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ワンワンパニックのためにがんばった話
自分のすきなところは?
#書く習慣1ヶ月チャレンジ 10日目。
今日のテーマは・・・『自分のすきなところ』
恋人の好きなところや、愛鳥たちの可愛くてたまらないところなどは、いくらでも挙げられるんだけどなぁ。
自分の好きなところ・・・
なんだろうなぁ、あれだろうか、これだろうか、と自問自答しながら書いてみるか。
自分の得意としていることは?
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うん、たとえばさ。
自分の得意としていることを考えてみたところ、すぐに浮かんだ。
自分で言うのもなんだが、今回は自分で言わなきゃ記事が始まらないので言う。
『人に何かを伝えるのが得意』だ。
いままで就いた仕事のなかでピックアップすると・・・
・パソコン教室の講師
・インターネットプロバイダーのカスタマーサポート
・鳥の飼育に関するブログやYouTubeチャンネルの運営
あたりだろうか。
自分で言うのもなんだが、自分しか言えないので言う。
これは『才能』だ。
だれに習ったわけでもない。
小学3年生にまでさかのぼる
![](https://assets.st-note.com/img/1694941290020-niafzLC0iu.png?width=800)
ただ、記憶をたどってみると、思い出せたことがある。
小学3年生のころだったかな。
3年生にして、ちょっと人生の道を外しちゃいそうな男の子がいた。
ちょっとした不良予備軍のようなイメージを抱いてもらえると分かるかな。
実際に数年後に彼は警察のお世話にもなったのは余談だけど。
彼は、勉強が苦手なのか頭が賢くないのか、とにかくテストの成績がめちゃくちゃ悪かった。
コジコジが自分の名前を間違えて、テストでマイナス点を取ったというお話があったよね。
さすがに彼は名前は書いていたけど、僕が人生で見た『0点』は彼のソレが最初で最後だ。
世の中には『0点』がたしかに存在した。
君の算数の成績を上げてあげる
僕は不良とは真逆の立ち位置にいるような(かと言って真面目でもない)子どもだったんだけど、そんな彼と僕は結構仲が良くて。
席替えでたまたま彼と隣同士になった2学期の最初の算数の授業のときに、僕は彼にこんなことを提案したことをはっきりと覚えている。
『僕が君の算数の成績を上げてあげる』
上げてあげる、という表現がいま書いてても日本語的にちょっと気持ち悪いけど、とにかく何様気取りなのか、僕は彼に望まれてもいないし頼まれてもいないのに、算数を教える役目を担うことにした。
算数の授業中は小声やメモで。
算数の授業後の休み時間は、復習の時間にあてた。
そして、昼休みに僕が作ったオリジナルの算数問題を宿題として彼に課した。
通学帽をぜったいに被ってこないくらいのそこそこのワルだった彼だが、僕の熱心な指導には、なぜか(本当になぜだ?)素直にしたがってくれたし、オリジナルの算数問題を見事解けたときは、ふだん見せない笑顔を僕だけに見せた。
僕だけに見せた、という表現がちょっと気持ちが悪いな。
好きだった女子にでさえも、あんなに優しくなにかをしてあげたことはなかったよ。
いや、いまこうして当時を思い出しながら書いていても、なぜ僕はそんなことをしていたのか・・・まったくわからない。
彼は2学期の算数のテストに関しては、毎回良い意味で彼らしくない点数を叩き出した。
僕の指導は結果を出した。
ワンワンパニックのために
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ひとつ思い出した。
僕は彼への指導っぷりや、彼のやる気を導いて結果を出し続けていることについて、毎晩のようにお風呂で父に熱弁をしていた。
そのたびに、父はたいそう僕を褒めてくれたっけ。
僕の父は昔も今も優しいし、僕をいつも認めてくれる親だ。
だけど、やはり僕は父にひとつでも多く認められたかったし、褒めてもらいたかったんだろうな。
3年生、そういえば当時の僕はまだサンタを信じているフリをしていた。
2学期が終わって、サンタからはファミコンの本体と『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』というソフトが贈られた。
僕の彼への指導料は、サンタから支払われたようなものかもしれない。
うれしかったな。
席替えをして、隣同士でなくなった彼の3学期の算数の成績はまた落ちた。
僕はワンワンパニックを冬休みの間に完全に攻略して、全ステージクリアした。
これに関しては、だれからも褒められなかったな。
ありきたりだけど自分の好きなところ
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『自分の好きなところ』を『自分の得意としているところ』から掘り下げてみたら、思い出話を語るだけの記事になってしまったね。
まぁ、いいか。
よく人から言われること。
自分で言うのもなんだけど『優しいところ』が僕にはそこそこある。
つまり、そこそこいいひとだ。
自分の好きなところ、誇れるところかもしれない。
Written by Hitoshi Katayama.
All illustrations are designed
by Hitoshi Katayama
using AI image generation programs.
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いしかわゆきさんの『書く習慣〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』を読んで、 #書く習慣1ヶ月チャレンジ に挑戦中です!
何十年も前の印象的なことを思い出すことも、いまの自分のルーツを探す面白い機会になるかもしれませんよ。
あなたも『note』書いてみませんか?
いしかわさんが用意してくれた30個のテーマ。
11日目の明日は・・・
『自分の嫌いなところ』です。
おたのしみに!
※Amazonのアソシエイトとして、かたやまひとしは適格販売により収入を得ています。
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