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世界設定資料集

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本シリーズは直凪の内側にある世界の骨子を記録したもの、あるいは直凪教の経典です。  あなたの知っている現実世界に即していないのならこれはきっとフィクションです。あまり真に受けない… もっと読む
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記事一覧

世界設定資料集 4.4 自分を大切にすること

 自分のしてほしいことを相手にしてあげようとか、自分を愛するように人を愛そうとか言われる…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 4.3 個々人の宗教

 人はそれぞれ個別の宗教を持っているものである。まとまった教義も聖典も何もなくても、人は…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 4.2 自己否定

 自己否定は慢性的に続く息の詰まるような苦しみをもたらす。  他者からの否定による傷付き…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 4.1 期待

 心の苦しみの原因として第一に挙げられるのは「期待」である。  当たり前に手に入ると思っ…

Hitanagi
9か月前

世界設定資料集 3.3 善人と悪人

 「善人」「悪人」という言葉には、周りの人々にとって都合の良い人、都合の悪い人というニュ…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 3.2 混沌

 世界は人が思うより混沌としている。人間社会のルールは所詮人間が勝手に決めたものであり、…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 3.1 心がすべてを作る

 街というものは丸ごと一つの聖域である。人間の理解や管理の及ばない闇や混沌を締め出し、人間にとって安全で秩序正しい空間を境界線の内部に作り出す。  現代の街の内側では、非情な神がルールを作り、あらゆるものを貨幣に換算し、人間の価値を決める。聖域をより強く、より大きくできる人間が高く評価される。そうでない人間は低く査定され、日の当たらない片隅に追いやられる。  無価値とみなされる恐怖から逃れるために、人は必死で努力する。価値があるとされるものを手に入れ、自らの能力を証明する

世界設定資料集 2.3 認識

 世界をありのままに認識することはできない。人間が認識できるのは、人間の感覚器官を通して…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 2.2 総体としての自己

 意識だけが「私」ではない。心だけが「私」ではない。様々なパーツが寄り集まった雲のような…

Hitanagi
9か月前
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世界設定資料集 2.1 進化

 太古の海の熱や光で大量に合成された有機物の中に、偶然にも自分自身のコピーを作ることがで…

Hitanagi
10か月前
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世界設定資料集 1.2 ひとつながりの宇宙

 宇宙は切れ目なく繋がっている。  境界線は人間が決めた概念上の存在であり、人間が観測し…

Hitanagi
10か月前
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世界設定資料集 1.1 創世神話

 はじめに炎があった。  炎の中にすべてがあった。  炎は瞬く間に闇を走り抜け、覆い尽く…

Hitanagi
10か月前
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世界設定資料集 はじめに/目次

 本シリーズは直凪の内側にある世界の骨子をまとめたもの、あるいは直凪教の経典です。  あ…

Hitanagi
10か月前
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