強いひと
昨日張り切った記事を書いたものの、特に今日も取り立てて書くことはなく。
昨日父が買っておいてくれたたい焼きを朝ごはんに、ぽちぽちと文章を打っている。
こないだの休日に、映画「ちひろさん」を観た。
元風俗嬢のちひろさん(源氏名)が町の小さなお弁当屋さんで働く話。
快活で美人で人気者。ミステリアスな部分もあり、ひとりで生きてくことを恐れてないような大胆さ。
そのあとに漫画も読んだのだけど、あとがきに「ちひろさんに密着して描いてるドキュメンタリー風漫画。ちひろさんはきっとどこかにいる」という旨の話が書かれていて、ほーっとなった。
確かに、いそうだし、いて欲しい。絶妙な塩梅のリアルさだった。
それで思い出した本がある。こないだ読了した「汝、星のごとく」という本。(まだ記事は書けていない)その本の中のテーマと少し重なる部分がある気がした。
現代の孤独、の話。
「汝、星のごとく」に出てくる主人公たちも、ちひろさんも、前向きに生きてるように見えて、ふとした瞬間に闇に呑まれそうになる。
産まれる場所や家庭環境は選べない。そこから強く這い上がっても、全てから逃れることは出来ない。簡単に「強いひとだ」と言ってしまうけど、その背景はどこまでも深い。強くならなければなかった人たちなのだ。
続けざまに感情を乱されるような物語に触れたから、自分がぶれちゃったのかなあ。
映画の有村架純さんが演じる「ちひろさん」が漫画とは違う独特の柔らかさを纏っていてとても好き。
本編の中で彼女が「目を見ればどんな人か分かるよ」ということを言っていて、背筋が伸びる思いもした。今の私の目は綺麗だろうか。人に信頼される目だろうか。そんなことを考えてしまう。
今日も上手くまとまらなかったけど、「ちひろさん」、おすすめです。Netflixで観れます。
それでは、今日もよい一日を。
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