生きづらさを武器に変えるエンパワーコーチ隈田原幸子さん（愛称：くまちゃん）

Hitoテラスは、従来のプロフィールでは伝えきれない、あなたの内なる魅力を表現するプロフィール＝インナープロフィールをインタビューによって引き出し、あなたらしさが伝わる自己紹介をお手伝いするメディアです。

南波由記・大井規早子
今回は私たち2人がくまちゃんのインタビューを行い、
浮かび上がってきたインナープロフィールをお届けします！

1.くまちゃんのプロフィール

隈田原幸子（くまたばらゆきこ）さん
1977年生まれ。鹿児島市在住。愛媛大学農学部卒業。大学では環境保全学を専攻。
米国CTI認定 CPCC®取得。「本当の仕事」ワークショップ認定リーダー。
2002年から長年にわたり経理・財務管理業務に従事。2020年から仕事の幅を広げるべく人事領域へキャリアチェンジ。会社員歴20年の中で、新設部署における仕組み構築や、業績管理システムの導入・全社展開、煩雑になった業務の立て直し等、数々の業務を経験。
一方で、組織で求められることと自分の価値観とのズレに違和感を覚え、ある時「私は何のために働いているんだっけ？」と我に返り、コーチングを通じて自己探求が始まる。
CTIジャパン創設者である榎本英剛氏が提供する天職創造セミナーに参加したことをきっかけに、仕事の捉え方、生き方が大きく変化し、現在では会社員の傍ら、コーチングや本当の仕事ワークショップを通じて、よりよい生き方・働き方のサポートを行っている。
好きなことは、温泉やヨガで心身を整えること、夕日を拝むこと、地産地消。鹿児島の離島を制覇するのが夢。「シンプルに生きる」がモットー

2.インナープロフィール

くまちゃんの価値観①：生き方で【シンプル・エコ】を追求する

幼少時代は宮崎の自然の中で自由奔放に過ごしたくまちゃん。その頃から当たり前のように自然との境界線はなかったという。くまちゃんにとっての自然とは人や動物を含む、地球上の全ての生き物。大学で環境を学び始めてからは海の変化や異常が日常で感じるようになった。そのため、自らもシンプルでエコな生き方を自然に体現するようになった。シンプル・エコと聞くと、無駄を省いてシンプルに生きること。物を少なくすることなどを想像するだろう。しかしくまちゃんのシンプルは物だけではない。例えば、仕事において財務管理の仕組み作りや業務フローの立て直しを行ってきた。一見シンプル・エコとはかけ離れていることのように思えるが、くまちゃんにとっては、『無駄にエネルギーを使わない＝合理性の追求』もシンプルに生きることに繋がり、究極のエコなのだ。そしてそれが人を活かし「しあわせ」につながると考えている。

くまちゃんの価値観②：流れに身を委ね自由な生き方をする

くまちゃんから「たまたま」という言葉がよくでた。

・大学でたまたま農学部に進学し環境保全を学んだことでエコな生き方につながった
・たまたま一人暮らしをはじめることになり、自由の喜びを知り海外一人旅を重ねることになった。そして多くの出会いを築いてきた
・たまたま簿記を学んだことでその後の経理の仕事につながった
・ダイビング目的で鹿児島に移住したことで、たまたま出会った今の会社へ転職した。そしてその会社で今なお20年にも渡り働いている・・・・

このように、その時の直観や流れに乗っかり自由に選択をしてきた。
くまちゃんは、そんな自分の人生を振り返ると「計画性のない行き当たりばったりの人生だったけど実はしあわせだった」と言う。現代社会では多くの人が、未来の目標を立て、そこに向かって自分の人生、キャリアを築いていくことが多いが、くまちゃんは流れに身を委ねる生き方を通じて、実はそれが「しあわせ」であることを体現しているのだ。

くまちゃんの価値観③：自分の人生は自分で選択をする

私たちは、知らず知らずのうちに、社会の常識やあたり前を軸に物事を選択することはないだろうか。
くまちゃんのストーリーを聞いてみると、社会の“あたり前”ではなく、自分の心の響きに従って生きる選択をしていることを知ることができる。
例えば、大学在学中に就職活動を行い新卒就職することが“あたり前”と考える人がいる中で、くまちゃんは自分の好きな事ややりたい事に忠実である選択をする。また、企業に勤めたら昇格を目指すのが“あたり前”という風潮がある中で、会社のキャリア制度に乗っかるのではなく、自分のやりたい事を大切にキャリアを選択する。
それぞれの決断のプロセスにおいては、当然悩み苦しむこともあったようだ。しかし、最終的には自らの人生は自らで選択をしている。そして、そんな自分のことを今、「しあわせ」であると感じているのだ。

3.これからの活動について

会社勤めを続けながらも、コーチングや「本当の仕事」ワークショップを提供していきたいと語る。
それはくまちゃん自身が、これらを通じて、どんどん自由になっていくという自分の変容を体験してきたからだ。
上記で述べた価値観を持つくまちゃんは、これまでの人生の中で幾度も人との「ズレ」「生きづらさ」を感じてきた。しかし、「ズレは個性」であり、「自分らしさを貫くことはしあわせである」と言い切る。
だからこそ、コーチングやワークショップを通じ、「狭い箱にとじこめられて窮屈に生きている人を解放するお手伝いをしたい」、そして「日常にあるしあわせを刻むお手伝いをしたい」と考えている。
くまちゃん自身もまだまだ、自分自身を変化、進化させたい純粋意欲が止まらない。プログラムを提供しながら、参加者と共に自分の人生を進めていく、旅の途中なのだという。

＜インタビュアーが感じたこと＞

くまちゃんのインタビューでどんな切り口からもでてくるキーワードは「エコ・シンプル」。今の活動の中で環境問題に直接寄与しているわけではないが、人の生き方にフォーカスすることで、結果としてエコな生き方につながっている、この着眼点が興味深い。
環境を壊しているのは人だとしたら、コーチングを通じて人を解放してシンプルに生きることを伝えることで、究極のエコを実現していく人なのだろう。
そしてもう一つのキーワードは「自由」。
このくまちゃんの自分を信じる力強さや目の前のチャンスを掴む軽やかさで、流れに乗っていく生き方は、未来が不透明で不安が多いと感じている人々へ希望をもたらすのではないだろうか？
自己探究の旅を続け、常に進化し成長し続けるくまちゃんだからこそ、等身大で自分ごとのように伴走してくれるコーチなんだと思う。
こんな人がそばにいてくれたらどれだけ心強いだろう。
何か人と違うのでは？人とずれているのでは？どこか生きづらさを感じている方にくまちゃんという存在を知ってもらいたい。
※隈田原幸子さんへのコンタクトはこちらから

＜インタビュアーご紹介＞

南波由記（なんば　ゆき）さん：
Office Atsumaru代表
15年に渡る企業人事経験を経て、企業人事採用支援や、コーチング、メンタリングに従事する傍ら、「本当の仕事」ワークショップ認定リーダーとして、「よりよい生き方・働き方」の実現をサポートする活動を行っている。

大井規早子（おおい　きさこ）さん：
ゴールデンフラワーズ合同会社　代表
心の成熟と意識の成長をサポートし、「主体的に人生を選択する」人たちが増えることを願って活動している、プロフェッショナル・コーチ＆セラピスト

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