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時間ができたので映画を見てきた

たまたま、時間ができたので
評判が良さそうで気になっていた
「レジェンド&バタフライ」を見てきた

最後の展開が
え?マジ??
ちょっと無理矢理すぎない!?
雑すぎない??
え?え?
これまで丁寧に積み立ててきたのは?
とパニックになりかけたとこで

『流石に、そんなことは起こりません』
と言った感じになって安心したが
その後呆気なく終わり

あぁ、ラブストーリーでしたよね
こんなご都合主義もありですよねと
納得しつつも最後のセリフになんか萎えて
エンドロールも見る気にならず退場

あぁ、それまでの2時間半はなんだったんだろ

戦の後の殺伐とした所に
蝶が飛んでいて
死体の耳に止まった蝶がアップとか
『蝶は血を吸わないし』とか思ったり
その蝶がキムタクの肩に暫くとまるとか
あぁ、『レジェンド&バタフライ』って
題名の映画だよねーと思いつつも
そーいうベタな演出萎えるーと思ったり

シリアスなものに
無理にギャグの要素入れるのは
スベるし寒いなぁといつも思うパターン
『おわりはおわり』とギャグ言うとか
それを『ギャグじゃないんです』って
時代もののセリフに『ギャグ』という違和感
それでも入れる神経がよくわからない
全体に喜劇として成り立っていれば良いけど

主役の2人があまり変わらないので
…特に綾瀬はるかが年齢変化が少ないし
見た目があまりかわらないので
時間の流れがわからなかった
途中、途中、年号テロップが入っていたけど
頭に入らず…


帰ってきて結婚したのが
信長16才濃姫15才と調べてびっくりした
信長か死んだのが47才なので
30年近く経っていた事にびっくり
流石に10代は無理があるな…

因みに、綾瀬はるかは年を取らないのに
側にいる中谷美紀は目に見えて老けていって
その対比がめちゃ違和感だった

監督の好みなのか
綾瀬はるかサイドの希望なのか
年を取ったり病にかかっても
綾瀬はるかは綾瀬はるかのままなのが
リアリティがなかったな
会うのも見られるのも嫌だという
演技をしつつ顔を見たら
たいして遜色なく綾瀬はるかみたいな
もっと窶れたり醜悪になってもいいのに
最後まで綺麗で可愛かった
その分、中谷美紀が年取ってく謎

まだキムタクの方が変化があったような…

とは言え、2時間くらいは飽きずに見れたし
聞き覚えのある事柄が多く
帰ってから事実をリサーチするのが楽しかった
(そっち?w)

特に興味深いのは、延暦寺の焼き討ち
内容までは覚えていなかったが
宗教弾圧にもとれるし歴史的虐殺でもあるが
否定的な意見と肯定的な意見があり
功罪が入り混じっている
仏に対する残虐行為だが
信長が人であって人でなかったように
延暦寺も仏門であって仏門でなし

金と権力と欲にまみれ民にとって兇悪な
存在でもあったことは初めて知ったかも 
力を持つと腐敗していくものだな

最近、ワイドショーでウクライナの汚職
支援物資の横領や横流しなどが
話題になっていた

ロシアは酷いウクライナ可哀想と
報道を間に受けていた人には
衝撃的なニュースかも知れないが

私にとっては、さもありなん
まぁ、そりゃそうなるわなと
もともと汚職が蔓延る政府だったわけだし
その国にお金を渡せば支援金だろうが
なんだろうが着服する人はいるし
そもそも、それが原因で
EUに入れなかったワケだし

ウクライナの実情も知らずに
ウクライナの人かわいそうと
政府に寄付してた人はバカを見る…

延暦寺焼き討ちのように
物事は多角的に見るべきだし
〝知らない〟と言うことは
ある意味で罪なのかも知れないなと
改めて思った

因みに、明智光秀が信長に謀反を企てた理由が
魔王と呼ばれるほど残忍で冷徹なところに
天下人としての光をみて心酔したのに
その信長が、濃姫の存在ゆえか寄る年並みか
まるで牙を抜かれたようになり
そんな信長に天下は治められない
自分が心酔したあの信長はもういない
だから信長の首をとるという解釈は面白かった

『進撃の巨人』のフロックのようだった
自分達が力の及ばない巨人を倒すには
エルヴィンのような犠牲を厭わず冷酷な判断が
できる悪魔が必要だといい
エルヴィン亡き後は
全ての人類の憎しみから
自分達を解き放ち自由にできるのは
地ならしで人類の大多数を虐殺しようとする
エレンのような悪魔が必要だと
イェーガー派なるもののリーダーとなる

光秀も戦国という残酷な世界を
生き抜くには魔王と称される
必要ならば神をも畏れずに焼き払う
女子供も焼き払う冷徹な判断ができる信長こそ
この血に塗れた状況を変えられると
心酔したのかも…

もし、その悪魔が人に戻ろうとしたら
先に裏切ったのは信長という気持ちに
なるのではないか?

この明智光秀の描き方は面白かったな

ただ、気になるのは
家康の接待に不備があったと光秀が
多くの面前で信長に叱責され足蹴にされ
信長が怒りのままに退出した後に
何というセリフかはうろ覚えだが
光秀の耳元で家康が褒めたこと
この意味合いがわからない

というのも、この件は
魔王と呼ばれた頃の信長でいて欲しい光秀が
信長に進言しあえて家康の面前で
激しく叱責させ〝魔王信長〟の
健在っぷりをアピールするという計画として
描かれていたので
なぜそれを見て家康が光秀に耳打ちしたのか
家康と光秀の関係性が気になる

因みに、本能寺の変で
光秀が謀反を起こした理由は諸説あるが
中には、黒幕がいる陰謀論的なのがあり
黒幕とされる人物も数多いるのだけど
その中の1人が徳川家康なのだ

こう書いてみると
もしかしたら長いし結末らへんがアレだけど
一見の価値がある映画なのかも…

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