#23【和歌山】みかん農家さんとの出会い

2023年4月20日 23:40

今日は和歌山県のみかん農家さんでのお話。
休学1年目が終わりに近づいていた年末2021年12月の援農記録。
2021年がスタートした時に私はその年のTo Doリストに「和歌山のみかん援農参加」を入れてたんよね。

みかん収穫時期はやっぱり冬。
私の中でみかんの産地って愛媛か和歌山県。
九州から近いのはもちろん愛媛だったけど、私は和歌山県のみかん援農に参加をするっていうのは決めてたし、なんとあの年一番大好きになった都道府県が和歌山県だったからみかん農家さんでの援農は楽しみで仕方なかったな。

和歌山といえば有田みかんだけど、私は隣町の下津町での援農。
滞在期間は約1ヶ月で、住む場所はシェアハウス。
私より少し上の女性の方との二人暮らしだったけど、2階建ての1階は別のみかん農家さんのお家。
だから2階に住んでた。
お風呂は共同、2階は1部屋とリビングみたいな感じだったから寝るところも一緒って感じ。
私は基本個室が好きだけど1ヶ月だしと思ってとりあえず頑張ってみることにした。（後からやっぱり1人部屋でお願いすればよかったと後悔）

仕事はやっぱり朝早い。
6時半にはお世話になる農家さんのところに行ってたかな。
私がお世話になったみかん農家さんは「山田さん」
なんと大当たり！！
とっても優しい方で、息子さんとそのお父さんお母さん。
時々娘さんも来てお仕事をして、それと私。
初日から孫のように面倒をみてくださって、幸せだったの覚えてる。
作業中流れるラジオが好きだったなぁ〜〜

仕事はただひたすらみかんの収穫。
今年は裏作だったらしく、少なかったんだって。
なので結局仕事自体も予定より早く終わることにもなった。

みかんの木は山の急斜面にあるから山を登ったり、下がったりしながら収穫。
畑は一箇所じゃなくて数カ所に分かれてるから移動しながらの収穫。

収穫中の1番の私の敵は「カメムシ」
私はカメムシが大嫌い。
一番ショックだったのは作業着を洗濯した後にその作業着からカメムシ出てきたこと。
カメムシはみかんの木が好きらしい。
収穫しながらカメムシのあの嫌な匂いがしたら見つけるまで作業あんまり進まなかったもんな。

1番の楽しみはなんといっても午前と午後のおやつ休憩
時々朝イチで休憩とかもしたりして、これがまた最高なの。
山の高いところから見る景色は本当に最高！！！！！！！！
山田さんが毎日準備してきてくれてるおやつと温かい飲み物と手を伸ばしたらゲットできるみかんを食べながら。

ゆっくり休憩。
「はなちゃんもっと食べんさい！」
って言ってくれて私だけたくさんお菓子にジュースももらっちゃって。
本当に大当たりのご家族でした。

私が「写真が好き」っていうのも理解してくれて、
「はなちゃん、作業気にせず好きな時に撮っていいからね」
って感じで、ほんと作業気にせずに本当に自由に撮影させてもらってた。

お昼ご飯は各自だったので、私は基本家に帰って自炊。
買い出しとかは山田さんが連れていってくれて本当に助かってた。

みかん農家さんでは基本雨が降ったら仕事は休み。
雫がついたみかんも収穫できないから、前日が雨だったら次の日は作業が昼からとかが基本だった。

山田さん家の場合、収穫後選果とかいうものはなくて、年明けの2月くらいまで寝かせるというスタイルだったので仕事は夕方には終わる。
そして次の日また朝からというような作業スタイル。

本当に山田さんは素敵な方で
お母さんは私が自炊しているというのを気にかけてくれて、手作りのたくあんとか畑で作ってる野菜とかお菓子とか毎日色々持たせてくれたの。
朝作業ができなくなった時は山田さんと一緒に畑に行って野菜を一緒に収穫して少しドライブしながら帰ってそのまま野菜をもらったりね。

休みの日を作ってくれて（前日雨の日）
せっかく和歌山きたんやからって、観光に連れて行ってもくれた！
遠出！！！！！！！
カフェにも行ったりね。
たった1ヶ月弱だったのに孫のように接してくれて。

仕事最終日には実家にみかんを送ってくれたり。
車で送ってくれたり。

本当に幸せだったのを覚えてる。
またおいでねって言ってくれて、あの時はすでにフィジー行きも決まってたから、フィジーのことも応援してくれた。

実家に帰って少ししたらまたみかんを送ってくれたりもした！
援農のつもりで行ったのにまた私は農家さんからいろんなものをもらってしまったのでした。

仕事はね、大変だよ。
朝はとっても早いし、みかんはひたすら収穫って感じだったけど。
決して簡単な仕事じゃないのが農業なんだ。

それを知ることができるし、食べ物の大切さももちろん、自分が普段食するものがどうやって手元に来るのかを知るって本当に大切なことだと思うし。

朝早いけど、大変だけど、それ以上のものが得られるから農業をお手伝いするって私はすごく好き！！！