HLAB Conversation #27 アフターコロナの旅と生き方
2020年6月27日に HLAB Conversation #27 『アフターコロナの旅と生き方』を開催しました。ゲストには、HIS 元取締役の行方一正さんと、旅館「扇芳閣」の5代目継承者である HLAB アラムナイの谷口優太さんをお招きし、お二人の人生についてや、これからの旅のありかたについてお話いただきました。
HLAB Conversation とは
HLABにまつわるゲストをお呼びして開催しているカジュアルに語り合う学びと出会いの場です。「自分の知らない新しい世界へ」の扉となるべく、毎回様々な分野からゲストをお招きしています。
HLABでは毎月 HLAB Conversation を行ってきましたが、COVID-19 の影響により、今月も引き続き HLAB Conversation はオンラインでの開催となりました。
ゲスト紹介
行方 一正さん
1953年生まれ、1977年早稲田大学政治経済学部卒業、会社勤め経験後、1978年に陸路で世界一周、世界の多様性と人間の普遍的な共通項に気付き、人生観に大きな影響を受ける。
帰国後、三重県で実家の事業を7年経営に携わり、その後、創業間もないHISに1985年入社。入社後、役員として、HISの成長に関わり、組織拡大の中、様々な課題解決に取り組み、その時の経験が、自分の成長に繋がった。
2005年代表取締役専務、2008年取締役相談役、社内ではCSRの推進に力を入れる。2018年特別顧問、2019年HISを退任。
現在、株式会社ピーストラベルプロジェクト代表取締役、モバイルファクトリー社外監査役、株式会社デルタ社外取締役、公益財団法人民祭センター評議員などをつとめる。
次世代のベンチャー企業への出資、支援、新しい旅の仕組み作り、ラオスでIT教育支援。
国を越えた人々の相互理解と世界平和をめざし活動中。
谷口 優太さん
旅館「扇芳閣」の5代目継承者として三重県鳥羽市に生まれる。明治大学在学中にワシントン州立大学に交換留学。帰国後、一般社団法人HLABの立ち上げにフルタイムで参画。
卒業後は米国旅行会社Expediaで、旅館向けコンサルティング業務に従事。退社後は、学生時代の縁で長野県小布施町に移住し、観光DMOの立ち上げを行う。ロッテルダム経営大学院で、サステイナビリティに特化したMBAを修了後、2020年4月より家業である日本旅館を継承。
「世界で最も子育て世帯から愛される旅館になる」をビジョンに据えて経営を行う。
これまでの人生、キャリアパス
第一部では、フォーラム形式でゲストのお二人のこれまでのキャリアについてお話いただきました。行方さんからは、世界中を旅行したのち家業を継ぎ、その後に当時ベンチャー企業だったHISに入社した動機や、谷口さんは旅館の後継として生まれて、どんな意図を持って旅館を継承するまでの進路選択を行っていたのかなどのお話を聞くことができました。
行方さん、谷口さんが考える、これからの「旅」
第二部では、テーマを「旅」に絞り、ゲストのお二人による対談と、参加者からの皆さんからいただいた質問を踏まえたディスカッションを行いました。観光と福祉の関係についてや、旅行業におけるコロナの影響など、お二人の見解をお聞きしました。当日の様子はHLAB公式Youtubeチャンネルより、公開されます。当日ご都合が合わなかった方、このテーマに興味のある方はぜひこちらをご覧になってください。
おわりに
HLABでは「ピア・メンターシップ」の機会を創出するために、これからも定期的にコミュニティイベントを開催していきます。7月もオンラインでのHLAB Conversationを企画しておりますので、ぜひご参加ください。
HLAB賛助会員制度が8月からリニューアルされます!新たに特典も増え、充実した内容となっています。一回1000円から寄付が可能です。ぜひこちらから登録して、HLABの応援をよろしくお願いします!
執筆:佐藤玲菜 編集:水上友理恵
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