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『そうだ、ミニマリストになろう。Day-8: いつかの日か、不安から解放されるまで』

<30日かけて500個近くのモノを処分(主に寄付)する30日ミニマリストゲームを実践中>

こんまりさんはアメリカでもNetflixで大人気だが、それに気がついたのは1年半ほど前にヨガの講師が「こんまりはかわいい」と言っているのを小耳に挟んだこと。フツーのアメリカ人がフツーに会話する中で名前が出てきてもみんなわかるんだな、かなり浸透したんだな、と驚いた。彼女は「膝をついてお辞儀する仕草さの丁寧さにオーラを感じる」と言っていた。ちなみにトキメキはSpark joyと訳されている。

先日見ていたTEDで、自分自身も溜め込み屋(hoarder)だったが、のちにTV番組HOARDERSで掃除屋として有名になった方のトークを見ていた。彼曰く「スパークジョイもいいが、問題は溜め込み家にとっての問題はすべてにスパークジョイを感じることだ!」と。だから結局捨てられない。

ちなみにアメリカではゴミ屋敷になるまで溜め込む(hoarding)のは精神的疾患ありで医療やカウンセラーなどのケアが必要とみなされる。

捨てること=物を粗末にすること

と言うネガティブな考え方を大きく変換させたのは「断捨離」という言葉を使うようになったからだと思う。

「最近家も散らかってるし、運気も今ひとつだから、断捨離しようかな」と言う言葉にネガティブさは感じられない。これが「捨てる」だったらダメだった。断捨離は、

捨てること=モノへの執着を手放す

と、誰もが持っていた罪悪感を薄めることができる大きな救世主だったのだろう。流行語にもなるわけだ。

もったいないお化け(死語?)よ、安らかに眠れ〜。君の時代は終わったのだ。(多分、ね!)

とはいえ、多くの人にとって、何を基準に捨てるか?が、最も難しい。こんまりメソッドが受けたのはそこを一つ明確にしたからだと思う。

「使うか、使わないか」の基準には曖昧さが残る。「いつか使う」と言う奥の手がある。その点「ときめくかどうか」にも(ときめかなかったら処分して、本当に必要ならばいつか買い換えればいい)と言う秘策がある。そこには希望がある。

手放せるかどうかは、将来の自分を信用できるかどうかだ。買えるだけの十分なお金がなくなったらどうしようという経済的不安があれば、手放すのは難しくなる。また「今度いつお金が入るかわからない」という怯えがある人は、お金があるうちに一時も早く何かを買ってモノに交換してしまう。

ミニマリストの本髄は、モノがなくても、買わなくても生きていける、という状態から一歩進んで、「これだけの収入でも生活できる」と知ることだろう。そこには不安からの解放がある。

だとしたら、私もモノを処分した先には、家計のミニマル化まで行く必要があるのだろう。まだそこまではいっていないが、クリスマスや大晦日にかけてモノを処分し、来年はしっかり収支管理をしたいなぁ。「これだけの収入でも小さくかつ(気持ちは)贅沢に暮らしていける」と不安のない日々にしたい。

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30 day minimalist game

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Day 8: Silicone food covers

30日ミニマリストゲームとは、
1日目に1個
2日目に2個
・・・
30日目に30個というふうに、モノを処分していくゲームです。無事30日を終了すれば、500個近いモノを処分することになります。

冒頭の映画にも出てくるアメリカで有名なミニマリストが運営するサイト
Theminimalists.com
からのアイデアです。

ちなみにアメリカでは、寄付をしやすい環境にあるので、私が処分しているものの9割は寄付に回っています。




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