マレーシア料理って美味しいのだよという話③
ヘッダー写真の料理はパンミー(板麺)のドライヌードル。
平べったい麺を茹で、肉みそや薬味&唐辛子を加え、ひたすら混ぜて混ぜて食べる。写真はちょうど混ぜの工程が終わったところ(食べかけではない)。
タイやベトナムにもこういう麺料理があるが、コシのない米麺なのでフワッとした味わい。パンミーは小麦麺でもちもちなので、濃いソースや唐辛子の辛味をガッツリ受け止めてくれて、おいしい。
そう、私がマレーシア料理が好きな最大の理由はあの「濃さ」だ。
例えば写真のプロウン・ミー。マレー料理のココナッツスープに中華の麺を投入し、揚げた豆腐と茹でたエビをトッピング。薬味はマレーシアのサンバルとエビ味噌。この一杯でいったい何キロカロリーなんだろう…という理性の声を無視して、揚げ豆腐が吸ったスープまでしっかり噛み締めていただく。美味しい。
あっさりしたお粥も、濃口の醤油に刻んだ唐辛子を漬け込んだ調味料で、濃くして食べる。奥のオレンジの皿にあるのは干した湯葉を甘辛く煮込んだもの。これも旨い。
そんなマレーシア料理の弱点は、見た目が良くないところだ。
私の写真技術が良くないのもあるけれど、いろどりや華やかさにはタイ料理やベトナム料理に完全に負けている。
もちろん伝統的なマレー料理レストランでは花やハーブで美しく飾った料理もいただけるが、私が美味しいと思う料理はたいてい「濃い茶色」「薄い茶色」「オレンジ」「白」で構成されている気がする。
もしこのNoteを見てマレーシア料理に興味を持った人がいたら、ちょっと画像検索してみてほしい。そして出張や旅行でマレーシアに行くことがあったら、ぜひ地元の料理にチャレンジしてみてください。選ぶメニューにお困りの時はコチラの記事もご参考ください。
今まで口にしたことの無い、新しい味に出会えること間違いなしです。