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「自分を大切にしてくれる人と関わること」は自分を大切にすることじゃないだろうか。

先日、他県で行われた写真家さんの個展に赴き、「昔…撮ってもらった写真…見返したいなぁ」と思った私です。
(若い頃に個人的に写真のモデルをしていたことがあります。
カメラマンは副業として写真で報酬を得ている方でした。)

何だかんだでまとまった時間が取れず、先延ばしになっていたのですが、昨日ようやく保管袋から写真の束を取り出してじっくり眺めていました。

ガリガリに痩せた20代はじめの写真…
それから数年後の薬の副作用でポヨンポヨンになった写真…
涙を流した後でお化粧崩れちゃってる写真…
化粧品を必死に選ぶ私の写真…
まだ流行ってもいなかったタピオカ飲んでる写真…
風に吹かれた後ろ姿の写真…
カメラマンの「死体になりきって!」のリクエストに応えて必死に死体になりきっている写真…(笑)。

表情はくるくる変わる。

そんな数々の写真を見ながら、
「大切に思ってくれていたから…このショットが撮れたんだろうな」
ポツリ。

私はカメラマンを信用していましたし、尊敬もしていました。
何かしら自分と通じる「不遇の影」も察していました。
遠慮はしないけれど大切に思うからこそ言える冗談や、言える愚痴がある間柄でした。

一枚ずつじっくり眺めながらめくっていくと、やっぱりひしひしと「慈しみ」が感じられました。

「…私のこと、本当に全肯定してくれていたんだなぁ」

海辺で撮ったショットが目に留まりました。

振り向きざまに嬉しそうな笑顔を見せている私。

自分で言うのも変かもしれませんが、
「私が彼氏だったら❝この笑顔を守りたい❞って強く思うなぁ」
そう思いました。


なかなか上手くセルフコンパッション(自分を思いやること)が出来なくて…
そもそもそこまで自分を大切に思えなくて…
でも、セルフコンパッション少しでもできるようになりたくて、本も読んで…


この写真を見たら一発でした。

「こんなに幸せそうな笑顔…曇らせたくない」


このカメラマンの口癖は
「わたしはいつでも〇〇さんの味方です」。

今はどこにいるかわからないカメラマン。


私は今回、じっくり昔の写真を見て「自分を肯定してくれる人と関わりなさい」という女優さん(だったかな?)の格言を思い出しました。
その方曰く、自分を貶めることを言ってくる人と一緒に居るのではなく、自分を肯定してくれる人と一緒に居たほうがいい。
とのことで、格言を知った当時は「そんなこと言っても…」と感じましたが、いまは違います。
無闇やたらと自分を傷つけてくる人とは距離を置くことはセルフコンパッションの一つ…というか一つの核のような気もします。
そもそも自分を傷つける人の近くに寄っていってしまうのは「自分への思いやり」に欠けますものね。
喧嘩友達ならいいのですが、一方的に傷つけてくる人からは離れ、自分が安心できる人と関わる選択をすることはとても大切だと感じました。


ちょっと恥ずかしくもあり、
くすぐったい気持ちもありますが、
「自分を大切にしたい
守ってあげたい」
そう思える写真がのこっていて、私は嬉しいです。




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