【投資初心者必見!】米国株投資の始め方から米国株投資の魅力とは?

お金を増やしたいけど、勤め先では給料が一向に上がらない。でも、子供の成長に合わせて上がっていく家計の支出。何か、他に収入源を確保することはできないだろうか?

そんなあなたこそ、米国株への投資を考えてみよう!
米国株投資という手段を学ぶことで、新たにお金を増やす術、選択肢を手に入れることができる。

今回は、初心者でも理解できる米国株の始め方、米国株に投資する魅力や注意点までご紹介していく。

米国株、米国株投資について
まず、米国株とは何か?ということについて勉強しよう。
米国株とは、米国の証券取引所に上場している株式のことである。
世界全体の株式時価総額のうち、米国株式市場が占める割合は40%ほどにも上る。

実は、これまで米国株に馴染みのなかった人でも、米国株、つまり米国企業のサービスには関わっている可能性が高い。
たとえば、我々にとって馴染み深い企業ではiPhoneで有名なアップル、スターバックスコーヒー、マクドナルドなど、挙げれば数多く出てくるはずだ。

そして、米国株に投資することとは、米国に上場している株式へ投資する、ということなのである。
日本に住む日本国民も、米国株の取引を扱っている証券会社を通して、米国株に直接投資することができる。

米国株に投資すれば、あなたも日頃から馴染みのある米国株、つまり米国の世界的な企業の株主となれるのである。

株式市場
米国株投資を行うにあたり、知っておかなければいけないことは何だろうか?
まずは、株式市場を確認してみよう。
日本に証券取引所があるように、米国にも以下の2つの株式市場がある。

・ニューヨーク証券取引所(NYSE)
・ナスダック(NASDAQ)

ニューヨーク証券取引所(NYSE)
ニューヨークに拠点を持つ証券取引所で、1817年に設立された歴史ある証券取引所である。
世界的な有名企業が多く上場しているという特徴がある。

ナスダック(NASDAQ)
1971年設立の証券取引所で、主にハイテク企業が上場している。
GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)も、ナスダックに上場している。

米国株の株価指数
次に、株価指数を見ていこう。
米国株の株価指数については、以下の3つがある。

・NYダウ平均株価
・S&P500
・ナスダック100

NYダウ平均株価
NYダウ平均株価とは、米国の代表的な銘柄を厳選して30に絞られている株価指数である。主に、老舗企業が名を連ねる。

S&P500
S&P500は、米国企業のTOP500銘柄を集めた指数である。老舗企業から新興企業まで多岐に渡り、NYダウの銘柄も含まれている。

ナスダック100
新興のハイテク企業が100社が集まる指標である。
GAFAMなどのハイテク企業が世界をリードしている今の時代において、ハイテク企業が多く存在しているナスダックは、注目すべき指標である。

取引時間
最後に、米国株の取引時間を見ていこう。
米国株の取引時間は、以下の通りである。
 
・現地時間:9:30~16:00
・日本時間:23:30~翌6:00
 ※サマータイム:22:30~翌5:00
 
※米国市場では、サマータイムがある。
 サマータイムは、毎年3月第2日曜日から11月第1日曜日までの間で適用される。
 
このように、日本と米国の間には時差があるため、米国市場で取引が行われる時間帯は、日本の深夜時間帯に当たることとなる。
 
なお、取引時間はニューヨーク証券取引所とナスダックで共通している。
また、日本の取引市場における昼休みは存在していないため、上記の取引時間の間は常に取引が行われているという特徴もある。

米国株投資の魅力
ここからは、米国株に投資する魅力について挙げていく。
米国株投資の魅力については、主に以下の5つがある。
 
・高成長を続ける市場
・1株から購入可能
・IT企業を中心とする巨大市場 (GAFAMなど、世界をリードする優秀な企業が多い)
・株主重視、株主に還元 (高配当、連続増配銘柄が多い)
 
高成長を続ける市場
1989年(平成元年)から株価推移を見ていくと、米国株式市場(NYダウ平均株価指数)は2021年(令和3年)12月時点で17倍になっている。
 
同じく1989年から2021年までの間の日経平均株価と比較した場合、日経平均はマイナス成長となっている。
 
また、上記期間内にはリーマンショックによる世界金融危機や、近年における新型コロナウイルスによるコロナショックも発生していた時期も含まれる。
 
しかしながら、米国市場は株式市場における危機的な状況を迎えても、一時的に株価を値下げしても、その都度回復して成長を果たしている。
 
このように、米国市場は危機にも強い。
また、日本が少子高齢化が進む中、米国では人口が増え続けており、今後も成長を期待できる要素がある。
 
■参考資料:松井証券HP
米国株取引 | 商品・サービス | 松井証券 (matsui.co.jp)
 
1株から購入可能
日本株が単元株(100株)単位での購入を原則としているのに対して、米国株は1株から購入可能となっている。
 
そのため、投資を始めるための壁は小さく、余裕資金が少ない人でも少額で投資に挑戦しやすいことも、米国株投資の大きな魅力の一つと言えるだろう。
 
なお、米国株式の場合、上場株式やETFなど、全ての取引を1株単位で始めることができる。
 
まさに、米国株は多くの人に投資の機会を持つことができるの商品なのである。
 
IT企業を中心とする巨大市場
米国の株式市場は、GAFAMを例に挙げられるような、世界をリードする企業が多数存在している。
世界の市場における成果のシェアは、40%を占めている。
 
また、現在のGAFAMのように後の市場をリードする新興企業もある。
反対に、コカ・コーラやジョンソンエンドジョンソンのように、以前から安定的に成長を続けている企業も多い。
 
このように、米国の株式市場は未来に期待できる企業を多く抱える巨大市場なのである。
 
株主重視、株主に還元
米国では、企業は株主を重視し、生み出した利益を株主に還元するという風習が根付いている。
その証拠として、配当を高く株主に還元する高配当銘柄や、連続して配当金額を増額して株主に還元している連続増配銘柄が多い。
 
たとえば、連続増配銘柄として、以下の銘柄などが挙げられる。
 
・コカ・コーラ(KO)
・ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)
・スリーエム(MMM)
 
他にも、株主への利益還元を重視している企業は多数存在する。
さらに、米国企業の中には配当を四半期決算の度に配当金を支払う、つまり年4回配当の銘柄も多い。
 
このように、米国企業は株主に対する利益還元の意識が高いのである。
 
米国株投資の注意点
ここまで米国株投資の魅力を見てきたが、もちろんメリットばかりの投資は存在しない。
当然ながら、米国株にも投資する上での注意点はある。
 
ここでは、米国株投資をする上での注意点やリスク、日本株投資との違いについて触れていく。
 
ここで挙げる米国株投資のデメリットは、以下の3点である。
 
・値幅制限がない
・取引時間帯が日本では深夜
・為替リスクがある
 
値幅制限がない
米国株投資においては、取引を行うにあたり値幅制限がない。
値幅制限がないということは、株価が上がれば上がっただけ利益が出るが、逆に株価が下がれば下がるだけ損失を生むことになる。
 
たとえば、10万ドルの利益、10万ドルの損失をそれぞれ生み出すということもあり得る。
つまり、米国株投資はハイリスク・ハイリターンの投資を行うということなのである。
 
取引時間帯が日本では深夜
前述の通り、米国株式市場では当然ながら米国の昼間の時間帯に取引が行われる。
そのため、日本で生活している人にとっては深夜に取引が行われていることとなる。
 
日本国内で昼間に活動している人にとっては、深夜にリアルタイムでの取引をするのが大変だと言えるだろう。
 
為替リスクがある
米国株投資は、取引を行うにあたり扱われる通貨は当然米ドルとなる。
そのため、日本で日本円を用いて米国株投資を行うためには、日本円を米ドルに換算する必要がある。
 
この通貨の換算時において、米国株投資では為替リスクがつきまとう。
円高が進むと、米ドルを日本円に戻した場合に損することになる。
 
ただし、逆に円が進んだ場合は、逆に米ドルを日本円に戻して得をすることになるのである。
 
そのため、米国株投資を行う際には、為替の動向を注意深く見守る必要がある。
 
魅力満載の米国株投資。いざ、挑戦しよう!
ここまで米国株の商品内容や米国株式市場、米国株投資の魅力や注意点に迫ってきた。
しかしながら、この記事に解説してきたことは、まだ米国株の基本を除いてみただけに過ぎない。
 
それでも、今後の資産運用の一つの選択肢として米国株投資を意識することができたなら、一株から投資できる米国株の魅力を活かし、少額からぜひ挑戦してみてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?