江の島珍道中③ 終点鎌倉・旅の振り返り
12:00すぎ、江の島散策も終わり。
朝通ってきた仲見世が軒並み開いていて、お店によっては行列が出来ている。お団子、お饅頭、たこせんべい、甘酒、海鮮丼。湘南デニムの青いソフトクリーム。見ているだけで楽しい。
400m近い弁天橋を戻り、江ノ島駅まで戻る。
今回、全国旅行支援で、神奈川で使える2,000円分のクーポンが手元にあった。疲れたから、江ノ電で途中下車はしない。終点鎌倉で、なんかお土産を買って帰ろう。
車窓から見える海。鎌倉高校前は、やっぱり聖地なんだろうか。来世は、海沿いに住んで、海見ながら通学する高校生をやりたい。
今回の小旅行であらためて感じた。
普段、都心にいると、いろんな感覚が鈍くなってくる。麻痺させていないと、人ばっかりの場所で暮らせないし、あんなに混んだ電車に乗れないし、仕事だってできない。
コロナ禍のせいで、ここ数年まともに遠出もしていなかった。実家の新潟にも帰れていない。しょっちゅう落ち込むようになった。人に会いたくないし、些細なことでイライラするし、叫び出したくなる衝動に頻繁におそわれた。心療内科に行ったら、また何か名前がついたかもしれない。抜けられない負のループに、特にここ半年くらいとらわれてたように思う。
高所恐怖症のくせに、とんでもなく高い場所に行きたがったり、閉所恐怖症なのに洞窟探検したくなったり。非日常すぎる刺激を無意識のうちに求めていたんじゃないだろうか。ちょっと神経しんできたから、一回起きようか、みたいな。
やりたいと思うことや、気になることがあったら、できるだけその感覚があるうちに実行したい。そう思ってはいるものの、いま時間がないから、お金がないから、でずっと我慢してきていたせいな気がする。そうやって過ごしていると、だんだんやりたいことがわからなくなってくるから。
珍しく体調を崩したことと、仲がよかった人を亡くしたことも関係あるかもしれない。生きてるうちに、って。
自分のなかの子供みたいな部分が、ものすごく無邪気に喜んでいる感じがする。やっと遊んでくれた、やっとやりたいことを叶えてくれた、みたいな感覚。いつもそういう感じでいてくれよ?的な安堵感も。
またがんばって働きながら、こうしてきれいな景色を見に来たいと思った。海見て暮らしたいなら、それが叶うように計画しようとも。
鎌倉に立ち寄り、アクセサリーショップでシルバーリングを試していたら、なじみすぎて抜けなくなった。ご縁があるのだろうと思い、そのまま買わせてもらった。利き手についているので、この歳も楽しくするぜ!の決意表明として、目に入るのでとてもいい。
クーポンは全額、鳩サブレーに使った。ひよこと同じで東京のお菓子だと思ってたけど、鎌倉だったなんて。
いい誕生日になりました。
江の島、楽しい時間をほんとうにありがとう。
行けてよかった!!
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