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日々是紅茶⑲「チャイにも生スパイスを」

日々是紅茶、日々紅茶を飲んではメモメモしているくせに、それを改めて文章にしたり、パソコンに写真をアップしたりすることにブレーキが。
もっと気負わずに書けたなら。
小さくとも日々の紅茶をアップして自分の視覚的にも備忘録としてここに集めていこう。

・・・の2日目。
最近、おチャイ会も近くなってきたので、チャイのスパイスの話を。
カレーの香りや色味にも欠かせない「ターメリック」。
一般的に手に入りやすく使いやすいのは乾燥させたパウダータイプだと思う。
けれど今回は生のターメリックを使ってみた。
見た目は、まるで生姜。同じショウガ科の植物の根茎なので、見た目はそっくりだし、花の形も似ている。(以前ハワイでショウガの花よ、と教えてもらったが南国らしいお花だ)
今回私の手違いにより、2種類の「ターメリック」が手元に来てくれたので、違いを検証してみることに。
結論から言うと、このふたつは、見た目は似ていても味も香りも成分も違うので使い分けした方がよさそうだ。

「ターメリック」は日本では「秋ウコン」と呼ばれていて、いわゆるカレーパウダーの濃いオレンジ色をしている。インドなどではこちらが主流の様子。肝臓に良いとされる「クルクミン」が多いのはこちらだそう。

ターメリック(秋ウコン)


一方「ワイルドターメリック」と呼ばれる「春ウコン」は、見た目も中の色も明るいイエロー色で、ショウガにそっくり。
「秋ウコン」ほどクルクミンは含まれていない一方、精油成分やミネラルが豊富で、様々な健康効果が期待されていてお茶やサプリメントになっている。主な生産地沖縄では、「うっちん茶」と言われて琉球王朝の時代から、珍重されていて今でも有名なのだそうだ。

ワイルドターメリック(春ウコン)

すりおろしてみるとこんな感じ。

このターメリック達を購入したのは、オーガニック青屋さん「みつばちハッピ」さん。パッケージに付いていたレシピ「ゴールデンチャイ(ターメリックラテ)」で使われていたスパイスを参考にさせていただきセイロンティーとブレンドしてチャイを作ってみた。

ターメリック(すりおろし)小さじ1
生姜(すりおろし)    小さじ1/2
ブラックペッパー     5粒 
シナモン         1㎝くらい

スパイスを複数組み合わせた方が、ターメリックの苦味が穏やかになるような気がする。

<結果>
見た目は、紅茶の色が勝ってほとんど違いはなし。

秋ウコンチャイ(若干赤みが出てるかな~??)
春ウコンチャイ


香りは方向性が違うけれど、どちらも良い(私は好き)。
「秋ウコン」ははじめ土っぽい香りだったのに、熱をいれたらフラワリーな香りに変化し、ほとんどくせはなく、お砂糖なしでも飲めるくらいのほんのりした苦味。
「春ウコン」は、生のすりおろしの時は爽やかな香りだったのが、熱を入れたらより薬草っぽくなり効能が高そうな香り。そしてやはり苦味が強い。
出来上がりのチャイもお砂糖などで調整する必要がある。良薬口に苦しといったところか。

<まとめ>
そのまますりおろしてチャイに使うなら、味的に使いやすいのは、「ターメリック(秋ウコン)」
でも、スパイスや甘味で調整できるなら「ワイルドターメリック(春ウコン)」もあり。特有の健康効果を狙うこともできるかもしれない。
ちなみに、「ワイルドターメリック」を少量(すりおろし小さじ1/2位】入れてカレーを作ってみたら、苦味もそこまで気にならずに美味しく作れた。色味はほとんどつかないので「ホワイトカレー」のようだったけど(笑)
ただ、入れすぎたら苦いのかも。でも苦味も大事な味覚を作る要素だからアクセントに使うのはいいと思う。

ぜひ、生ターメリック、手に入ったときは試してみてほしい。
なにより煮出しているときの香りの変化が楽しいよ。
また紅茶の話よりスパイスの方がながくなっちゃったかな笑。

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