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読書感想文-発達障害の子の子育てについての本

最近の読書と言えば勉強のために読むものが増えました。
特に育児に関するものをむさぼっています。

本日はこちらの本です。

わたしのマガジンでも時々、書いていますが、わが子は自閉スペクトラム症という発達障害の傾向が強い子です。偏食だったり刺激に敏感で興奮しやすいなど感覚過敏なところが気がかりなところですが日常生活では非常に頑張り屋さんで、毎日、一生懸命生きている子なので、手はかかりますが、すくすく育っています。【息子語録】では彼の素敵な日常をつぶやいています。
そんな彼を理解すべく、自分もかつては子供だったのに、すっかり子供時代の思いや気持ちなどを忘れかけている母になっていしまっているので、子供の発達について、時間を見つけては読書という名の研究にいそしんでいます。

大学は教育大学だったので中・高の教員免許を取得。かつて、某英会話学校の教室長という職を経験しているので、子供との接点はそれなりにありました。発達障害という言葉も一般的に耳にするようになった時代に子供たちと日々、英語を通じて触れ合っていました。
ですがわが子となるとまた違うのです。自分は自分、子供は子供と思っているけれど、自分の子供だからということについつい甘えてしまいます。
なので、頭ではわかっているけれど、うまくいかない子育て。
知識だけでは分からない。そんなことだらけです。
もう、何冊、発達障害について書かれた本を読んだのか。育児に関する本を読んだのか。夜な夜なググっては悩む…。
しかし、結論はいつも同じです。わが子にピッタリあった説明はないということ。その子をしっかり見つめて、観察して、きっとこうしたら苦しくないんだろうなということをやってみる。
うまくいくこともあれば、うまくいかずにそのままのこともある。
文字にするとなんだか冷たいけれど、そうやってわたし自身も成長していかなければいけない。
なんていうことを思っています。

さて、本のお話。この本は実際に発達障害のお子さんを育てられているお母さんが実践している方法が紹介されています。
このお母さん、本当によくやっていらっしゃる。頭が下がります。
具体的なことがいろいろ書かれているので本当に参考になります。
発達障害の子がいるから読むというだけではなく、
子育てに悩んでいる方にも読んでもらえたらと思います。
共感、スモールステップ、できることから少し難しいことまで、
子育てが楽になる本。何か困りごとを抱えている子が少しでも生きやすくなれる本。そんな一冊だと思います。

自分の性格上、気軽に悩みを打ち明けられるわけがなく、悶々と考えてしまうのですが、本を読む。なんだ、わたしだけではないんだ。と安心する。
そしてやっと、子供に向けれる余裕が生まれる。

褒め方、しかり方、声掛け一つとっても、毎日、悩んでしまう。
それでも試行錯誤でやっていくしかない。
だって毎日、わが子は確実に成長しているし、わたしよりも多感に世界を感じている。
置いていかれるわけにはいかない。そんな気持ちでわたしも成長中。

まだまだ読書と勉強は続くのでした。


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