ただの日記(20240516)
ある日突然不眠症になってから、微妙に嫌な夢をよく見る。
集合時間に間に合わないとか、台詞もストーリーも知らないまま演劇の舞台に立たされるとか。母親に向かって叫んで怒りをぶつけていたりとか。
たぶん過去に嫌だったこととか無意識下で恐れていることとかを夢で発散しているのだと思う。そんなにストレスを感じているのだろうか。よくわからない。
他の人はもっと大変なはずなのだからもっと頑張らなければと思う傾向が僕にはある。
中学生のとき、長距離走が苦手だったが、ぼくよりずっと速く走れるみんなは僕よりずっと苦しい思いをしているに違いないと漠然と思っていた。実際には僕には貧血があったしたぶんその頃から鬱もあって、みんなは僕よりずっと楽に走れていた。気付いた日から走ることを頑張れなくなった。
自分が鬱病だなんて思っていなかった。鬱病の人はきっともっと苦しくて、自分はただダメな奴なだけだと思っていた。去年の秋に精神科に行って、鬱じゃないかと言われ、生活全般を頑張れなくなった。
今は仕事も減らし、大した外出もせず、やりたくないことは極力やらずにだらだら暮らしている。これで良かったのかどうかわからない。ただ遅かれ早かれ限界は来ていたのだろうと思う。子供の頃が一番我慢強かった。年齢を重ねるごとに針の筵の上に足を押し出す力が弱くなっている自覚があった。針に刺されながら進むのが普通ではないと知ったら痛みに耐えられなくなった。
自分の痛みを大したことないと思うようになったのは母親のせいだと思う。幼い子供に向かって、あんたのせいで私はこんなに大変、あんたのためにこんなに頑張ってあげたのにとアピールし、あんただけ楽して良いご身分ねと嫌味を言うような人だったから。遊ぶことや休むことに罪悪感を植え付けられた。
今にして思えばその時その時でできる限り、時には限界を越えて頑張っていたのだろうと思う。カウンセラーさんの言う通り、これまでよく生き延びた。もうしばらくはだらだらごろごろ過ごすとしよう。
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