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フェミニストが「性差別的」とみなして広告などの表現物を攻撃し【男性目線】を感じる、「オッサンが考えたに違いない」と罵った後、実際の作者について指摘されることが多い事実。要するにオチ。
 【#ラブタイツ】事件や【人工知能学会誌表紙事件】【ななかまい】氏や【rioka】氏へのバッシング事件、【全国フェミニスト議員連盟】などによる【戸定梨香】弾圧事件など、あまりにしょっちゅう発生するのでもはや「あるあるオチ」として定着した感があるほどである。

 なぜ頻繁にこのような誤認が発生するかというと、第一にフェミニストの相当数は、オタクバッシングが盛んな1990年頃に少女期を過ごして偏見を刷り込まれた中高年女性だということである。当時の報道に影響され、彼女らは萌え絵を当時のメディアが流布してきた「気持ち悪いオタク男」のシンボルとして認識しているのだ。
 現在のフェミニスト女性の相当多数はオタク差別にどっぷりと浸かってそれを楽しんできた世代であり、少女期に学習したスクールカーストを未だに引きずっている。そのため、萌え絵を見るだけで想像上の「気持ち悪いオタク男」を勝手に思い出すのである。
 それは例えるなら、白人の人種差別主義者が「黒人はゴキブリみたいな色だ」と言い続けた結果、黒人を見ると勝手にゴキブリを思い出して気持ち悪くなるようになってしまった、というようなものである。そんな白人が「黒人を公共の場から排除してくれ」と言ったところで耳を貸す必要がないのは明らかだろう。彼女ら中高年女性の反オタクもそれと全く同じなのである。
 こういった年代の女性たちが、加齢によって【エロティック・キャピタル(erotic capital)】(自身の性的魅力から得られる利益)が減少し、「ちやほやしてくれなくなった男社会」に不満を募らせてフェミニストになってゆくというのが、かなりよくあるフェミニストの「なり方」である。
 ちょうど2010年代あたりからこの現象が進行しており、これが現在の「フェミニストによる萌え絵叩き」の原因と考えられる。

 そして彼女らがバッシングする萌えイラストの作者は、実は多くが女性である。
 これはイラストレーターそのものが女性の、特に若い女性の進出が盛んな職種であることが関係している。実際にマイナビエージェントファイナンシャルシードの記事によると、イラストレーターの7割近くが女性であり、さらに20代女性が全体の4割を占めている。
 そして若い世代はアニメ風の萌えイラストにほとんど抵抗がない。この傾向はますます強まっており、幼児向けの絵本、それも「かぐや姫」や【白雪姫】のような女の子が親しむお姫様ものの昔話でさえ「萌え絵」化がすすんでいて子どもたちに喜ばれている。

 すなわちフェミニスト中高年女性が「気持ち悪いオタク男のシンボル」だと思っている萌え絵は、実は若い女性も全く問題なく嗜好するばかりか、作り手として携わってさえいるものなのである。
 そしてもちろん、彼女らフェミニストには「男性の感覚」と「女性の感覚」を見極めるような知性もセンスも全くない。あるのは思い込みだけである。
 これでは萌え絵を見るやいなや【男性目線】と無差別爆撃した挙句、「作者は実は女性でした」というオチがつきまくるのも当然である。 

 なおこのオチの後、フェミニストは「作者の性別は関係ない!」と言い出すのが定番となっている。

 これを言い出すのは必ず「作者は女性」と判明した後のことである。事前に「男性目線!オッサンが考えた!」と騒いでいるフェミニストに対して、同じフェミニスト仲間からたしなめられることはまずありえない。
 つまり単なる言い訳なのだ。

 ちなみに上記「岸本学弁護士」は、上の「作者が女性なんて関係ない!」と言い張った後で、次のツイートをしている。(※ATSUGIとは【#ラブタイツ】事件でフェミニストの放火被害に遭った会社)

 関係ないんじゃなかったのか?


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