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【読書感想文】どこでも誰とでも働けるには?~転職当たり前時代に役立つ考え方

こんにちは。「どこでも誰とでも働ける」の読書感想文です。

今転職が当たり前になっている時代、色んな本が出ていますが、キャリアを自ら選択していくことの重要性そして考え方を具体的に書いている本でした。



本の要約

「どこでも誰とでも働ける」の定義

1.どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人間になる

2. 世界中のどこでも、好きな場所にいながら、気の合う人と巡りあって働ける


これからの働き方を変える世の中の大きな変化

1. 社会やビジネスがよりインターネット化する=リンク、フラット、シェア

2. これから活躍できるのは、「プロフェッショナル」=医師や弁護士のような伝統的な職業だけを意味しない。自分で自分を律して成果を出し、それを相手に説明し、相手が理解・評価してくれること。

3. 会社と個人の関係が変わる

その他、気になったところ

  • 試行回数をどこまで上げるか?が勝負を分ける。失敗しても取り返しがつく世の中になってきた、ということは、裏を返せば数多く失敗して、DCPAサイクルをたくさん回した人の方が学びが多い。

  • 相手の期待値をコントロールする。転職後新しい職場に変わるとき、新しいクライアントと仕事をするときは、自分から「~が得意です」とアピールするよりも、一旦相手に値踏みさせて、それをいい意味で裏切ったほうが、そのあとの仕事は断然とりやすくなる。=つまり、お客様の期待値をコントロールする。ポイントは、相手の期待値を必要以上に上げすぎない。

  • 仕事ではまず、全体像と制約条件、意思決定のプロセスを押さえる(ブランクチャートの活用)

  • 自分で機会を拾いに行き、そこで成果を出したりチャレンジする姿勢を見せると大きな仕事、もっとチャレンジングな仕事が自分のところにやってくる。仕事を自分ごと化して、目的意識を持って取り組んでいると、それを見ていたほかの人が紹介してくれる。そういうループができると、成長が加速する。

  • 転職は目的ではなく手段としてとらえる。個人的な動機からの、「この会社で自分のスキルや知識、人脈、外向きの肩書を手に入れたい」という手段としての転職があってもよい。著者の友人の例: ファイナンスのプロを目指していた。ファイナンスのプロは、どれだけトラブルを経験して処理してきたかが実績となる。あえて火中の栗を拾いにいった。入ってきたばかりの人材でも重要な仕事を任せてもらえる。

  • 比較的大きな会社で人脈をつくり、金額のそこそこ大きいプロジェクトを経験したあと、その経験をもって小さな会社に転職すると、大抵肩書が上がる。大きな会社がやりたがらないような新しいことに取り組み、成果を出す。すると今度はその肩書のまま大きな会社に転職できる。大きな会社の肩書を使って、そこでしか得られない経験を積み、その経験をもって小さな会社に転職すれば、もっと肩書が上がる。

  • 「始まりの場所」の見つけ方: テクノロジーの動向をチェックしていけば、だいたい何年後にこんなことがおきるか?の勘所が分かるようになる。未来予測のコツは、最新版を読むときに1,3年前のものを同時にチェックすること。そこで何が当たり、何が外れたのかを書き出しておく。すると、どの部分がボトルネックになって実現しなかったのか、課題はどこにあるのか見えてくる。

これからの働き方の鍵は"人脈"ではないか

最近X(Twitter)を見ていて思います。スタートアップ界隈の人たちをフォローしているのですが、皆さん目的意識をもって特定のコミュニティに参加し、人と繋がっているように思います。

キャリアを成長させていくならば、こうした人脈をコツコツ構築していくことが本当に大事なのだと思い知らされます。

人脈を通じて新たなチャンスや情報を得ることができるだけでなく、異なる視点や経験から学びを得ることも可能になりました。SNSも使うのが当たり前になり、そうした情報を得やすくなりましたよね。そのため、自らのスキルや目標に合ったコミュニティやイベントに積極的に参加し、関係を築いていくことが重要です。目的意識を持ちながらも、人脈の拡大と活用を通じて、より豊かなキャリアの構築を目指していくことが重要だと私は改めてこの本を読んで感じました。


合わせて読みたい

Hot pepper 「ミラクルストーリー」
参考文献の1つに紹介されていました。過去私も読んだことがあるので、ぜひ読んでみてください。

リードホフマン「アライアンス」
この本の中の参考文献の1つに紹介されていた本です。

この本も合わせて読んでみると、キャリア選択の理解が深まると思います。


その他にも、イベントレポートや読書感想文を書いています。ご興味あればぜひご覧ください。


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