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【アンチフェミニスト】

【アンフェ】からも転送されます。

 フェミニストの主張や要求に対して批判的な人のこと。ネット上では「アンフェ」と略されることがある。表現規制に関する議論では基本的に【インセル】などと同様、表現の自由派に対するレッテルとして発せられる言葉である。
 もちろんただのレッテルなので、こうした呼ばれ方をしている人にも、フェミニズムの建前上の目的である男女平等そのものに対して敵対的な人は多くはない。
 ちなみに英語圏ではアンチ・フェミニスト的な主張をする(特にネット上の)グループのことをManosphereマノスフィアと呼んでいる。

 実際にアンチフェミニストは、フェミニストの

・男性に要求した制限を自らは引き受けようとしない
・ポルノ有害論などで発言の根拠を示さない
・主張が場当たり的で、ケースによって全く言う事が違う(
【一人一派】
・体験談等に
【嘘松】が多い
・結局は
【負の性欲】で動いているとしか思われない
・無害な広告や萌えイラスト叩きにばかり熱心で、実在女性の人権侵害へのコミットが不足し過ぎている
・女性の不満点ばかりを極大化し、それをケアする男性の負担には無関心
・批判を受けると被害者ぶることが多すぎる(
【モノ言う女は叩かれる】
・性表現やセックスワークの権利を支持する女性に対し、暴言を繰り返す
・左派系の団体・人物への身びいきが過ぎる(不祥事のスルーなど)
・統計的事実や科学への不誠実な態度
・金銭的に強欲である

 といったことを批判していることが多い。
 総体として、むしろフェミニズムの実態が男女平等から乖離し「女性優遇」を求めるものとなっている現状を嘆いており、論理的にはフェミニスト以上に男女平等に立脚している人が多いとさえ言えるのである。

 基本的にフェミニスト側から貼られるレッテルであったが、フェミニズムによるクレームの理不尽な実情が知れわたるに従って、悪口としての意義も少しずつ薄れてきた。現在では自陣のことを遠慮なくそう呼ぶ者も現れ始めており、このあたりは【表現の自由戦士】という語が辿った流れに近い。

 それにもめげずフェミニスト達はアンチフェミニストに対して頻繁にレッテルを貼る。論理的な対話力では、全般的にフェミニストはアンチフェミニストに遠く及ばないので、そうするしかないという実情がある。
 愛用される名前は、相手が男性であれば【インセル】「キモオタ」など。女性であれば【名誉男性】【アンフェの姫】といった用語である。
 またアンチフェミ的な意見の盛りあがりそのものに対しては「バックラッシュ」(「反動」という程度の意味)のレッテルが用いられる。

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