後悔と怒りと感謝、そして霜を取る

#書く習慣1ヶ月チャレンジ 9日目。
今日のテーマは・・・『最近泣いたこと』です。

僕はことあるごとによく泣く。
歌の歌詞に泣くこともあれば、小説や映画などの物語に泣くことももちろんだけど、何でも包み隠さず話すことができる恋人や親友に、悩みを聞いてもらっているときにも、おんおんと泣く。

つい先日のこと、僕が3年ほど運営していたYouTubeチャンネルの更新を終了することを伝える最後の動画で、感情が昂ぶってしまってやはりカメラの前で涙が止まらなかった。

後悔、怒り、感謝。
いずれの気持ちにも嘘はなかった。

情けない男だと思われることもあるだろう。
感情のコントロールができない子供みたいな大人だと笑われているかもしれない。

過去の自分と今の自分、そしてこれからの自分に伝えたい。
悩んで泣いて、学んで何度も泣けばいい。

外野の声も気にするな。
バカはかまうな。
大切な恋人と愛鳥たち、そして、話が通じる親友が数人いれば十分だ。

ところで、僕が住んでいるマンションの部屋には備え付けの冷蔵庫がある。
ちゃんとした冷凍機能が備わっておらず、庫内上部に中途半端な冷凍スペースが申し訳程度にある変な冷蔵庫だ。

困ったことに、その冷凍スペースにはときおり霜が付着してしまう。
令和の時代に、霜取りという作業を定期的におこなわなければならない。

冷蔵庫の電源を落とし、分厚いバスタオルを数枚冷蔵庫内に敷き、数時間ただただ霜が自然と溶けるのをひたすら待つ。

そんなとき、貧困を感じて泣きたくなる。

となりの部屋の金髪の若者も、下の階のおばあさんも、霜取りをしながら定期的に泣いているのだろうか。

Written by Hitoshi Katayama.

All illustrations are designed
by Hitoshi Katayama
using AI image generation programs.

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