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あなたはどのパラダイムで生きているだろう?

経営の世界に、ティール組織が台頭し、”組織”には様々なパラダイムがあることがわかってきました。(ティール組織の話はこちら

レッド
アンバー
オレンジ
グリーン
ティール

と順々にシフトしていくことが明らかになっていますが、そのパラダイムというのは、何も会社や小さな組織に限らず、国や、地球単位でも、なんなら神羅万象そうなってるんじゃないかなとふと思ったひろきです。

今日は組織の進化と時代の変遷がうっかりリンクしちゃってるって話をお届けいたします!

ではいこうっ!!

1−1.「アンバー」な戦争の時代

自分たちも実感できる程度の歴史で遡るならば、第二次世界大戦をしていた昭和初期から中期になるまでの間、日本は、まさに『アンバー』であったと言えます。
アンバーは階層で人間が統治されていて、自分の役割を全うすることを求められた時代です。
自分の中にある想いよりも、「お国のため」と言って死んでいった戦士、残された家族を支えようと頑張っていた女性の方達。
自分の置かれた立場をこそが尊いこととして、生きていた時代であったと言えます。

1−2.高度経済成長はまさに「オレンジ」

終戦後、日本は、復興するために、列強各国に経済で負けぬ国づくりを目指し、高度経済成長期を迎えます。
この時代は、まさに、『オレンジ』の時代であると言えるでしょう。
目標や数字を達成し、より多くをつかみとることが、豊かさであるとして、国中が動き出しました。
その結果、ものすごい力で物的な発展を遂げることができたわけです。


1−3.インターネットが拡大させた「グリーン」の時代

そして、平成に入りました。
平成の前半は、昭和のオレンジを継続し、ものづくりに励んでいたように感じられますが、その作り出すもの自体の質に変化が生まれました。
それは、物質的な”もの”ではなく、ネットなどの目に見えない”サービス”になったことです。
インターネットの普及によって、ITの産業が一気に成長を遂げました。
そのネットを利用して、これまでは繋がることのできなかった様々な人との繋がりが生まれたのです。
それはこれまで、TVやラジオ、雑誌などを通してしか得ることのできなかった知識や情報、価値観から、個人個人の持つそれらとの繋がりを生み、爆発的に多様性をもたらしました。

それは、組織の色で言えば「グリーン」の始まりであったと言えます。

グリーンのパラダイムは、上下関係でなく横の繋がりを大切にしていくことです。
人々が、横につながることで、意見の交換が活性化され、よりイノベーションが生まれやすくなります。
現実の世界で言えば、SNSや2チャンネルなど、意見のやり取りをする場が格段に増え、それまでになかった様々な機会が創出されてきたと言えます。

では、
この令和に入った現在、世界はどんなパラダイムを迎えているのでしょうか。

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2.令和に入った今、どんなパラダイムになっているのか

注目したいのが、
『令和の時代が始まりました!日の本開闢と龍体文字』
という本で、著者のはせくらみゆきさんが使っている
令和の3Kという言葉です。


「共感・共時・共有」

(昭和の3Kである「高身長・高学歴・高収入」とは異なり、全て目に見えないものですね)

シェアハウスや、シェアオフィスなどに加えて最近は、シェアカーや、シェアキッチン、シェアペットなんかもあるみたいです。
令和に入り、みんなで共有するという機会がより一層増えてきた印象があります。

この、目に見えるものが共有されるというのはまさにグリーンの最初の段階です。
これが成熟してくると、目には見えないもののシェアが始まります。
それが共感や共時といったものです。

共感は、相手の気持ちを感じ、寄り添うこと。
共時は、シンクロニシティといって、思ってもいない偶然の一致です。

この二つについては、また別の機会に詳しく書くとして、
そういった目に見えないものを感じあい、それを指針に人間関係が構築され、社会が発展していく状態です。

まさに今は、このグリーンの後半の状態に入った段階と言えるのではないでしょうか。
最近は、電車のつり広告や、本屋さんでも「気持ち」や「感情」「引き寄せ」「魂」といった大きくくくればスピリチュアルとされる世界の内容を目にすることも当たり前のようになってきました。

実はこれまでもそれらはいくつかの企業で取り入れられてきてはいました(Googleが出版した『Search Inside Yourself』など)が、ようやく、社会全体の意識として、そちらに向いてきたことが顕著になってきたのです。

実際に、令和に入ってから様々な会社が、気持ちや感情を大切にした経営というものに着手し始めました。
ティール組織はその走りですが、ダイヤモンドメディアさんの『自然経営』アカツキさんの『ハートドリブン』の中にも、仲間と協働協力していくための共感や共有、共時の大切さについて言葉は違えど書かれています。

目に見えないものでの横の繋がりができ始め、「調和」「融合」といった言葉も多く飛び交うようになっています。

このボーダレスな感覚で生きていく社会を、頭ではなく、実践のレベルで、目の前にいる誰かと実感が得られるようになった時、初めて、新たなティールというパラダイムに向けた時代への変化が訪れるのではないかと予感してワクワクします。


ただお金を稼ぐだけでは、うまく回っていかない時代が到来しようとしています。

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2019年の11月に公開したこの記事でしたが、その後世界はコロナ禍へと突入していきました。

働き方の変化や、家で過ごす時間が増えたことなどで、自分の生き方について考え直す人も多かったのではないでしょうか。

・どんなことに時間を使いたいんだろう。
・どんな人と一緒に過ごしたいんだろう。
・自分が本当に大切にしたいものはなんなのだろう。

社会や会社の時間・ルールからの縛りが緩まったこの期間は、これまで見えなかった自分を知る機会に溢れていました。誰かや何かに合わせるのではなく、自分にとっての心地いいものや、しっくりくるものを選び始めた時、ついにティールの段階への道が見えてきます。

コロナは、そんなステージアップを強制的に巻き起こす機会になっているようにしか思えず、びっくりです。

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とはいえ、いきなり、自分のことや生き方について考え始めてみたけど、よくわかんない。でもこれまでの自分の生き方ではないことだけはわかってる。

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