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時間を増やすシンプルな方法

 日常生活で「時間がない」、と思うことが良くある。やりたいこと、やらなくてはならないこと、キリがない。

時間を作るにはどうすれば良いだろう? と考えてみる。


 時間は有限で、価値がある。時間を制すものは人生を制すのでは、とさえ思う。

 ある考えが頭をよぎった。「もしかすると時間を作ることにも、効率的な考え方があるのではないだろうか。」

 そうして見つけたのが「ECRS(イクルス)の原則」だった。もともとは業務改善に関するフレームワークだ。

 ECRSはそれぞれ、Eliminate、Combine、Rearrannge、Simplifyの頭文字である。

 ポイントは考える順序、つまり「E⇒C⇒R⇒S」の順に効果が高いということだ。

 それぞれ日常の具体例とともに解説をしてみる。


①E ・・・ Eliminate/排除する

 そもそも必要かどうかを考え、必要でないものをやらないと決める。これがEliminateである。

 例えば、何となく続けていた英語の勉強をやめてみる。途中で飽きたドラマを観るのをやめる。買ったまま積まれている本を売る、など。

 やらないと決めることが一番効果がある。それだけで数時間、数日単位の時間が削減できるのだ。

 人のリソースは限られている。今本当に達成したいことにつながるものだけを選択し、集中するための判断をしよう。

②C ・・・ Combine/結合する

 まとめてできないかを考えるのがCombine。

 例えば、ごみ捨てのタイミングで散歩をしてみる。友人とのランチを楽しみながら、お悩み相談してみる。インタビューの内容を文字起こししてnoteで発信する、など。

 一つの行動で複数の課題やミッションをこなすことができないか、を考える。

③R ・・・ Rearrange/組み替える

順序や手段、人を入れ替えるのがRearrange。

 疲れた夜ではなく、元気な朝の時間に物事の整理をする。洗い物は得意な人が担当する。ショッピングをネットに変える、など。

 別の順序や手段だとどうなるかを模索することで効率をあげる。

④S ・・・ Simplify/簡単にする

 パソコンの辞書登録をする。スマホのホーム画面を整理する。何かを作るときにテンプレートを使う、など。

 時間を作る、効率化を考えるときに、Sだけを皆考えがちな気がする。

 自分はこのフレームワークを使って、自分の1日の行動を整理した。具体的には、平日と休日それぞれの行動を縦に書き、ECRSの観点を横軸としマトリクスを埋めた。


 案外、こんなきっかけで時間が作れたりするものである。

 是非お試しあれ。

 最後に忙しい皆さんに一つアドバイスするとすれば、

愛する人との時間は減らさないようにした方が良い、ということ。

 こればかりは削減対象外、むしろ増やすことをオススメしたい!

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