英弱な私が上智大学に合格した方法#2―受験は自分の得意を押し付ける場だ
このnoteは「英弱な私が上智大学に合格した方法#1」の続きとなっております。ぜひそちらから読んでください。
さて、前回のnoteでは、「TEAP」という試験がどのようなものかを中心にお話ししました。今回はそれを踏まえて、私の実体験をお話ししましょう。
TEAP受験への道のり
さて、私が英弱という話は聞き飽きたと思います。
高校三年の夏、私はとても不安でした。なにせ英語ができない。本当に私文として致命的でした。
そのとき、「外部試験利用型」という、入試で英語を解かない、私にとって「究極の逃げ道」と出会います。※これ以外の受験方法で挑んだ話は過去のnoteにまとめてあるのでよかったら覗いてみてくださいね。
これは受けない手はない、ということで、すぐさまチューターさんと相談。通っていた塾のTEAP対策講座を受けて、入試につかえる有効期間ギリギリのラストチャンスの回で初めてTEAPを受けました。
今思えばこれも一回きりのテストだったわけで、かなり危ない橋を渡ったなあ、という感じですね。みなさんはぜひ高校二年生の早いうちから受験することをお勧めします。
難易度は前回も説明した通り、Listeningを除けばそう難しくありません。これは大げさとかでもなく、早慶を目指して日々英語と向き合っている受験生にとっては、「まあなんとかなるかな」と思えるくらいの難易度です。
雰囲気はおそらく英検とそう変わりありません。隣に座っていた女の子が大げさに音を立てながら解くタイプで嫌だなあと思った記憶があります。入試あるあるですね。
最終的にどんな結果だったかというと…記録が残っていたので公表してしまいますね。すべて100点満点です。
・Reading 72
・Listening 57
・Writing 79
・Speaking 89
でした。
今見返してもListening相当低いですよね。でもこんなスコアでも使えてしまうのがTEAPです。
私はこれを利用して、上智大学の文学部と法学部に出願しました。
そして、入試本番へ
最初に言ってしまうと、上智のTEAP利用型の入試問題は私の得意分野を集めたようなものでした。
国語は個別日程より少し難しかった記憶があります。
日本史(私は日本史選択でした)は、もう完全にほかの入試形式とは違うものでした。
史料の読み取り、そこから推測して長めの論述。
どちらかと言われれば、「日本史の知識」よりも「国語力」を総合的に問われているような感覚でした。
私はもともと文章を読んだり書いたりすること、難しめの現代文を読むことが好きだったので、もうぴったりすぎるものでした。
試験時間もとても余裕たっぷりで設定されているので、深く考えることができますし、見直しもし放題です。あとなにより心に余裕が生まれます。
正直、国語が苦手な人には辛いテストだと思います。
それくらい国語メインな入試だったと思います。
また、TEAP利用型の入試は歴史が浅いです。解こうと思えば過去問をすべて解くことができます。
そこできちんと練習して傾向をつかむと、本番焦らなくて済みますよね。
私は過去問全部解きました。心配性なんです。
日本史の論述で不安なところは、国語の先生に聞きました。
万全の対策で臨んだ入試当日。
意外とあっさりしていました。緊張をあまりしなかったのです。
問題もするする解けて、試験官さんかわいいな、なんて考える余裕もありました。
試験後に、せっかくおしゃれな街に来たんだから、と母とおいしいパスタを食べたのを覚えています。私も母もずいぶんあっけらかんとしていますね。
入試結果は、どちらも合格。
英語が難しい上智大学に、英語の試験を受けずに合格することができました。
あと、付け足しになってしまいますが、TEAPを使って立教大学のセンター利用でも合格しています。
こちらはTEAPのスコアをセンターの英語の点数と置き換える、というものです。私のスコアだと、95%相当だったような気がします。
もちろん、私は実力ではセンターでそんなに取れません。せいぜい170後半でした。しかも本番は大失敗して、160と少しくらいしか取れなかったのです。
本当に、TEAPを受けておいてよかった。と思いました。
受験は何があるか分かりません。
「保険」としていろいろな予防線を張っておくのはとても有効です。
これは私の持論ですが、受験は「自分の得意を押し付ける場所」だと思います。
今、入試の方式はさまざまで、調べればたくさんの「選択肢」が出てくるはずです。
そこにはかならず、あなたの「得意」にあった方式があるはずです。
ぜひ、あなたにぴったりあった入試方式を見つけてください。
そして、もし英語ができなくて困っている人がいたら、この「TEAP利用型」という入試方式を選択肢の一つに入れて考えてみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。あなたの受験が、これからが、少しでも明るくなりますように。
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