「汝、星のごとく」
今日は6冊目の読書記録です。
読むペースに記事の更新が追いついていない…。由々しき事態です。
また、今回は比較的大きなネタバレを含みます。何も知らないで読みたい!という方はお控えください。
読んだのは、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」。
本屋大賞1位になりましたね。
実はそれを見て、あっ書かなければ!となりました。
読んだのは先月の中頃。コミュニティ内でこの本の読書会が開かれるという投稿を見て手に取りました。当日は仕事で参加できませんでしたが、きっかけに感謝です。
結果。一気読みでした。
あらすじはこんな感じ。
比較的重たい現代の問題が凝縮されている。
けれど、テンポよく流れるように話が進んでいくため読みやすかったです。
時間軸ごとに主人公ふたりの話が交互に書かれていて、第三者から見たすれ違いやもどかしさも強く感じました。
ただ個人的な感想としては、あまり得意ではない内容だったなあと。
昔から、犬や病気が関係してくる感動系の物語が苦手です。
たまーに観て確実に泣いてしまうのですが、これをエンタメとして享受している自分に嫌気がさしてくる。
かわいそう、でも感動した、と思うのは、周りが仕立て上げてるような、本人たちに対しての侮辱のような居心地の悪さを感じてしまうのです…。
今回出てきた病気が母が亡くなったものと同じだったから、より強く思うのかもしれません。
ただ、この世界にはこういう苦しみを持った人がいる、という事実を知ることができるのは大切だとも思います。物語を通してなので、なお伝わりやすい。
問題に対して働きかけることはできずとも、この知識がどこかで何かのきっかけになるかもしれない。それでなくとも、知ることで自分の世界に厚みを待たせることができるような。読書は世界の幅を広げてくれる、を実感。
自分と同い年くらいの時の主人公たちの葛藤は、読んでいて共感の嵐でした。周りの大人たちもかっこよかった。
少し長くなってしまいますが、今回も心に残った言葉をいくつか書き出して終わります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは、また明日。
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