古きをいい感じに残している(所がある)街
フォトグラファーの片岡です。
今回は、私が住んでいる、シドニーの事を書きます。
シドニーと聞くと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
ハーバーブリッジ
オペラハウス
ボンダイビーチ
ラグビー
南半球の街 等
色々とあるでしょう。
私が住んでいて思うのは、この町は、古い物をいい感じに残して、それを利用して街づくりをしている、という事です。
例えば、シドニーの住宅の事を見てみましょう。
シドニーの住宅は、1800年代に建てられたものも結構残っています。建築されてから100年以上経過しているものも、意外と多くあります。
ご存じの通り、シドニーは地震がないですから、このような古い作りの建物が、残っている事が多いです。
住宅は、築70年ぐらいのものが多いでしょうか。その昔の外観をそのまま残しながら、内部だけを今風にリノベーションして住む、という方法が一般的です。
私が住んでいるアパートも、外観はかなり古いものの(バルコニーは、その古い時代の感じがあります)内部の部屋はリノベーションされて、今風の綺麗な部屋、壁、自動食器洗浄機等があります。
今回の写真は、シティにあるQVBという建物の内部です。
写真は、QVBの内部の床を写したものですが、このように、昔の感じを残しています。全部取り壊して全く新しい建築物にする、という方法は、最新の高層アパートに良く見られますが、それ以外はあまり見当たりません。古い建物(外観、壁)に対する愛着があるのでしょう。
このような試みは、私は好きです。
日本も、地震にうまく対応して、古民家をうまく活用して、外観は懐かしいながらも、住むには快適、という家を増やしていってほしいですね。
私も歳を取ったせいか、まるっきり新しい最新のピカピカのアパートは、あまり好きになれません。。。
片岡
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