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■終わったあとの私的雑感:検印本ありました!

Clubhouseに於いて、新聞書評欄の本の紹介をほぼ土曜日に、こつこつ音声ライブ配信を本の選者と私(ほぼツッコミ役)の2人でしています
こちらの記事は、その後の私の雑感を配信直後やまた思いついたときに記しています。気軽にお読みただければ幸いです。

終わったあとの私的雑感:検印本ありました!

アフタートークとして「検印本」の話になりました。
そもそも私が「昔は本の最後に判子とぴらぴらの薄い紙が貼り付けてましたよね?あれは何ですか」と、いう質問をしたからなのですが。
その質問を、迎え討つは本の仕事に携わっていたお二人。

著作検印について
「目的は本の著者が制作部数を確認するためのもので、用紙にはんこを捺して、発行部数を確認していました。」

https://media.stamp-box.jp/articles/14206334925

昔の「文字を拾う」作業をしていた頃、本の編集作業について色々お話くださいました。
この、文字を拾うということも私にとっては実感が伴わない言葉。
なんともピンと来ない独特の言い回しをされていたのです。
これは、実際に身体を使った本作りをしていた人だからこそ出てきた言葉なのだろうと思います。
活版印刷では活字拾いという言葉も使われたいたようです。
文字を一文字ずつ棚から選んでいく。まさに拾う作業。
しかし、同じ言葉なのですが、文字を拾う作業には他にもあったそうなのです。
その経験は今では実際に体験すること難しく、また当たり前の流れ作業の一部だったので文章として残すこともあまりなかろうかと。
伝聞としてならば、昔の懐かしい思い出話として受け継がれていくのではなかろうか、とお話を聞いていました。

ですので、恐らく一年後くらいに、私はこの話を嬉々として誰かに話していそう。最悪は、話してくださった御本人にこの話していそう。
伝聞由のあるあるですね。

これらの話の詳細はライブ配信を聞かれた人だけに。
もしよろしければ一度聞きにお越しください。
※clubhouse配信です。

そして私の本棚の検印本はこちら。(写真)
処分した本の中にも検印された本があったな、と薄目で懐かしく。
否、手放した後悔もあり。
ひょんな話から本にまつわるあれこれ懐古する時間となりました。

おしまい。

奥付 「歌舞伎 虚と実」坂東三津五郎
八代目・坂東三津五郎 検印 赤枠だけやないかい!
奥付 「歌舞伎 花と実」坂東三津五郎
「虚仮の戯言」坂東三津五郎 検印廃止の記載が見えます

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