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読書感想文#6『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』クルベウ①

お久しぶりです

再休職になって2週間ほど経ちましたが
日々、療養に専念しております

すこしずつ回復の兆しを感じられると言えるような
このごろになってきました、よかった!

休職期間にリミットはあるとはいえ
焦らずに、自分なりのペースでこれからも前に進めると
自分のことを信じ続けたいです

・・・

回復の兆しのひとつとして、
読書ができるようになりました!ありがたいことだ

かなりたくさん読めたので、
感想文を書きたいものも溜まっています
ちょっとずつ書きたい

・・・

今回感想文を書く本は
『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』です

心療内科の帰りに本屋さんに寄るのが
ルーティーンになっているのですが、

タイトルに心を掴まれ
帰りの電車で読了するぐらいには
すべての内容に惹きこまれ
メッセージひとつひとつに救われた気がします


自分の歩きやすい速さで
自分のできる範囲で
自分のやりたいことに向かって
自分を信じ続けられる自分で在り続けたいと
希望を持てた1冊となりました


また素敵な本に出逢えた
これからもたくさん本を読みたいので、生きます

以下は、特に印象に残ったフレーズとそれに対する私の想いです
私を救ってくれた印象的な言葉だけでも皆さんにも届いたらうれしいです


・・・

「選択には正解がない。
その状況で自分に合ったものを探し出すことが
最高の選択となる。
過去の誤った選択に未練を抱く必要はない。
失敗に執着しすぎず実行に移すこと。」p.043


これまで正解の選択肢を選ぶことに必死でした
そして、選択肢を正解にし続けてこられた自分が好きで、
そんな自分しか許せなくなっていました

はじめて、大きな失敗、挫折をして
そのことを受け止められず、動揺し、
なぜ過去の選択を誤ったのかと、自分を責めました

何度も、自分のことを責めてしまった

そして、その過去の誤った自分に執着しつづけていた

“あのとき、こうしていたら”
“あのとき、こんなことしていなければ”

たらればを繰り返すことでしか、
今の自分を受け入れられなかった

でも、本当は選択そのものに正解も誤りもなく
選択は選択に過ぎず、過去も過去でしかない

ありきたりな言葉に落ち着いてしまうけれど、
変えられるのは「今」と「自分」

過去を失敗だと思える今があるならば、
それを克服し、糧にできるような行動を起こしたい

またそれで失敗してもいい
そうしたらまた、飽きずにめげずに、
そのときの自分にできる最善を実行すればいい

過去への執着を捨て、今の自分にフォーカスすることから
はじめてみます

・・・

「自分ができる範囲のことをがんばりつつ、
自分にこなせるスピードで

期待を持ってやるのではなく、
自分ができるぶんだけの仕事をこなしながら進むことに
意味を持たせてほしい。」p.111


就活生だったころ、いわゆるバリキャリになりたいと
漠然と思い描いていました

仕事ではやく、なにかおおきなことを成し遂げたい
楽しく仕事をしてたくさん稼ぐ大人になりたい
そう思っていた

“若手のうちは質より量”
どこかで聞いた、それっぽいアドバイスを胸に
言われたことはすべて断らず取り組み
闇雲に全力でした

でも、そんな強引なやり方が通用するほど
社会は甘くなかった

元来それができるタチならまだしも
私はちがいました

自分のキャパや適正速度の限りを、
病気を通して痛感することとなりました

自分の手で抱え切れるボリュームを
自分の心と体が疲れないスピードで
こなしていくということ

この難しさと大切さを知りました

2度も休職をしていて
痛いほどわかった自分自身のこと

この経験を無駄にしないためには
やっぱり、自分のできる範囲と出せる速度の管理をして
健やかに穏やかに、長く続けることを
第一に過ごしたいなと思います

・・・

「私たちは人生において、
それぞれ雨に降る日を耐えながら生きていく。
今、雨が降っているからと言って
失望しすぎないようにしよう。」p.113


まさに今、私の人生は大雨だと思う
人生初めての嵐の真っ只中、当分止む気配も感じられない
そこをなんとかじっと耐えているような日々です

だから失望していた
もう晴れる日は来ないんじゃないかって
太陽のもとで暮らせないんじゃないかって
怖くて辛くてしんどく思う日が続いていた

“止まない雨はない”

よく言うけれど、
本当にそうだろうか
ちゃんとこの雨は上がって
晴れてくれるだろうか

確かに、これまでの人生
永遠に降り続けた雨はない
程度や期間はさまざまだけど、必ず止んでいます

だとしたら、自然の摂理に基づいて
この雨もいつかは必ず止んでくれるはずだ

しかも、
雨の後は綺麗な虹がかかったり
植物に恵みをもたらしたり
素敵な実りがあることだってある

それを信じたくなった
雨があがるのを待つだけ
晴れることを信じてじっと待つ

今の私にできることはそれだけだ
自分でコントロールできないことに対して、過剰に失望しない
きっといつか晴れる

・・・

まだまだ長く書けそうなので
今回はここまでにします

ここまでお読みいただきありがとうございました
次回もまた読んでもらえたら嬉しいです
あなたに晴れの日がちゃんときますように

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