片道1,000円の小旅行【鎌倉】

せまる年の瀬、今年はどこにも遠出しなかったなと思ったとたん、むくむくと湧き上がった旅欲。仕事をやすんでびったびたになるまで温泉に浸かりたいのは山々だけど、バックについた師走様が許しちゃくれない。

目先の景色だけでも変えたくて、ぱっと鎌倉へ足をのばしてみた。

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電車を乗り継ぎ、手前の北鎌倉あたりででかい大仏様が見えた。山から生えたんかい！と下手なツッコミしかくりだせないほど、近辺の建物との遠近感がバグるでかさだった。

自宅から乗車2時間足らずで鎌倉駅。
空が広い。
背の高い建物がなにもない開放感。
ビルに囲まれた生活をしてると、空を見上げなくなってしまうな。青空が青い。広い。

鎌倉駅からすぐ、鶴岡八幡宮の参道・小町通りはお祭りみたいな賑わい。お土産屋、お団子、カフェ、レストラン、カレー、抹茶の何か、とにかく食べ物が多い。あちこちで行列が出来ていて、アクティブシニアとインスタ女子勢がひしめきあっている。行列をよけるように、ちびっこ連れや着物を着たカップルやら外国のお客さんやらが楽しそうに行き交う。

このぎゅうぎゅうの通りを抜けるには、まずご飯を食べなくては。ひきかえして駅前でカレーを食べた。

カレー前。
本体の写真撮るの忘れた。

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リトルラグーン、インスタでずっと憧れてたジュエリーショップを訪ねた。思ったよりも小さくてうっかり通り過ぎてしまう。3人入ればいっぱいになりそうなスペースに並ぶきれいなシルバーや天然石のジュエリー。じっくり見させてもらい、眼福のひととき。眺めてるだけで気が済んでしまい、お礼をいって退店。

参道をつきすすんで鶴岡八幡宮を目指す。

シーサー？

鶴岡八幡宮。

のぼる。
そしてお参り。
今年1年、無事に過ごせました。感謝。

中央に見える社では結婚式のさなか。
笛の音色が響く。
みんなきれいでした。おめでとう。

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旅先でたいていアクセサリーを買う。
自分のお土産はいつもアクセサリーだ。

ふらふらと小路をさまよっていたら、エスニック系のショップを見つけた。

お店のお姉さんが、指にじゃらじゃらと指輪をつけてたので両手を見せてもらう。日焼けした肌にシルバーやゴールドを重ねづけしてて素敵だった。毎日つけてると人の脂でいい艶が出るそう。
「指輪が好きで、指が足りない！」と笑ってたお姉さん、最高だった。わかる。

バナナみたいな長い葉っぱがくるんと巻きついてる指輪を買った。いい艶出てね、と思いつつ、葉っぱを撫でつつ帰る。

海まで足を伸ばしたかったけど、日が落ちるのが早くて断念。
「つるべ落とし」って、鶴瓶さんは話をちゃんと落とす、名人芸、って意味を連想させる。
違うけど、そういう感じしません？
しませんね…

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旅先の特別感って、飛行機乗ったり新幹線乗ったりして遠くまで出なくても、結構味わえるものだな、と思った。鎌倉って、歴史や小説で知ってるつもりだったけど、もっとすごい遠いとこかと思ってた。訪れたことで少し、鎌倉が私の中にしみこんで近づいた。

自宅から片道1,000円の小旅行、手軽で身軽で、楽しかった。
次もまたどこかへ行ってみよう。

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