子どもとおうちでできる けんちく工作 day13 線から面、面から立体をつくってみよう!
今日はお家で何しよう?
お家にあるもので自分の身の回りのお家や街をつくったり、お家の中を探検してみよう!
子ども一人で、または大人といっしょにできる、建築や街に関する工作やヒントを公開しています。
年齢は問いません。年齢別にオススメのやり方をご提案します。
今日は線から面、面から立体をつくってみよう!
けんちく工作アトリエについては、詳しくはこちら。
今日は・・・【線から面、面から立体をつくってみよう!】
ヒンメリ(himmeli)という言葉を聞いたことはある?
フィンランドのクリスマスのための飾りのことで、 ワラでつくられているよ。ワラはとても細いストローみたいに穴が空いていて、ヒンメリはそこに糸を通して飾りを組み立てていくよ。
ヒンメリは飾ってきれいなだけじゃなくて、つくるのもおもしろい。ワラが線みたいに細くて、それらを三角につなぎ合わせて面をつくって、最後に立体にするよ。立体になるところはワクワクするよ。ぜひやってみてね。
ヒンメリは「光のモビール」とも呼ばれていて、昼間なのに暗いフィンランドのクリスマスを明るくするために飾られるそう。お家にいる時間が長くなったから、お家の中が明るくなるようにヒンメリをつくってみよう!
用意するもの
・ストローを10cmくらいに切ったもの 12本
・たこ糸 なければ普通の糸 1.5m
・糸通し、大きめの針、針金など 糸をストローに通すのに便利なもの
・はさみ
つくり方
1)準備
つくりたい大きさに合わせてストローを切ろう。切ったストローの2倍の高さくらいになるよ。最初は10cmくらいがつくりやすくておすすめ。同じ長さのものを12本用意してね。
もし10cmより長いストローを用意したら、切ったストローの長さの15倍の長さに糸を切ろう。
2)つくり方
針に糸を通して、まずはストロー3本に糸を通そう。矢印の方向に通すよ。
通したら、●の部分でむすぼう。糸がたるまないようにむすんでね。
むすぶのが難しかったらお家の人に手伝ってもらおう。ストローを押さえててもらったり、針を上手に使って工夫してコツをつかもう。
むすぶと三角になるよ。●がむすんだところ。
おや・・・バラバラの線だったストローが組み合わさって、三角の面になったね!この三本の線が同じ長さの三角形は正三角形と呼ばれているよ。
次にストロー2本を矢印の方向に通そう。同じように●のところをむすぶよ。
●がむすんだところ。
同じように、ストローを2本通して、●でむすぶよ。三角は3つになった。
つづけて、同じように2本通して●でむすぶ、を2回繰り返して、4つ目と5つ目の三角をつくるよ。
次に糸に最後の一本のストローを通そう。●の部分でむすぶよ。
ここがハイライト!
むすぶときに不思議なことが起こらない?
・・・そう、面が立体になったね!
つづけて完成させていこう。
●がむすんだところ。結んだところから、三角の頂点(○の部分)に向かって矢印の方向に糸を通そう。
通したら、糸が出ている○の部分と反対側にあるもうひとつの三角の頂点(●の部分)をむすぼう。しっかりむすんでね!
むすんだら、余計な糸をはさみで切ろう。
完成!
上手にできたかな?
この立体は正八面体と呼ばれているよ。三角形の面が8つ合わさってできているよ。外から見て三角がいくつあるか数えてみよう!
年齢別つくり方と目標
〜2歳 保護者の方が横でつくって見せてあげましょう。
2〜4歳 ストローに糸を通すのは子どもが、結ぶところなどは保護者の方が手伝ってあげましょう。
4〜6歳 保護者の方がガイドしながら子ども主体で進めましょう。
7歳〜 基本的には子どもがつくり、糸を結ぶところなどが難しかったら手伝ってあげましょう。
このプロジェクトでできること
・糸を通す、結ぶなどの基本的な作業の訓練
・順番立てて実行する力を養う
・幾何学の把握、一次元から二次元、三次元への展開を通して空間を把握する能力をつける
もっとやってみよう
・いくつかつくってモービルをつくってみよう。
・もっとむずかしいものもつくってみよう。お家の人につくり方を検索してもらおう。
明日は・・・
一枚の紙からできることの実験をするよ!
保護者の方へ
簡単にできましたか?難しかったでしょうか?糸が細いと結ぶところが難しいと思うので、ぜひ手伝ってあげてください。線から面、面から立体ができるおもしろさがよくわかるプロジェクトです。
※内容や資料の無断引用や転載はお断りしております。
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