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これからの時代に求められる能力〜「起業家の思考法」読書感想文

終身雇用の時代が終わると叫ばれる昨今、私は今からでも自分で稼ぐために日々どのような仕事をしたいのか、自分にはどんなことができるのか…云々と考えています。今回は"起業家"という切り口から考え方を学ぶために、この本を手に取りました。

起業家を目指す人に限らず、自力で仕事をしたい人にぜひ読んで欲しい一冊です。



本の要約

  • 自分の頭で考え、意思決定を行う。リスクを負って仕事をする。すごい起業家の5つの考え方(発見力、別解力、実現力、失敗力、成長力)

  • 問題を自分で見つけ、自分なりの答えを出して検証する力が必要。

  • 成果が出ない1つの案として、向いていないところで無駄な努力をしている可能性。ライバルが何人いるかも重要。自分以外の何かとの関係性でしか、自分の適性はあぶり出せない。

  • 発見力の8M: 目的、目標、問題、昔(過去の問題)、自分(myselfの強み、弱み)、周り、マーケット(市場の状況、競合など: 3C)、未来(今後の課題も踏まえて考える)→リクルートの新規事業提案制度にて、新人だけのチームを作り、社外のエースを仲間にする

  • 別解は3つのやり方の組み合わせ(オリジナル案、逆転案:優等生案の反対、優等生案)

  • 満点の100点ではなく、青天井を目指す。組織の枠組みを超えることが可能に。


インプット量とアウトプット能力の活かし方

ここ最近で分かったことなのですが、教科書に書かれているようなアイディアは仕事では求められていないように思います。Googleで調べたらそれなりに分かってしまいますし、なんならChatGPTが検索エンジン化しており、回答を出してもらえます。わざわざ他人にアイディアを求めなくても、解決することができます。

では変化球のアイディアを出すためには、特別な能力が必要でしょうか。
私は違うと思います。より多くのインプットを行うことで引き出しの数(アウトプット)が増えるという見解に(今のところ)至っています。

そして、どの引き出しをどのタイミングで(どの場で)出すかもまた、今後の時代で重宝されるスキルであるように思います。

例えば、数日前に読んだ本に書いてあったようなアイディアをちょっと真似すれば、自分の仕事に活かすことができるかも?と思った経験ありませんか?あの感覚です。大量のインプットを行ったからこそ引き出しが大量にでき、ここぞというときに適切な引き出しを開けることができるかどうか。そのタイミングも他人の出方や世間の風潮…までタイミングを読む能力もまた必要かと。

こういう感覚を、"起業家の思考法"としてまとめている本です。


合わせて読みたい

この本を読む前に、「会社は学校じゃねぇんだよ」というドラマを見ていました。このドラマは、起業家を主人公にしたストーリーで起業の際に生じるあらゆる障害をリアルに再現しています。起業についてイメージが湧きづらい、という方はドラマを先にご覧いただくといいかもしれません。


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