見出し画像

クリエイティブな仕事がしたい人必見!あのSNSで採用された話【ucca’s blog】

こんにちは!ヒトユミスタッフの ucca です。

はじめましての方は、こちら

今回は、デザイン未経験でアラフォー主婦の私 ucca が、WEBデザインの会社(ヒトユミ)に、どうやって採用されたのかをお伝えしたいと思います。


作品なんて無い!

Indeedでヒトユミに出会ったところまでは、前回のブログに。

さて、応募書類の準備。
転職を考えていた時期が何度かあったので
履歴書と職務経歴書はすぐ用意できました。

問題は、
<デザインの作品1、2点お送りください>の文字。

作品なんて一つも無いんですけど!
慌てて何か作ったとしても、プロにはばれてしまうだろうし
どうしよう。

実は憧れていました。

小さいころから絵が好きでした。きっかけは絵の上手な祖父でした。いつも部屋に描きかけの絵がおいてあって、それが本当に素敵で、私も絵を描くようになっていました。小学生の時に絵画教室に通い、いつしか芸大を夢見るように。ある日、母にそのことを相談したら反対されてしまって。
友だちの父親が陶芸家だったんです。陶芸が好きでやっていると思っていたのですが、絵が売れないからで。芸術の道に進んでも、生活していくのは難しいよ、と母から説得されました。その話がとてもリアルだったんです。すごく納得して、芸大への道を諦めました。


10歳のときでした
(写真はイメージです)


「絵は、老後の趣味にするね」と言ったら母が安心したので、
それ以来、趣味で絵を描くことはありませんでした。

でも、やっぱり絵が好きで。

美術部に入りたかったのですが、なぜか小中高は美術部が無かったんです。高校の授業で、美術を選択し、油絵を描いたのですが、もう楽しすぎて。
時間が許されればずっと描いていたかったです。

なのに「老後は、スケッチ旅行をするんだ」と言って、頑なに趣味で描こうとしなくて(笑) 大学は、教育学部だったので美術科の子たちに紛れて、美術史の授業を受けたり。絵を見るのが好きなので、美術館もよく行きました。美術史の授業で感銘を受けたベラスケスを見にスペインに行ったり、大好きなシャガールの世界観に触れたくてひとりでニースに行ったり。

私の人生それでいいや、って思ってたんです。思ってたんですけど、
「オデッサの階段」に出会ってしまって。

オデッサの階段』(オデッサのかいだん)2012-2013に放送
毎回、1人のクリエーターを取り上げ、いくつかの視点から人物を掘り下げてゆく、人物密着ではないスタイルのドキュメンタリー番組

Wikipedia

SEの仕事を、やめたくてしょうがなかった頃でした。
たまたまこの番組の第一回目を見たら、涙が止まらなかったんです。
私やっぱりこっちがやりたいんだなって、やっと気が付いて。
「いつか絶対クリエイティブな仕事するぞ」って、心に誓いました。

高すぎる「未経験の壁」

しかし、クリエイティブ系のお仕事って、
未経験での募集がほとんどない。
試しに、履歴書を送ったことは何度かあるのですが、
いくらやる気をアピールしても、そこから話が進むことがまずない。

それで一度、在職中にWEBデザインの勉強を試みたのですが、
仕事の傍ら勉強することがしんどくて。

休日までPCに張り付いたら、目と肩と腰が死にそうでした
(写真はイメージです)


それに、仕事で必要になるかわからないツールだったので、
モチベーションが続かなかったです。

WEBの世界って、どんどん新しいモノが出てくるので、スクールで勉強したことが、仕事で必ず役に立つかと言われるとそうではない。その会社によって、やり方もツールも異なるので、せっかく勉強したのに役立たないことがある。

当時、流行っていたFlashを勉強したのですが、現在は終了していますしね

だから、就職先が決まってから勉強した方がいいんですけど、クリエイティブ系だと、経験がない人はまず採用してもらえない。
困った、先に進まない。

みんなやってるあのSNSで

話は戻りますが、<デザインの作品>の提出
一か八かやるしかないと思って、

作品と聞いてぱっと思いついた
・自分の子供用に作った絵本の写真 と、
・Instagramのアカウント を、
デザインの作品として送りました。

えいやっ!


手作り絵本の一部

子どもに絵本を作りたい、とずっと思っていて
100均に売っている「絵本が作れるノート」で作ったものです

実際に送ったInstagram

子育て中に唯一、楽しかったのがごはんとおやつ作り
気が付いたらずっと続いている趣味用のアカウントです

「こんなん送って申し訳ありません」と心で叫びつつ
ただただ祈りました。

返ってきたお返事が、

「絵本力作ですね!
Instagram素敵ですね!
面接、楽しみにしています。」

Indeedより

え?
いいんですか!?

「ちゃんとしたデザインの作品でなくて申し訳ありません。」
と返信したら

「大丈夫ですよ
センスが重要だと考えています。」

Indeedより

え?
神様ですか??

というわけで面接という流れに。

面接では、megさんとほんわかママトークで盛り上がり、
「ツールは、なんとかなるんです。
 センスなんですよね。大事なのは。だから、経験がなくても大丈夫です」とmegさん。

晴れて、採用となりました。やったー!

まさか趣味のInstagramが、役に立つ日が来るなんて。
「作品ないです」って、諦めなくて本当によかった。

まとめ

私みたいに、クリエイティブな仕事に憧れている方って
実は、多いんじゃないかなって思うんです。
世の中にはモノづくりが上手な人ってたくさんいるから、
自分なんてって思って諦めがちだけど
なにがきっかけになるかわからない。それがSNSかもしれない。
チャンスは、どこかにあるかわからないから
簡単に諦めなくてもいいんじゃないかと思います。

どうせ趣味のSNSだし、なんて思わずに作品と思って
配置とか統一感とか流行りとか、意識してみると
また違った楽しさがあるし、見せられる状態にしておくと
いつかなにかの役に立つ日がくるかもしれません。


やっててよかったSNS
(写真はイメージです)



いかがでしたか?

次回からは「WEBデザイナーへの道」と題し、一から始めるところから順に綴っていきたいと思いますので、引き続き、あたたかく見守って頂けると嬉しいです。

今年、最後のブログとなりました。

本年中もたくさん見ていただきありがとうございました。
2022年もヒトユミブログをよろしくお願いいたします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?