
苦手な方はご注意ください)


いまんとこ通っているクリニックへ、昨日みたいになったとき用の薬を取りに来た。




◎『誰も悪くない』けど待合いで耐えられないときは…


いつもなら、大人しく座っていられる待合いで。

今日は無理だと悟った。

どれだけノイズキャンセリングイヤホンをしても和気あいあいとした『家庭』が私の周りを取り囲んでいる。

土曜日だしね。


苦しい…

この人たちは何も悪くないのに…


ガタガタと私の身体が震えだした。

『すみません…、今日は特別具合が悪くて…。車で待ちますので…よろしくお願いします』


携帯番号をお伝えして、車の中にいた。


ダメだ。

まだ震えてる。


車の窓を全部開けて、リクライニングをペッタンコにした。

ノイキャン越しに蝉の声が聴こえてくる。

トンボが横切る影がフロントガラスに映るだけで飛び起きる。


ああ、ダメだな。

トンボは私なんか食べないよ。

よかった、周りにビックリされる前に移動して正解!
私エライぞ。



昨日…、私は私自身が抱えてきたものを爆発させたら…大変なことになる…
というか、自分が爆弾だって感じた。





母に頭を踏まれている私を父は新聞を読んでいて見ていなかった。

私は成人後に父に話したことがある。
母に手をあげられていたことも、殺されかけたことも。

『ほぉん、オレ知らんかったし』
『つらかったろーなー、でもやったのオレじゃねぇし』


性暴力を受けて逃げ帰ってきたボロボロの私を見て、母は喜んだ。

自分より粗末に扱われた女がこの世にいることを心から喜んだ。

手を叩きながら踊っていた。

掛けられた言葉までは書きたくない。

彼女の言葉は、
あまりにも軽くて、そして幼稚だったから。




だめ…思い出したら…


だけど…、昨日の自分の姿はまるで鬼神だったな…。

鬼が乗り移ったようだった。


ただ、納得がいかないのは常に悩まされている身体背面のこわばりはトリガーブロック注射が必要なのに、昨日のパンチバッグ破壊は『ただの酷い筋肉痛レベル』であることだ。
なんでこっちは大したことないんだよ(苦笑)。


…っ、一体どんだけ生きてるだけで背面の筋肉に力入れとるんじゃっての。




◎生きた爆弾


爆弾抱えて生きる…なんて言葉があるけど、私『が』爆弾じゃん。


爆弾が息して、瞬きして、う○こして…

『爆弾が生きてる』が正解な気がする。



昨日は悲鳴を止めなくては近所迷惑になるので、何とかクリニックに電話で助けを求めた。

薬で寝てしまうように、との指示だったのだが、どうやら私は服薬しても眠らなかったようだ。

いびき録音アプリに、電動ドリルの音が録音されていた。

どーりで、朝いろんなものが(海で拾った貝殻や小石)が散乱しているわけだ。
穴あいて(笑)。






なんか…

スゴイなぁ…


憎しみに食われるな!って、
いつも自分に言い聞かせてきたけど…

食われかけたら、私ああなるんだ…






◎支えの唄


まだ、まだ身体がカタカタ言ってる。



〽♪

……呼んでいる

胸の何処か奥で

いつも心躍る 夢を見たい

悲しみは 数えきれないけれど

その向こうでっきっと 貴女に逢える


繰り返す 過ちの その度 ひとは

ただ青い空の 青さを知る



果てしなく道は続いてみえるけれど

この両手はひかりを抱ける


サヨナラのときの 静かな胸

ゼロになる身体が耳を澄ませる


生きている 不思議

死んでゆく 不思議


花も風も街も みんなおなじ



呼んでいる 胸の 何処か奥で

いつも何度でも夢を描こう


悲しみの数を言い尽くすより

同じ唇で そっと唄おう


閉じてゆく 思い出の そのなかに

いつも 忘れたくない ささやきを聴く

粉々に砕かれた 鏡の上にも

新しい景色が映される


はじまりの朝の 静かな窓

ゼロになる身体 満たされてゆけ



海の彼方には もう探さない

輝くものは いつも ここに

わたしのなかにみつけられたから



『いつも何度でも』

千と千尋の神隠しのテーマソング。

別に作品自体はそこまで好きじゃないけど、この歌は夜逃げ直前から、いや『インナーチャイルド』を見つけたときから唄っている。

おそらく輪廻転生などの仏教の世界感をテーマにした歌詞なのだろうけど、私にはこの曲は『私への呼び掛け』だ。

『ちび〇〇?いる?』

だから、私が書くと『きっと貴女に逢える』(本家は違う)。

胸の奥の声

呼んでいる

少女の姿の私。




夜逃げのときも、親に追われたときも、

ずっと唄ってた。

危険が迫るほど唄う。

(いま考えると、息継ぎと息継ぎの間が長い曲なので、自然と呼吸が整い、危険下でもパニックになるのを防げたのかも知れない)


◎いのちの名前

最近は、もうひとつテーマソングとして使われていた『いのちの名前』を覚えているけど、私の名前ってコレ『いのちの名前』じゃないよねって気付いて…


私は名字も名前も好きじゃない。

名字なんかは印象強いから変えたいくらい。

下の名前だって親がつけたけど、最初はどうあれ、こうなった以上やっぱり好きになれない。


私に新しく名前をつけたい。





スマホがノイキャンを通じて『call』と言ってきた。

ビクッ


中待ち合いは男性ばかりで、今日は座っていられず…

もう、待合には誰もいなかったから受付に許可を取って、待ち合いの隅に座っていた。

叫び声が出ないように、イスを揺らさないように、縮こまって。




あまり、お医者さんと話したことは覚えていない。

ただ、EMDRは時間がかかる割にレセプトに書ける『点数』が少ないから採算とれないんだってさ。
仕方ないよね、医療は仕事であってボランティアじゃないから。


PTSD患者が増えたらシステム変わるのか?

だとしても、当事者としては、いや人間として増えてほしくない。



ただ、昨日お願いしたばかりの紹介状セットがもう出てきて、私はビックリした。




今日はよく頑張った。

待ち合いで左手が掴んでいた右腕に指型のアザができてる。








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