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インターンわこちゃん体験記~前編~

奈良県からひとときに来てくれたわこちゃんの体験記を公開!

なんと前編・後編と二部作にしてくれました。わこちゃんのひととき、そして西会津町での10日間をぜひ一緒に振り返っていきましょう!


ひとときで10日間のインターンで、お世話になりました。

大学生3年生のわこです。

普段あんまり緊張しない私でも、初めての場所、はじめての人と四六時中ひとつ屋根の下で一緒に過ごすことを考えると、「本当にできるのかなぁ」と不安に思っていました。
奈良から新潟へ、新潟から西会津へ向かう道中は、楽しみ半分緊張半分。ずっとソワソワしていました。

何を明確にやりたいかと考えると、余計に分からず、自分はどんな目的を持って西会津に行けばいいのだろう、ただ西会津という場所を知りたいというだけじゃいけないのかなぁ、という不安がありました。


ただ漠然と「地方で暮らすこと」とは一体何なのか、を知りたい想いがありました。奈良在住とはいえ、電車もバスも不自由なく通り、ましてや京阪神のような都市部には簡単に行けてしまう、地元。色んな人から地方の話を聞きますが、度合いが分からず大変だという印象しかなく、これを機に確かめよう!という意気込みで西会津までやってきました。


ひとときで過ごした前半の5日間は、当たり前の素晴らしさに気付く日々でした。

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私は妹のポジションだったのに、いつしか「お姉さん」になっていたこと。ずーっと誰かに頼って真似て過ごしてきたから、ちょっぴり違和感を感じていました。同じ期間一緒に過ごした、もう1人のインターン生こはるちゃん。段々緊張が解れていく様子を見て、私もつい安心していました。そんな自分の様子から、「あ、私、お姉さんなんだ。」と気付かされました。

二十歳にもなれば自分を頼ってくれる人がまた増える。これはとっても嬉しいこと。それでも、この先ずっと、何か迷いのある人生でありたいなと思います。

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みんなで食べるご飯はもっと美味しいこと。実家暮らしだけど、コロナのことやそれぞれの予定が合わないこともあって、もうずーっとみんなで食卓を囲んで食べることがありませんでした。改めて、みんなで食べるご飯は美味しいなぁってしみじみ思いました。そう、本当に美味しいんです!一緒にご飯をつくるときも、献立を考えるときも、楽しいものでした。特に、大学生になってから「食」に対しておざなりになっていた自分がいたことにハッとしました。

他にも、出来ないからやらないではなく、「一旦やってみよう」という心構えの重要さについて改めて考えました。その行動が、不安と好奇心の余白部分を縫い合わせることに繋がると感じました。

それぞれ小さなことですが、積み重なってみれば大きいものかなと思います。

こんな方とも出会いました。私にとって最初の珈琲の先生、小柴さんです。珈琲がこんなにも深くて、人を魅了させる飲み物だなんて、対話の中でそんなキッカケをくれた小柴さん。優しいけれど、どこか力強いような小柴さんの珈琲に出会えたことは会津での宝物。


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珈琲に対する思いが、こんなにも厚い人は初めて会いました。いまや珈琲はデザインの一部というか、お洒落の一つのような存在。なんだかそれがちょっと私的に違和感があったのですが、小柴さんのおかげでガラリとそれに対する印象が良い方向に変わったと思います。小柴さんは、珈琲で愛を伝える、そんな素敵な陽だまりのような人です。


最初の5日間で、ここを目的にやってくるゲストさんとの交流やここで暮らす人々との出会いから、もっとこの町を知りたい!という思いが日に日に強くなっていったのを感じていました。


“不思議がいっぱい西会津”


勝手にそう名付けて、ここでの“暮らし”を自分の日記に書き溜めました。

ひとときでの「暮らし」は忙しいけれど、忙しいねぇと微笑むことができるくらいにはゆったりしていました。


≪わこちゃんの体験記は後半に続きます≫

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