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 一般的には、女性同士の対立関係。特に女性が、男性に対する以上の敵意や憎悪を向けるような場合を指す。フェミニストに言わせると「女性同士を争わせたい男社会の陰謀が生み出したウソ」だという。

 しかし少なくとも表現規制に関する議論では、女性の「解放」を建前とするフェミニズムが、様々な写真やイラスト、文章表現を「差別表現」だと罵り、実際にはその作品の【作者は女性】であることが判明してしまうケースは日常的に観測される。つまりフェミニスト女性が同じ女性から自由を奪っているのは日常の光景なのである。
 そして、それに不満を述べたり自己決定権を主張した女性表現者や擁護者の女性に対し、フェミニスト自認の人々が目を覆うばかりの誹謗中傷を行うことも常態化している。残念ながらこれは完全な事実である。

 こうした例は枚挙に暇がない。【幸色のワンルーム】や【【タピオカアート】、漫画家【ななかまい】氏や【rioka】氏の漫画紹介ツイートなどである。
 広告で主な関係者が女性だったパターンは、広告に出演した女性である【茜さや】氏や【くまクッキング】氏の例をはじめ、銀座いせよしのコピー【ハーフの子を産みたい方に。】、【2019女子ハンドボール世界選手権大会垂れ幕】、【#ラブタイツ】事件などもそうである。
 被害を受けたのは、これらの製作に実際携わった女性だけではない。女優の春名風花氏のようにそれらを擁護しただけの女性たちにも、フェミニストは容赦なく「女の敵」となって罵声を浴びせ続けているのだ。

 そして広告や「オタク文化」だけの話でもない。
 ミスコンテストなどのイベントや、レースクイーンやAV女優など女性の職業選択や生活上の様々な行動にまでフェミニズムの「女の敵は女」現象が侵害してきている。

 女性の希望する生活や性嗜好、様々なアートスタイル(萌え絵、アニメ絵と呼ばれるものを含む)に対する好悪は、現実にはもちろん、きわめて多彩である。フェミニストの考える「性差別か、フェミニズム的か」という狭量な基準で計り知れるものではないのだ。

 さらに「女の敵は女」という現象を指摘した女性自体が攻撃される、という現象も起こっている。以下はタレントのつるの剛士氏の「奥さん」が発した言葉に対する(もちろん女性を含む)フェミニスト達の罵りの言葉である。

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 2022年1月、この言葉がパッケージに表記されていたチョコレート【マイメロディのバレンタイン】がフェミニストの攻撃を受け発売中止に追い込まれた際には、多くの女性ファンに当該商品を「欲しかったのに」と嘆かせた。

 当然、フェミニストの行動が「女の敵は女」を立証する形になった、という指摘もまたネットに溢れ返ったのである。

「女の敵は女」――残念ながらこの言葉は、特に現代のフェミニズムにおいては真実であると言わざるを得ないのである。

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