岡田紗夜

乳と尻を放り出し小銭を稼ぐを生業とする者の、肉体以外の露出。

岡田紗夜

乳と尻を放り出し小銭を稼ぐを生業とする者の、肉体以外の露出。

最近の記事

安野モヨコの『脂肪と言う名の服を着て』に出てくる「あの子は身体じゃなくて心がデブ」という言葉、褒め言葉?

    • 大切

      震災が起きたりするとみんなが「自分の大切なもの」を思い出す。 本当に大切なもの。 そのとき、私はそんなに大切じゃないと気づかれる側のもの。 家族じゃない、恋人じゃない、平和のなかでしか、大切になれないもの。

      • 「人に夢を与える」その胡散臭さ

        ビヨンセのスーパーボウルの映像は元気出る。 やっぱりアメリカンドリームを達成した人の放つ陽のオーラは不幸を寄せ付けない。 海外の桁違いのセレブのド派手生活を見るのも同様に好き。 桁違いのセレブのリッチパワーは我々とは比較の対象にもならないので、嫉妬も絶望も湧かない。 ただただおもしれーッて感じ。 人に夢を与える。 それは、難しい。 どんなシンデレラストーリーを描けばいいか、塩梅が難しい。 かつて指原莉乃さんが「私でも一位になれるんだってみんなに伝えたい」と言っていたが、

        • 母校の学園祭で自分を見た。

          学生時代にいい思い出がない。 かといっていじめられていたとかもない。 私は、自分なりに言うなら、後悔ばかりの冴えない惨めで恥ずかしい学生時代を過ごした。 学生時代に出会って今も仲の良い友人は、1人もいないと言っていいだろう。 強いて言えば楽しかった思い出も、ほとんどソロ活動だ。 鬱や膨れ上がった自意識は、他人に関して過剰な反応を生み、私の学生生活をダメにした。 母校には近づきたくないと思いながら何年も過ごしてきた。 学生も苦手だし。 ふと、今年は学園祭に行ってみようと思

        安野モヨコの『脂肪と言う名の服を着て』に出てくる「あの子は身体じゃなくて心がデブ」という言葉、褒め言葉?

          ひとが家族を語る時

          子供の頃から家族自慢が苦手だった。 小学校の担任には私と同じくらいの子供がいて、先生の娘・息子が私たちと比べていかに賢いかを散々聞かされた。 先生はどんなつもりだったんだろうか。 先生からしたら大したことではないであろう、家庭の小さなエピソード紹介、子供の紹介により、私は先生に対して分厚い心の壁を作るに至った。 先生はこの教室にいる我が子と変わらぬ年の子どもたちを、自分の子とは違う阿保の小猿と見なして見下しているんだ、とよく分かったのだ。 それはそう。先生だって普通の人間

          ひとが家族を語る時

          永遠の一瞬

          幸せを感じたときに電車に飛び込んだり屋上から飛んだりする人がいるだろうな。 なんかわかる。幸せ噛み締めることはあとは落ちてくだけって思うのと隣り合わせだ。 その瞬間の絶対や永遠は嘘じゃない。 「永遠に〇〇」 その瞬間に永遠は確かにある。その瞬間の永遠は嘘じゃない本物なんだと思う。 でも次の瞬間にはもうなくなってるかも知れない本物。 今日はどうにかなっても、明日にはなくなるかもしれない。明後日には、3か月後には。 その幸せを永遠を、本物のまま壊れないまま変色もしないまま閉じ込め

          永遠の一瞬

          エロの聖域

          このエロ漫画よかったなぁ。(濃厚BL) 同じ人がかいてる倫理の先生の漫画も読んでみたいと思った。 成人漫画、気分が癒されるからよく見るけど、私がエロ漫画を好きなことを男性が性的に見るのは、なんかちょっとどうなんだろうな、解釈大丈夫なのかなって思う時がある。 だからこうやって全く男性受けしないであろうBLエロ漫画の話をしてみるが、それにキモいとか腐女子イイと思いますとか、何か男女の成人漫画を見てるときとは違う感想を抱かれたら、やっぱへんな気持ちになるだろうな。 二階堂奥歯

          エロの聖域

          下半身を露出した男性音楽家「露出をした女がコンテンツを荒らすのは不快」に見る、ハチミツ舐め太郎の有能さ。

          下半身を、もっと言えば男性器を露出した音楽家のYouTuberのかたが、以下のように言っていた。 私は基本的には単なる露出を生業にしている女だから、音楽や文学の土壌で脱いで評価されることはない。 でも、出演者全員がビキニを着て出るライブイベントでステージに立ったことはあるし、手作り料理をふるまうカフェイベントに水着姿で出ることも全然珍しくない。 そういう立場から思うのは、 ①露出は集客(集金)率を上げるための釣りだと演者自身が自覚している ②エロを入り口にして中身も見て

          下半身を露出した男性音楽家「露出をした女がコンテンツを荒らすのは不快」に見る、ハチミツ舐め太郎の有能さ。

          対象を変えて百回聞いた「唯一無二」

          対象を変えて百回聞いた「唯一無二」

          絶滅していいやつ

          大鬱かましてから1年が経とうとしている。 この半年くらい、自分が選択的に手に取っているのか、そうでないのかよくわからないが、触れる作品や現象が、「家族・夫婦・血縁」とかそういったものへの幻想をいよいよ本格的に解体する方向へ、私を向かわせている。 是枝監督の「怪物」良かった。そのことはまたあとでまとめたい。 特に虐待されていたわけでもないのに、家族愛や夫婦愛に制度以上の信用がない。 その幸せが全員の欺瞞や思い込みで成り立ってることに無自覚でいる人々には、恐ろしさすら感じて

          絶滅していいやつ

          『正欲』

          いいぞいいぞと聞いていた『正欲』が良かった。 これは何回か繰り返し読むのもいいなと思った。 繋がり・理解とかに感じる、胡散臭さがスッキリと描かれていて気持ちいい。 この本、読むと大抵がなぜかマイノリティ側に感情移入してしまうと思う。 この物語は「多様性の枠外にいるものの孤独と、近寄ってくる勘違い理解厨のウザさ」を描いたというよりも、「みんな孤独で救いようがないんだから、お互いそれを分かっておこうね」「自分の恥ずかしさを自覚しようね」を描いたんだと感じる。 だから多様性の枠

          頭の薬が効いて変わったこと

          ①朝の絶望感が薄れた……朝起き抜けの筆舌に尽くし難い絶望感、別人格感が薄れた気がする。その絶望感は中学生くらいからずっとあったので、薬が効いたことで、「これは性格じゃなくて病気だったのか? 中学から病気だった?」と逆にショックを受けた。 でも、頭の薬が効いてるから(脳を薬で無理やり矯正してるから)かも。やっぱり朝弱いのが通常モードなんじゃないか、とも思う。 いつか薬をなくしても「治る」のか、薬が切れたら元に戻るのか分からん、という感じ。 あと、今、バイトを昼からにしてる

          頭の薬が効いて変わったこと

          効いたカモ🦆

          頭薬が効いてきてるかもしれない。 ちょっと元気。 朝起き上がれなくて、2週間くらい前に「もう通常の仕事はできまいトホホ」と、シフトを昼から勤務に変えてもらった。 人糞製造機の自分を毎日嫌いになっていって、金もないけど、休みも無い。とにかく眠いし、とにかく寝たい。 毎日寝ることと自然死を願っていた。 桜の木を見て綺麗だね、と思うより前に、あのぶっとい枝ならロープかけてこのガタイ吊るしてもイケるんじゃないか?と思う。 それを希死念慮って呼ぶんだよンと知るまでに10年くらいかかっ

          効いたカモ🦆

          🧜‍♀️

          小説版「トーマの心臓」の舞台は、少年たちが暮らすヨーロッパのギムナジウムから日本のトンチキ大学院にすげ替えられ、当然主人公たちは安居酒屋でウェイする陰毛の生えそろった年頃の男にされた。 電車に乗ってるとお城が見えてくる。 原作では儚げで美しいヨーロッパの古城も、小説版では名古屋城だか熊本城だか大阪城だかになっていた。 私がもう少し繊細だったら手首切ってたと思う。 この一点と、ペットに萩尾望都の名前をつけた点からして、私は筆者をサイコパスだと考えている。 リトルマーメイド

          🧜‍♀️

          頭は内臓、心は謎。

          頭病院に行った。 精神とか心とか曖昧なものは形も掴めないし治し方が分からないけれど、頭や脳や内臓と呼べば治し方が分かる気がするから頭病院と呼んでいる。 頭薬と整腸剤をもらったあと、チョコザップでフンフンと筋肉を痛めつけ、銭湯とサウナで自律神経にムチを入れてきた。 久しぶりのサウナはガラガラで快適だった。 途中から男児を連れた人が入ってきて勝手に気まずくなった。 無産の女である私は、現状自分の面倒を見るのが精一杯で、人に迷惑をかけずに生きてせいぜい死ぬのがやっとである。

          頭は内臓、心は謎。

          じゃないほう

          美しい容姿の人がメンヘラになったり自殺したりすると崇められるけど、容姿が良くないと勝手に死んでください病んでも知りませんよくあることですみたいになるの、かなり悔しいよなぁ。 私は自傷癖のあるカリスマアイドルの子が好きなんだけど、ある日、その子がリスカ画像をSNSにアップしたとき、リプ欄に「あなたは他のメンヘラとは違うんだからこんなことしないで」という男オタからのリプを見つけた。 他のメンヘラとは違うっていうのは、可愛くて、芸能やSNS才能があって、スタイルもセンスもよくて、

          じゃないほう