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[百万件のクチコミが語るホテル顧客満足度と構造]5.2.3 自然環境別-満足度と構造

割引あり

今回の記事は自然環境別にホテル満足度を分析するものです。本題に入る前に観光産業にも影響が大きいドル円相場について書きたいと思います。

7月31日に日銀から発表された利上げ、また米国での利下げ観測から、日米金利格差が縮小方向にあり、長らく続いた円安トレンドが反転、一気に円高が急伸しています。

下のチャートは2024年1月1日から直近(8月5日)までのドル円の動きです。現在145円を割るレベルです。近いうちに140円も割りかねない勢いです。凄い勢いですね。日銀が唐突に利上げを発表したことが市場にサプライズを与えたためと言われています。

日銀の利上げは円安是正を狙ったものらしいのですが、それ以前に米国での利下げ観測が強まっており、ドル円相場は既に円高に向かっていました。従って、日銀が性急に利上げする必要性などそもそもなかったのです。

むしろ、急激な円高進展により株価が大幅下落してしまいました。必要性が無いどころか、日銀はまずいことをやらかしてくれたものです。

また、4月下旬には『日銀総裁の不用意な発言をきっかけに円安が急伸』するという事件(笑)も起きています。

ロングレンジでドル円推移を見てみましょう。2010年1月1日から直近までの期間で見たチャートが下になります。

2010年~2012年の期間、極端な円高があったことが分かります。これは、あの悪名高い民主党政権の仕業です。

極端な円高(2010年~2012年)だったり、円安急加速(2024年4月下旬)だったり、また円高急加速(2024年7月末~)だったり、これら全てが日本の経済エリートの行動・言動に起因する事件です(笑)。

どう思います?
「日本経済のかじ取りは頭の良いエリートに任せておけば良い!」
と思われますか?私はとてもそんな気になれません。
「そもそも、本当に頭良いの?」
と疑ってしまいます。
百歩譲って、頭が良いにしても
「緊張感をもって仕事してるの??」
「もしかして、ふざけてる??」
と疑います。
どちらにせよ、
「任せておいて安心!」
とは到底思えません。

私は国民一人一人がマクロレベルの経済リテラシー(金利・株価・インフレ・デフレなどのメカニズム理解)を持ち、経済エリートの行動を常時監視し、「経済世論」で彼らにプレッシャーをかけていくべきだと思っています。

今はそのような変革を起こす好機です。何故なら「投資ブーム」だからです。今後のインフレ環境下で、現預金保有は、資産の目減りにつながるため、NISAなりを利用しながら、日本国民は投資せざるを得ない状況に追い込まれています。

となると、自らの資産価値変動による心理的動揺に晒されます。そこで、耐性を高めるため、マクロレベルの経済リテラシーを持つことが必須になります。

日本国民の多くが投資を始め、マクロレベルの経済リテラシーを身に着け、国の経済政策に対して、意見や疑問を持つようになれば、日本の経済エリートたちに「経済世論」の重圧をかけることができ、日本経済が健全化する、と言うシナリオです。

また、これまで世論調査(アンケート調査)で世論をくみ上げることが一般的でしたが、chatGPTを始めとする自然言語処理AIを利用すれば、口コミサイトやネット掲示板からクチコミをリアルタイムに自動収集・分析することが低コストで実現できます。(本記事「百万件のクチコミが語るホテル顧客満足度と構造」でもそのような仕組みで制作しております。)

一定の経済リテラシーに裏付けられた「経済世論」が形成でき、またリアルタイムに可視化するインフラが構築されれば、今回の日銀のような軽率な行動も抑制されるでしょう。「お前らまじめにやれよな!」とプレッシャーを受け続けるわけですから(笑)。

そんなことを考えつつ、本題に入ります。


はじめに

前回記事では、全観光ホテルの利用者レビューを 顧客属性別、具体的には「同伴者別」「旅行目的別」、でグループ分けし、それぞれの特徴を分析、抽出しました。この分析結果、「同伴者別」「旅行目的別」それぞれで、ホテル利用シーンがクリアに見えてきました。

そして、今回は「自然環境別」という視点で、「自然(ホテル立地環境:山岳地域なのか、海岸地域なのか等)」と「季節(ホテル利用時点の季節)」を軸にレビューをグループ分け、それぞれの満足度と構造を分析してゆきます。

それでは、早速見てゆきましょう!

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