"ファストフォロワー"のつくりかた(導入編)
こんにちは。「売上の地図」の著者・池田さんが主宰されている「MARPS(マープス)」という講座に参加しています。
今回は、池田さんの会社にお勤めの高橋さんがゲストとして登壇されていました。そのイベントレポートです。
ファンに目を向けるのはなぜ必要か
全員におもてなしすると、軸がぶれてしまう。ファンに目を向けるのはなぜ必要か?
1. ファンに買ってもらうこと→特定の市場環境では有効だが、ビジネスへの貢献は限定的(例: 値下げをしなければならない、とか。)
2. ファンの資産をレバレッジしていく。
→ファンの生み出す仕組みによって整えていく。
ファンコミュニティにおける5つの失敗要因
本当のファンがコミュニティに参加してくれない
ファンがコミュニティで活動してくれない
コミュニティでの熱量が高まらない
コミュニティ内のLTVを高めても、ビジネスインパクトが生まれない
コミュニティのROIが合わない
ファストフォロワーの定義
・影響力が高い
・価値への貢献(要注目!)
価値を見つける方法
事例1: snaq me
・BOXが届いたときに価値を感じているのでは?という仮説を、顧客のインタビューから得る
→自分が届いたお菓子の中で、嫌いなものが残らないようにシャッフルしておやつを食べていた。
事例2: post coffee
大量のUGCをひとつひとつ確認し、コーヒーのWhoとWhatを模索
事例3:ポケットマルシェ
出品する農家にフィードバックをする。農家の販売スキルがついてくる。「ポケマル寺小屋」を開催。消費者が様々なフィードバックをする環境が自然と醸成された。お互いに情報を伝え合うカルチャーを作った。
→買ってもらった消費者にリピートしてもらうようにした。
Q. 鬼気迫るように顧客にヒアリングをしているイメージの企業。なぜそこまで?
→ファンに聞けば聞くほど、奥深さと多様性に直面していくからなのでは。
つまり、
・時系列で捉える
・特異な点を把握する
・製品、サービスがどんな存在かを見極める
↓
ファンをコピーしていくのではなく、ファンが感じる価値をコピーしていく
価値を伝える方法
事例: YAMAP
登山の道のログデータを持っているので、道に迷いやすい道を紹介している。
→アプリユーザーのデータを、外部の人も利用しやすいようにリリースを出していることが特徴。
ユーザーの声をただ拾うだけでは足りない。そこから仮説を見つけていく力がマーケターには必要。
LTVを向上させないと、売れません。というようなマーケティングのTipsを聞いたことはありませんか?じゃあLTVってなに?ファンを作る?ファンを作れば売れるのか?というと…そうではありません。
ファンを作るにはすごく時間がかかります。ファンコミュニティを作ったとてアイドルグループのファンクラブのようなイメージをされていると、時間とお金だけが出ていく…未来になっているかもしれません。
ここに出てきた事例の企業さんは、今後「MARPS」でゲストに登壇されるそうです。今後の回に参加したらまた更新しようと思います。
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